AAR/カプアの女たち/シシリー王リシャール１世《敬虔王》
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[[AAR/カプアの女たち]]
*第１章 シシリー王リシャール『敬虔王』とその女たち(1066...
***はじめに [#ob960176]
皆様，はじめまして。私はカプア伯爵夫人，フレデセンデ・...
わたくしの夫，カプア伯爵リシャール・ドレンゴッドは，こ...
皆様にカプアと申しますと，カプリ島のイメージと被るせい...
かくいう私も，アプーリア公爵であるハウテヴィーユ家の出...
*１ カプア伯爵リシャール・ドレンゴッドの治世(1066～1075)...
***１－１ 長男ヨルダンとオリエル・デ・カプアとの結婚 [#o...
このような状況の中，わたくしの夫であるカプア伯爵リシャ...
しかし，夫の目標には２つ問題がございました。１つは，ラ...
夫も自分の代で目標を達成するのは難しいと分かっていたの...
１０６７年１月２日，長男のヨルダンが成人に達すると，夫...
オリエルはカプア伯爵家の廷臣で，カプア地方の下級貴族の...
「とにかく世の中は金である」という夫の持論に照らせば，...
そして１０７０年６月２７日，オリエルは待望の長男を出産...
この子こそ，後のシシリー王リシャール１世『敬虔王』とな...
***１－２ 長子相続制への変更とドレンゴット家の不幸[#ob96...
また，夫のドレンゴット家は代々多産の家系であり，１州し...
それを恐れた夫は，長男ヨルダンに息子ができたのを契機と...
しかし，夫のこの決断は，当然ながら親族たちの大反発を招...
これに伴い，わずか１歳の孫リシャールが夫の後継者となり...
１０７５年６月１５日，私の夫リシャールは冷酷な暗殺者の...
*２ リシャールの少年時代(1075～1086) [#zc083a23]
幼くしてカプア伯爵となったリシャールは，生母であり摂政...
その一方，カプア伯爵家をめぐる情勢は悪化の一途を辿って...
さらに，１０７８年には，ナポリ伯爵家がカプアの「ドゥー...
このようにカプア伯爵家が対外的圧力にさらされ，家中でも...
*３ 若きリシャールの躍進(1086～1113) [#zc083a23]
***３－１ リシャールの成人とカミーラ・デ・ルナとの結婚[#...
そのような身内の不幸に見舞われながらも，リシャールは無...
>&ref(1086.6.27capua.jpg,nolink);
成人したリシャールは，直ちに諸国から結婚相手を選び，そ...
カミーラはリシャールと同じ１０７０年生まれで，明敏な頭...
カミーラは，１０８９年１月１２日に長男ヨルダンを出産し...
***３－２ カプア公爵位の簒奪とナポリ州の奪取[#ob960176]
私自身は，曾孫ヨルダン誕生の報に喜びながら，１０８９年...
成人したリシャールの計算によれば，カプア公爵位を簒奪す...
リシャールは１０９１年５月２日，ナポリ伯爵ヨアネスから...
これによって，ナポリ伯爵家はカプア伯爵家の配下となりま...
***３－３ 第一回十字軍への参加[#ob960176]
名実共にカプア公爵家の当主となり，さらなる野心に燃える...
当時のカプア公爵家は，せいぜい７００人程度の兵士を動員...
十字軍全体でも戦勝が続き，一時はリシャールがイェルサレ...
十字軍自体は，遅れて参戦してきた神聖ローマ皇帝の活躍も...
リシャールは歯噛みして悔しがりましたが，この十字軍への...
***３－４ サラセン人との戦いと領土拡大[#ob960176]
ナポリ州を手にしたとは言え，リシャールはわずか２州しか...
わたくしの実家であるアプーリア公爵ハウテヴィーユ家は，...
十字軍から戻ってきたリシャールはこの現実に目を付け，シ...
また，１１０７年２月３日には，リシャールの長男ヨルダン...
女だてらに「不世出の戦略家」と称される変わり種の女性で...
*４ シシリー王への道(1113～1122）[#zc083a23]
***４－１ シチリア島の征服とホスピタル騎士団の奮戦[#ob96...
レッチェとサレルノを獲得しても，リシャールの所領はまだ...
戦争ではガレー船を活用した機動戦術で優位に立っていたと...
１１１３年１月８日，聖地イェルサレムの防衛や巡礼者たち...
