AAR/王朝序曲/1232年のローマ帝国
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[[AAR/王朝序曲]]
*幕間２ 1232年のローマ帝国 [#j32ded41]
**現状分析 [#n26ca3f7]
***皇帝シャルル１世 [#m743f83c]
父はローマ皇帝ルイ１世、母は上ブルゴーニュ女公ブルンヒル...
皇后バルバラは上ロレーヌ女公である。
その長い治世に多くの外征を行い数多の王国を帝国の版図に編...
その長い治世に多くの臣下を粛清し、時には裏切りや暗殺も辞...
そんなシャルルを覇道に向かわせたものは何か。
神への絶対的な信仰である。
#ref(000_1232.jpg,nolink)
皇帝シャルル１世 外交が高いのはカペー家歴代の当主に共通...
長子相続で有能な当主を出し続ける秘訣は自分で教育すること...
1232年現在、シャルルは以下の称号を保持している。
神の恩寵によるローマ皇帝、フランス、イングランド、アラゴ...
ヴァロワ、オルレアン、フランドル、ベッドフォード、トスカ...
パリ、オルレアン、アミアン、アルトワ、ブリュッヘ、ヘント...
皇帝は騎兵２万４千からなる近衛騎士団（常備軍）を擁してお...
近衛騎士団はシャルルの治世を通して拡大が続けられ、治世末...
また財政収支も安定しており皇帝の権力基盤は盤石といってよ...
#ref(001_1232.jpg,nolink)
年間収入は1120Gに達する
***世界情勢 [#q294a818]
すでに帝国に比肩しうる勢力は存在しない。
#ref(002_1232.jpg,nolink)
1232年の勢力図
#ref(003_1232.jpg,nolink)
動員兵力の比較
動員兵力が５万を超える国は７つある。
ローマ帝国、神聖ローマ帝国、ビザンティン帝国、ファーティ...
#ref(004_1232.jpg,nolink)
神聖ローマ皇帝ジークフリート２世 ツェーリンゲン王朝嫡流...
#ref(005_1232.jpg,nolink)
ビザンティン皇帝ダニエル シャルルの曽祖父フィリップ２世...
#ref(006_1232.jpg,nolink)
ファーティマ王朝《カリフ》ラフィク ファーティマ家では傍...
#ref(007_1232.jpg,nolink)
セルジューク王朝《スルタン》イナル 後宮にこもり美女と美...
#ref(008_1232.jpg,nolink)
モスクワ大公ムスティスラフ ロシアの大族リューク家の惣領...
#ref(009_1232.jpg,nolink)
ジョチ・ウルス《大ハーン》バトゥ この世界のバトゥは悪魔...
このうち、どこが残りどこが脱落するのか。
その答えは神のみぞ知る。
***帝国の情勢 [#we9814a5]
ブリテン島の情勢に大きな変化は無い。
イングランドは帝国領、アイルランドの南半分がマンスター小...
ちなみにナヴァラ王国はイベリア半島の領土を喪失している為...
#ref(010_1232.jpg,nolink)
1232年のブリテン島
イベリア半島は大半が帝国領となっている。
かろうじてカスティーリャが存続しているが帝国に併合される...
#ref(011_1232.jpg,nolink)
1232年のイベリア半島
イタリア半島も大半が帝国領となっている。
ただ、残る地域が教皇領、神聖ローマ帝国領、ビザンティン帝...
海洋商業共和国は唯一ピサ共和国のみが健在だが、帝国にとっ...
#ref(012_1232.jpg,nolink)
1232年のイタリア半島
中東欧は帝国にとって縁の薄い地域だったが、ハンガリーが帝...
帝国の統一的運営の為には飛び地状態を解消する必要があり、...
また、帝国がポーランドやバルカン半島へ進出する為の前線基...
#ref(013_1232.jpg,nolink)
1232年の中東欧
シャルルの即位によって、彼が母から継承していた上ブルゴー...
これにより旧ブルグント王国領の過半を版図に加えたシャルル...
しかしサヴォイア地方がいまだ神聖ローマ帝国に属しており、...
#ref(014_1232.jpg,nolink)
1232年のブルグント
***顧問団 [#l6dfef3c]
シャルルの顧問団は父帝ルイのそれをそのまま継承している。
君主と顧問団に権力が集中する体制はフランス王国時代と変わ...
#ref(015_1232.jpg,nolink)
シャルル１世即位時点の帝国顧問団
大臣エルサレム王エドゥアールはルイ６世の次男でシャルル帝...