１１１４年，ホスピタル騎士団を雇うことに成功したリシャ...
この賭けは大成功でした。カプアからパレルモまで陸路を行...
まだ余力があると判断したリシャールは，シチリア島の残る...
なお，パレルモのシェイクはシーア派であり外交的にほとん...
なお，シチリア島の聖戦で無傷だったカプア公爵領の正規軍...
***４－２ タラント州の奪取とシシリー王位簒奪[#ob960176]
歴史的な慣習上，シシリー王国に属するとされるのは１７州...
ガレー船の数が足りないため，ホスピタル騎士団を使ってマ...
慎重に時期を窺った末，リシャールはシシリー王国がイスラ...
*５ シシリー王リシャール１世《敬虔王》(1122～1142)[#zc08...
***５－１ ドレンゴット家の家庭内事情[#ob960176]
これまでに述べてまいりましたとおり，わたくしの愛する孫...
リシャールは王妃カミーラとの間に，跡継ぎの長男ヨルダン...
ただ，リシャールはそれにとどまらず，一族のロベール・ド...
不義の子を３人も作ってしまった上に，子供を産ませた２人...
そのため，王妃カミーラとの夫婦関係は破綻し，カミーラは...
一方，リシャールの長男ヨルダンは，妻リトゥエーズとの間...
***５－２ 相次ぐ戦争と謀略[#ob960176]
一方，シシリー王となった後も，リシャールの活躍は止まり...
１１３０年１１月２５日には，ホスピタル騎士団のほかアフ...
１１３４年６月３日には，神聖ローマ帝国から独立していた...
その後，フランスの内紛に乗じてサルディニア島アルボニア...
***５－３ 未回収のシチリア[#ob960176]
一方，王号を簒奪した後の旧シシリー王家は，アプーリア公...
しかも，リシャールはシシリー王となる前に，自分の次女フ...
ところが，１１４２年４月７日，そんなリシャールの良心を...
１１４２年６月２１日，リシャールは自分の孫にあたるベネ...
それまで健康を維持していたリシャールは，メッシーナを征...
＜参考＞リシャール敬虔王死亡当時のシシリー王国（カスティ...
>&ref(1142.11.15sicily(2).jpg,nolink);
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[[AAR/カプアの女たち]]
*第１章 シシリー王リシャール『敬虔王』とその女たち(1066...
***はじめに [#ob960176]
皆様，はじめまして。私はカプア伯爵夫人，フレデセンデ・...
わたくしの夫，カプア伯爵リシャール・ドレンゴッドは，こ...
皆様にカプアと申しますと，カプリ島のイメージと被るせい...
かくいう私も，アプーリア公爵であるハウテヴィーユ家の出...
*１ カプア伯爵リシャール・ドレンゴッドの治世(1066～1075)...
***１－１ 長男ヨルダンとオリエル・デ・カプアとの結婚 [#o...
このような状況の中，わたくしの夫であるカプア伯爵リシャ...
しかし，夫の目標には２つ問題がございました。１つは，ラ...
夫も自分の代で目標を達成するのは難しいと分かっていたの...
１０６７年１月２日，長男のヨルダンが成人に達すると，夫...
オリエルはカプア伯爵家の廷臣で，カプア地方の下級貴族の...
「とにかく世の中は金である」という夫の持論に照らせば，...
そして１０７０年６月２７日，オリエルは待望の長男を出産...
この子こそ，後のシシリー王リシャール１世『敬虔王』とな...
***１－２ 長子相続制への変更とドレンゴット家の不幸[#ob96...
また，夫のドレンゴット家は代々多産の家系であり，１州し...
それを恐れた夫は，長男ヨルダンに息子ができたのを契機と...
しかし，夫のこの決断は，当然ながら親族たちの大反発を招...
これに伴い，わずか１歳の孫リシャールが夫の後継者となり...
１０７５年６月１５日，私の夫リシャールは冷酷な暗殺者の...
*２ リシャールの少年時代(1075～1086) [#zc083a23]
幼くしてカプア伯爵となったリシャールは，生母であり摂政...
その一方，カプア伯爵家をめぐる情勢は悪化の一途を辿って...
さらに，１０７８年には，ナポリ伯爵家がカプアの「ドゥー...
このようにカプア伯爵家が対外的圧力にさらされ，家中でも...