温厚篤実な好人物で諸侯からの人望も厚く、兄帝の補佐役とし...
ただ、大臣は顧問団の首班であり事実上の帝国宰相である。
兄帝亡き今、補佐役タイプのエドゥアールが宰相として帝国を...
その手腕はこれから問われる事になるであろう。
元帥ノーサンバーランド公スタニスラフはロシア出身の武人で...
当初は断絶したジャルゴー男爵家の名跡を継いでいたが、ハン...
普段は寡黙で不器用な男である。
しかし戦場では極めて有能な猛将で、フレグ旗下のモンゴル兵...
家令サンセポルクロ男爵ルノーは家令に就任してまだ１ヶ月に...
前家令ウンベールの後任候補として早くから将来を嘱望されて...
余談ながらサンセポルクロは会計学の父ルカ・パリョーリの出...
密偵長パボーム男爵テカは旧ヌビア王家の血を引く黒人である。
一見すると慇懃で物腰が柔らかい好人物だが、その本性は権力...
帝国中に密偵網を張り巡らし危険分子を容赦なく監獄に送る政...
なお、彼が同性愛者であることは公然の秘密である。
宮廷司祭長カンタベリー大司教フレデリックは平民の生まれな...
神学の知識だけでなく人徳にも優れ国中から慕われる名僧であ...
彼には優秀な愛弟子がおり、近い将来その弟子に宮廷司祭長の...
そしてその弟子こそが皇帝シャルルに決定的な影響を与え、帝...
***諸侯 [#s99d87c6]
皇位を継承したシャルルはその日のうちに弟たちに王位を授け...
これはカペーの慣例に則たものである。
具体的には次弟ルイがブルグント王、末弟ギシャールがガリシ...
#ref(016_1232.jpg,nolink)
ブルグント王ルイ 皇帝ルイ１世の次男 能力値にカペーのＤ...
#ref(017_1232.jpg,nolink)
ガリシア王ギシャール 皇帝ルイ１世の三男 生後二週間の乳...
1232年現在、帝国は１３の王国と６６の公領、１９３の伯領、...
皇帝が保持する称号と、公爵以上の封臣（陪臣も含む）は以下...
|フランス王|皇帝が兼務|皇帝|
|イングランド王|皇帝が兼務|皇帝|
|イタリア王|皇帝が兼務|皇帝|
|アラゴン王|皇帝が兼務|皇帝|
|アンダルシア王|皇帝が兼務|皇帝|
|アキテーヌ王|皇帝が兼務|皇帝|
|ブルグント王ルイ|カペー家|ローマ皇帝ルイ１世の次男|
|ガリシア王ギシャール|カペー家|ローマ皇帝ルイ１世の三男|
|エルサレム王エドゥアール|カペー家|フランス王ルイ６世の次...
|ポルトガル王ウスターシュ|カペー家|フランス王ルイ６世の三...
|レオン王ロタール|カペー家|フランス王ルイ６世の四男|
|ハンガリー王ベルトク|アールパード家|ローマ皇帝ルイ１世の...
|シチリア王アルナール|オートヴィル家|フランス王ルイ６世の...
|ヴァロワ公|フランス王たる皇帝が兼務|フランス王|
|オルレアン公|フランス王たる皇帝が兼務|フランス王|
|フランドル公|フランス王たる皇帝が兼務|フランス王|
|ベッドフォード公|イングランド王たる皇帝が兼務|イングラン...
|トスカーナ公|イタリア王たる皇帝が兼務|イタリア王|
|フェラーラ公|イタリア王たる皇帝が兼務|イタリア王|
|トレド公|アンダルシア王たる皇帝が兼務|アンダルシア王|
|アキテーヌ女公アリエノール|カペー家|フランス王フィリップ...
|ブルボン女公メリサンド|カペー家|フランス王フィリップ２世...
|ブルゴーニュ公ウンベール|カペー家|フランス王アンリ２世の...
|ガスコーニュ女公ヴァランス|カぺー家|フランス王フィリップ...
|ポワトゥ公ゴドフロワ|カペー家|フランス王フィリップ１世の...
|ブルターニュ公ティボー|カペー家|フランスフィリップ１世の...
|ノルマンディー公ヴァルラン|カペー家|フランス王アンリ１世...
|ベリー公アルノー|カロリング家|旧フランク王家|
|アンジュー公ジール|アンジュー家|フランク貴族|
|トゥールーズ公レーモン|ラ・マルシェ家|オクシタニア貴族|
|オーヴェルニュ公ジュリアン|オーヴェルニュ家|オクシタニア...
|シャンパーニュ大司教アンドレ|大司教|聖堂参事会による選出|
|ランカスター女公ボンヌ|カペー家女系|フランス王フィリップ...
|サマセット公エドムンド|ウェセックス家|旧イングランド王家|
|グロスターシャー公アベラール|ノルマンディー家|旧イングラ...
|ノーフォーク公エドフリス|ゴドウィン家|旧イングランド王家|
|ヨーク公サイテルベアルン|パンティエーヴル家|旧ブルターニ...
|ノーサンバーランド公スタニスラフ|ミクリニチ家|ロシア貴族|
|ヘレフォード公ユースタス公|アエルフリクソン家|アングロサ...
|コーンウォール公リオク|セルネウ家|ブルターニュ貴族|
|カンタベリー大司教フレデリック|大司教|聖堂参事会による選...
|ミラノ公グリエルモ|エステ家|イタリア貴族|
|ジェノヴァ女公アントワネット|フレユス家|イタリア貴族|
|モデナ公ステファン|パルマ家|イタリア貴族|
|スーザ公アナスタジオ|アレラミチ家|イタリア貴族|
|サルディニア大司教アントワーヌ|大司教|聖堂参事会による選...
|バレンシア公ロウボー|カペー家|フランス王アンリ２世の五男...
|マヨルカ公ウンベール|カペー家|ノルマンディー公家の傍流|
|ナヴァラ公ラモン|ヒメノ家|旧ガリシア王家|
|バダホス公ヌーニョ|ヒメノ家|カスティーリャ王家傍流|
|バルセロナ公イヴ|ブロワ家|旧シャンパーニュ公家|
|アラゴン公アルノー|ブルゴーニュ家|旧ブルゴーニュ公家|
|グラナダ公アルバル|バルセロナ家|旧バルセロナ公家|
|セビリア公ギラゴンカーン|パトライク家|アイルランド貴族|
|ムルシア公ウスターシュ|デノガルデ家|スペイン貴族|
|アルゲル大司教ジャフル|大司教|聖堂参事会による選出|
|上ブルゴーニュ公|ブルグント王が兼務|ブルグント王|
|ドーフィネ公|ブルグント王が兼務|ブルグント王|
|プロヴァンス公エチエンヌ|カペー家|フランス王アンリ２世の...
|ガリシア公|ガリシア王が兼務|ガリシア王|
|エルサレム公|エルサレム王が兼務|エルサレム王|
|アスカロン公ギリェン|カペー家女系|フランス王フィリップ１...
|ベハ公|ポルトガル王が兼務|ポルトガル王|
|ポルト大司教エッポン|大司教|聖堂参事会による選出|
|アルガルヴェ大司教ジルベール|大司教|聖堂参事会による選出|
|レオン公|レオン王が兼務|レオン王|
|アストゥリアス公|レオン王が兼務|レオン王|
|ベスト公|ハンガリー王が兼務|ハンガリー王|
|エステルゴム公|ハンガリー王が兼務|ハンガリー王|
|ベーチ公ベルトク|アールパード家 |旧ハンガリー王家|
|ニトラ公イシュトヴァーン|アールパード家|旧ハンガリー王家|
|ウングヴァル公タチョニィ|アールパード家|旧ハンガリー王家|
|トランシルヴァニア公ロブレヒト|グトケレド家|ハンガリー貴...
|テメス公ロベール|バルタニ家|ハンガリー貴族|
|シチリア公|シチリア王が兼務|シチリア王|
|カプア公|シチリア王が兼務|シチリア王|
|カラブリア公|シチリア王が兼務 |シチリア王|
|ベネヴェント女公エルミテ|オートヴィル家|旧シチリア王家|
|サレルノ公ステッティン|オーオヴィル家|旧シチリア王家|
***宗教 [#bd53aa6a]
最後に宗教情勢であるが、これはこの50年間ほとんど変化がな...
中東では政治的混乱が続いているが、大半は同じ宗派内の権力...
今後もそういう状況が続くものだと、この時点では誰もがそう...
#ref(018_1232.jpg,nolink)
1232年のカトリック勢力
ローマ帝国はカトリックを国教としている。
またシャルル帝はきわめて敬虔な人物であり、全世界の民をキ...
#ref(019_1232.jpg,nolink)
ローマ教皇マルケルス２世 教皇庁の派閥抗争の中で擁立され...