*３ 若きリシャールの躍進(1086～1113) [#zc083a23]
***３－１ リシャールの成人とカミーラ・デ・ルナとの結婚[#...
そのような身内の不幸に見舞われながらも，リシャールは無...
>&ref(1086.6.27capua.jpg,nolink);
成人したリシャールは，直ちに諸国から結婚相手を選び，そ...
カミーラはリシャールと同じ１０７０年生まれで，明敏な頭...
カミーラは，１０８９年１月１２日に長男ヨルダンを出産し...
***３－２ カプア公爵位の簒奪とナポリ州の奪取[#ob960176]
私自身は，曾孫ヨルダン誕生の報に喜びながら，１０８９年...
成人したリシャールの計算によれば，カプア公爵位を簒奪す...
リシャールは１０９１年５月２日，ナポリ伯爵ヨアネスから...
これによって，ナポリ伯爵家はカプア伯爵家の配下となりま...
***３－３ 第一回十字軍への参加[#ob960176]
名実共にカプア公爵家の当主となり，さらなる野心に燃える...
当時のカプア公爵家は，せいぜい７００人程度の兵士を動員...
十字軍全体でも戦勝が続き，一時はリシャールがイェルサレ...
十字軍自体は，遅れて参戦してきた神聖ローマ皇帝の活躍も...
リシャールは歯噛みして悔しがりましたが，この十字軍への...
***３－４ サラセン人との戦いと領土拡大[#ob960176]
ナポリ州を手にしたとは言え，リシャールはわずか２州しか...
わたくしの実家であるアプーリア公爵ハウテヴィーユ家は，...
十字軍から戻ってきたリシャールはこの現実に目を付け，シ...
また，１１０７年２月３日には，リシャールの長男ヨルダン...
女だてらに「不世出の戦略家」と称される変わり種の女性で...
*４ シシリー王への道(1113～1122）[#zc083a23]
***４－１ シチリア島の征服とホスピタル騎士団の奮戦[#ob96...
レッチェとサレルノを獲得しても，リシャールの所領はまだ...
戦争ではガレー船を活用した機動戦術で優位に立っていたと...
１１１３年１月８日，聖地イェルサレムの防衛や巡礼者たち...
１１１４年，ホスピタル騎士団を雇うことに成功したリシャ...
この賭けは大成功でした。カプアからパレルモまで陸路を行...
まだ余力があると判断したリシャールは，シチリア島の残る...
なお，パレルモのシェイクはシーア派であり外交的にほとん...
なお，シチリア島の聖戦で無傷だったカプア公爵領の正規軍...
***４－２ タラント州の奪取とシシリー王位簒奪[#ob960176]
歴史的な慣習上，シシリー王国に属するとされるのは１７州...
ガレー船の数が足りないため，ホスピタル騎士団を使ってマ...
慎重に時期を窺った末，リシャールはシシリー王国がイスラ...
*５ シシリー王リシャール１世《敬虔王》(1122～1142)[#zc08...
***５－１ ドレンゴット家の家庭内事情[#ob960176]
これまでに述べてまいりましたとおり，わたくしの愛する孫...
リシャールは王妃カミーラとの間に，跡継ぎの長男ヨルダン...
ただ，リシャールはそれにとどまらず，一族のロベール・ド...
不義の子を３人も作ってしまった上に，子供を産ませた２人...
そのため，王妃カミーラとの夫婦関係は破綻し，カミーラは...
一方，リシャールの長男ヨルダンは，妻リトゥエーズとの間...
***５－２ 相次ぐ戦争と謀略[#ob960176]
一方，シシリー王となった後も，リシャールの活躍は止まり...
１１３０年１１月２５日には，ホスピタル騎士団のほかアフ...
１１３４年６月３日には，神聖ローマ帝国から独立していた...
その後，フランスの内紛に乗じてサルディニア島アルボニア...
***５－３ 未回収のシチリア[#ob960176]
一方，王号を簒奪した後の旧シシリー王家は，アプーリア公...
しかも，リシャールはシシリー王となる前に，自分の次女フ...
ところが，１１４２年４月７日，そんなリシャールの良心を...
１１４２年６月２１日，リシャールは自分の孫にあたるベネ...
それまで健康を維持していたリシャールは，メッシーナを征...
＜参考＞リシャール敬虔王死亡当時のシシリー王国（カスティ...
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