***あとがき [#ra64f2ad]
ローマ皇帝になり一区切りという事で、幕間としてシャルル１...
ネタバレになりますが、シャルル帝は長生きした上に在位中あ...
もちろんそんなにアップできませんので、その中から必要なも...
なお、今回も前中後編と三分割する予定です。
皇帝シャルル１世の治世・前編へ[[AAR/王朝序曲/皇帝シャルル...
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[[AAR/王朝序曲]]
*幕間２ 1232年のローマ帝国 [#j32ded41]
**現状分析 [#n26ca3f7]
***皇帝シャルル１世 [#m743f83c]
父はローマ皇帝ルイ１世、母は上ブルゴーニュ女公ブルンヒル...
皇后バルバラは上ロレーヌ女公である。
その長い治世に多くの外征を行い数多の王国を帝国の版図に編...
その長い治世に多くの臣下を粛清し、時には裏切りや暗殺も辞...
そんなシャルルを覇道に向かわせたものは何か。
神への絶対的な信仰である。
#ref(000_1232.jpg,nolink)
皇帝シャルル１世 外交が高いのはカペー家歴代の当主に共通...
長子相続で有能な当主を出し続ける秘訣は自分で教育すること...
1232年現在、シャルルは以下の称号を保持している。
神の恩寵によるローマ皇帝、フランス、イングランド、アラゴ...
ヴァロワ、オルレアン、フランドル、ベッドフォード、トスカ...
パリ、オルレアン、アミアン、アルトワ、ブリュッヘ、ヘント...
皇帝は騎兵２万４千からなる近衛騎士団（常備軍）を擁してお...
近衛騎士団はシャルルの治世を通して拡大が続けられ、治世末...
また財政収支も安定しており皇帝の権力基盤は盤石といってよ...
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年間収入は1120Gに達する
***世界情勢 [#q294a818]
すでに帝国に比肩しうる勢力は存在しない。
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1232年の勢力図
#ref(003_1232.jpg,nolink)
動員兵力の比較
動員兵力が５万を超える国は７つある。
ローマ帝国、神聖ローマ帝国、ビザンティン帝国、ファーティ...
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神聖ローマ皇帝ジークフリート２世 ツェーリンゲン王朝嫡流...
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ビザンティン皇帝ダニエル シャルルの曽祖父フィリップ２世...
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ファーティマ王朝《カリフ》ラフィク ファーティマ家では傍...
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セルジューク王朝《スルタン》イナル 後宮にこもり美女と美...
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モスクワ大公ムスティスラフ ロシアの大族リューク家の惣領...
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ジョチ・ウルス《大ハーン》バトゥ この世界のバトゥは悪魔...
このうち、どこが残りどこが脱落するのか。
その答えは神のみぞ知る。
***帝国の情勢 [#we9814a5]
ブリテン島の情勢に大きな変化は無い。
イングランドは帝国領、アイルランドの南半分がマンスター小...
ちなみにナヴァラ王国はイベリア半島の領土を喪失している為...
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1232年のブリテン島
イベリア半島は大半が帝国領となっている。
かろうじてカスティーリャが存続しているが帝国に併合される...
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1232年のイベリア半島
イタリア半島も大半が帝国領となっている。
ただ、残る地域が教皇領、神聖ローマ帝国領、ビザンティン帝...
海洋商業共和国は唯一ピサ共和国のみが健在だが、帝国にとっ...
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1232年のイタリア半島
中東欧は帝国にとって縁の薄い地域だったが、ハンガリーが帝...
帝国の統一的運営の為には飛び地状態を解消する必要があり、...
また、帝国がポーランドやバルカン半島へ進出する為の前線基...
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1232年の中東欧
シャルルの即位によって、彼が母から継承していた上ブルゴー...
これにより旧ブルグント王国領の過半を版図に加えたシャルル...
しかしサヴォイア地方がいまだ神聖ローマ帝国に属しており、...
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1232年のブルグント
***顧問団 [#l6dfef3c]
シャルルの顧問団は父帝ルイのそれをそのまま継承している。
君主と顧問団に権力が集中する体制はフランス王国時代と変わ...
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シャルル１世即位時点の帝国顧問団
大臣エルサレム王エドゥアールはルイ６世の次男でシャルル帝...
温厚篤実な好人物で諸侯からの人望も厚く、兄帝の補佐役とし...
ただ、大臣は顧問団の首班であり事実上の帝国宰相である。
兄帝亡き今、補佐役タイプのエドゥアールが宰相として帝国を...
その手腕はこれから問われる事になるであろう。
元帥ノーサンバーランド公スタニスラフはロシア出身の武人で...
当初は断絶したジャルゴー男爵家の名跡を継いでいたが、ハン...
普段は寡黙で不器用な男である。
しかし戦場では極めて有能な猛将で、フレグ旗下のモンゴル兵...
家令サンセポルクロ男爵ルノーは家令に就任してまだ１ヶ月に...
前家令ウンベールの後任候補として早くから将来を嘱望されて...
余談ながらサンセポルクロは会計学の父ルカ・パリョーリの出...
密偵長パボーム男爵テカは旧ヌビア王家の血を引く黒人である。
一見すると慇懃で物腰が柔らかい好人物だが、その本性は権力...
帝国中に密偵網を張り巡らし危険分子を容赦なく監獄に送る政...
なお、彼が同性愛者であることは公然の秘密である。
宮廷司祭長カンタベリー大司教フレデリックは平民の生まれな...
神学の知識だけでなく人徳にも優れ国中から慕われる名僧であ...
彼には優秀な愛弟子がおり、近い将来その弟子に宮廷司祭長の...
そしてその弟子こそが皇帝シャルルに決定的な影響を与え、帝...
***諸侯 [#s99d87c6]
皇位を継承したシャルルはその日のうちに弟たちに王位を授け...
これはカペーの慣例に則たものである。
具体的には次弟ルイがブルグント王、末弟ギシャールがガリシ...
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ブルグント王ルイ 皇帝ルイ１世の次男 能力値にカペーのＤ...
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ガリシア王ギシャール 皇帝ルイ１世の三男 生後二週間の乳...
1232年現在、帝国は１３の王国と６６の公領、１９３の伯領、...
皇帝が保持する称号と、公爵以上の封臣（陪臣も含む）は以下...
|フランス王|皇帝が兼務|皇帝|
|イングランド王|皇帝が兼務|皇帝|
|イタリア王|皇帝が兼務|皇帝|
|アラゴン王|皇帝が兼務|皇帝|
|アンダルシア王|皇帝が兼務|皇帝|
|アキテーヌ王|皇帝が兼務|皇帝|
|ブルグント王ルイ|カペー家|ローマ皇帝ルイ１世の次男|
|ガリシア王ギシャール|カペー家|ローマ皇帝ルイ１世の三男|
|エルサレム王エドゥアール|カペー家|フランス王ルイ６世の次...
|ポルトガル王ウスターシュ|カペー家|フランス王ルイ６世の三...
|レオン王ロタール|カペー家|フランス王ルイ６世の四男|
|ハンガリー王ベルトク|アールパード家|ローマ皇帝ルイ１世の...
|シチリア王アルナール|オートヴィル家|フランス王ルイ６世の...
|ヴァロワ公|フランス王たる皇帝が兼務|フランス王|
|オルレアン公|フランス王たる皇帝が兼務|フランス王|
|フランドル公|フランス王たる皇帝が兼務|フランス王|
|ベッドフォード公|イングランド王たる皇帝が兼務|イングラン...
|トスカーナ公|イタリア王たる皇帝が兼務|イタリア王|
|フェラーラ公|イタリア王たる皇帝が兼務|イタリア王|
|トレド公|アンダルシア王たる皇帝が兼務|アンダルシア王|
|アキテーヌ女公アリエノール|カペー家|フランス王フィリップ...
|ブルボン女公メリサンド|カペー家|フランス王フィリップ２世...
|ブルゴーニュ公ウンベール|カペー家|フランス王アンリ２世の...
|ガスコーニュ女公ヴァランス|カぺー家|フランス王フィリップ...
|ポワトゥ公ゴドフロワ|カペー家|フランス王フィリップ１世の...
|ブルターニュ公ティボー|カペー家|フランスフィリップ１世の...
|ノルマンディー公ヴァルラン|カペー家|フランス王アンリ１世...
|ベリー公アルノー|カロリング家|旧フランク王家|
|アンジュー公ジール|アンジュー家|フランク貴族|
|トゥールーズ公レーモン|ラ・マルシェ家|オクシタニア貴族|
|オーヴェルニュ公ジュリアン|オーヴェルニュ家|オクシタニア...
|シャンパーニュ大司教アンドレ|大司教|聖堂参事会による選出|
|ランカスター女公ボンヌ|カペー家女系|フランス王フィリップ...
|サマセット公エドムンド|ウェセックス家|旧イングランド王家|
|グロスターシャー公アベラール|ノルマンディー家|旧イングラ...
|ノーフォーク公エドフリス|ゴドウィン家|旧イングランド王家|
|ヨーク公サイテルベアルン|パンティエーヴル家|旧ブルターニ...
|ノーサンバーランド公スタニスラフ|ミクリニチ家|ロシア貴族|
|ヘレフォード公ユースタス公|アエルフリクソン家|アングロサ...
|コーンウォール公リオク|セルネウ家|ブルターニュ貴族|
|カンタベリー大司教フレデリック|大司教|聖堂参事会による選...
|ミラノ公グリエルモ|エステ家|イタリア貴族|
|ジェノヴァ女公アントワネット|フレユス家|イタリア貴族|
|モデナ公ステファン|パルマ家|イタリア貴族|
|スーザ公アナスタジオ|アレラミチ家|イタリア貴族|
|サルディニア大司教アントワーヌ|大司教|聖堂参事会による選...
|バレンシア公ロウボー|カペー家|フランス王アンリ２世の五男...
|マヨルカ公ウンベール|カペー家|ノルマンディー公家の傍流|
|ナヴァラ公ラモン|ヒメノ家|旧ガリシア王家|
|バダホス公ヌーニョ|ヒメノ家|カスティーリャ王家傍流|
|バルセロナ公イヴ|ブロワ家|旧シャンパーニュ公家|
|アラゴン公アルノー|ブルゴーニュ家|旧ブルゴーニュ公家|
|グラナダ公アルバル|バルセロナ家|旧バルセロナ公家|
|セビリア公ギラゴンカーン|パトライク家|アイルランド貴族|
|ムルシア公ウスターシュ|デノガルデ家|スペイン貴族|
|アルゲル大司教ジャフル|大司教|聖堂参事会による選出|
|上ブルゴーニュ公|ブルグント王が兼務|ブルグント王|
|ドーフィネ公|ブルグント王が兼務|ブルグント王|
|プロヴァンス公エチエンヌ|カペー家|フランス王アンリ２世の...
|ガリシア公|ガリシア王が兼務|ガリシア王|
|エルサレム公|エルサレム王が兼務|エルサレム王|
|アスカロン公ギリェン|カペー家女系|フランス王フィリップ１...
|ベハ公|ポルトガル王が兼務|ポルトガル王|
|ポルト大司教エッポン|大司教|聖堂参事会による選出|
|アルガルヴェ大司教ジルベール|大司教|聖堂参事会による選出|
|レオン公|レオン王が兼務|レオン王|
|アストゥリアス公|レオン王が兼務|レオン王|
|ベスト公|ハンガリー王が兼務|ハンガリー王|
|エステルゴム公|ハンガリー王が兼務|ハンガリー王|
|ベーチ公ベルトク|アールパード家 |旧ハンガリー王家|
|ニトラ公イシュトヴァーン|アールパード家|旧ハンガリー王家|
|ウングヴァル公タチョニィ|アールパード家|旧ハンガリー王家|
|トランシルヴァニア公ロブレヒト|グトケレド家|ハンガリー貴...
|テメス公ロベール|バルタニ家|ハンガリー貴族|
|シチリア公|シチリア王が兼務|シチリア王|
|カプア公|シチリア王が兼務|シチリア王|
|カラブリア公|シチリア王が兼務 |シチリア王|
|ベネヴェント女公エルミテ|オートヴィル家|旧シチリア王家|
|サレルノ公ステッティン|オーオヴィル家|旧シチリア王家|
***宗教 [#bd53aa6a]
最後に宗教情勢であるが、これはこの50年間ほとんど変化がな...
中東では政治的混乱が続いているが、大半は同じ宗派内の権力...
今後もそういう状況が続くものだと、この時点では誰もがそう...
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1232年のカトリック勢力
ローマ帝国はカトリックを国教としている。
またシャルル帝はきわめて敬虔な人物であり、全世界の民をキ...
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ローマ教皇マルケルス２世 教皇庁の派閥抗争の中で擁立され...
***あとがき [#ra64f2ad]
ローマ皇帝になり一区切りという事で、幕間としてシャルル１...
ネタバレになりますが、シャルル帝は長生きした上に在位中あ...
もちろんそんなにアップできませんので、その中から必要なも...
なお、今回も前中後編と三分割する予定です。
皇帝シャルル１世の治世・前編へ[[AAR/王朝序曲/皇帝シャルル...
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