AAR/JOHN ~KING OF ENGLAND~/第3話
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[[AAR/JOHN ~KING OF ENGLAND~]] ** [#y9031dc0] 1198年初め。リチャード王は突如反旗を翻したAlencon伯の討伐を行っていました。 #ref(John25.jpg) Alencon伯とその討伐を行う王軍 背いたのは彼1人です。とてもではありませんが勝ち目などありません。 何故彼は反乱を起こしたのか?リチャード王とその評議会の面々は首をかしげていました。 そのような中事件は起こりました。 #ref(John26.jpg) フランス王が突然Alencon伯に対して自らの宗主権を主張して宣戦布告したのです! 伯の討伐を行っていた王軍もフランス軍と戦争状態に入ります。諸将に緊張が走りました。 #br 「降伏いたします。」 Alencon伯がそう言って頭を下げに来たのはフランス王の参戦から間もなくのことでした。 「何故背いたのか?」リチャード王の問いかけに伯は黙して何も語ろうとはしませんでした。 縄で縛られ王都に護送されるときにはじめて一言悔しそうに呟いたそうです。 「畜生。フィリップの野郎に謀られた。」 Aencon伯がイングランド王に降伏したことにより大義名分を失ったフランス軍は撤退を行っていました。 「うまくいかないものだな。」フランス王フィリップ2世は馬上にてそう言いました。 「独立をするのであれば余が支援しよう。そう彼に囁いたらとんとん拍子で事がすすんだのだがなあ。」 「存外、Alencon伯も頭が働く御仁だったようですな。」フィリップ2世の側近がそう答えました。 「まあよい。こんなの序の口だ。南仏諸侯への懐柔を進めておけ。旧領は余が必ず奪還してみせる。」 フランス王フィリップ2世。兄リチャード王やジョンの宿敵となる人物です。 #ref(John27.jpg) ライバル登場。 &ref(ジョンア.jpg,); フィリップ2世・・・。俺にふさわしい敵だ! ** [#s30808c9] さてさて、大変なことになりました。先のAlencon伯の乱がフィリップ2世の差し金であることがリチャード王の耳にも入ったようです。 当然、王は大層怒られ、「フランスを討つ」と息巻いておられるとか・・・。 しかしそれは無謀というもの。フランス王の背後には神聖ローマ皇帝が控えております。一時の感情に突き動かされる王を諌止しなければなりません。 本来であれば王の弟という重要な立場にあるジョンが兄を諫めなければならないのですが、自分が動くことで大事になることを危惧しコンウォールより動こうとしません(決して怒り狂った兄にぶん殴られることを恐れたわけではありませんよ)。 ですが、側近たちの必死の説得が功を奏したのでしょうか。フランス討伐は取りやめとなりました。 ですが・・・ #ref(John28.jpg) フランス王への意趣返しでしょうか。リチャード王はアキテーヌ王国の再興を宣言し自ら王に戴冠しました。 これによって南仏よりフランスの影響力は排除されていくこととなるでしょう。 当然フランス王より抗議がきましたが、リチャード王は意に介しません。 この時よりイングランドとフランスの対立は決定的なものになりました。 &ref(ジョンア.jpg,); 兄貴が怖いから領地から動かん(エヘン)! ** [#y6ab2248] 先の「イングランド大乱」で反乱軍に加担した罪で投獄されていたジョンの妻イザベラがようやく解放されました。 喜ばしいことです。 #ref(John29.jpg) また、カスティリヤ王のバレンシアへの聖戦にリチャード王が参戦を表明したことにより、当面の間はフランスと全面戦争になることは避けられたようです。 本当に良い知らせが続きます。 #ref(John30.jpg) と、思ったら、ああ、なんということでしょうか。ジョンは再びランカスター公の下につけられたようです。 ランカスター公は先の大乱では反乱軍に加担した信用置けない獅子身中の虫。王は信頼する弟に彼の監視を任せたのでしょうか。 #ref(John31.jpg) ですが、ジョンには王弟としてのプライドがあります。早速反旗を翻しました。 #ref(John32.jpg) 嫁からの援軍もあり、ランカスター公の軍との会戦にも勝利、無事に兄の直臣に戻ることができました。 ですが、その直後にまたランカスター公の下に配されてしまいます。 兄王は何を考えているのだ!やはり、父ヘンリー2世のように才知あふれるジョンのことを恐れておいでなのでしょうか。 ジョンは再びランカスター公に戦を仕掛け、兄の下へと戻ります。 &ref(ジョンア.jpg,); 兄上~!私は兄上の忠実な臣ですよ~! &ref(リチャードアイコン.jpg,); うぜぇ・・・ ** [#vb13e9c5] 再びランカスター公より独立を勝ち取ったものの、このままでは兄によりまた公の下に入れられてしまうのではないか? そう危惧したジョンは1つの決断を下します。 #ref(John33.jpg) 新ランカスター伯ヘンリー。 それが、息子であり後継者であるヘンリーにランカスター伯位を譲ることでした。 これによってランカスター公De Jure内に領地のなくなったジョンがランカスター公の下につけられることはなくなりました。 失ったランカスター伯領も次代に戻ってくるし一石二鳥です。 &ref(ジョンア.jpg,); 兄上!これでずーっと一緒ですよ! &ref(リチャードアイコン.jpg,); ・・・・・・ #br &ref(リチャードアイコン.jpg,); 仕方ないか。チッ。 かくして1207年。ジョンは兄王より新たにコンウォール公に封じられ、公爵になりました。 #ref(John34.jpg) ようやくジョンが表舞台へと戻ってきたのです。コンウォール公ジョン、このとき40歳になっていました。 &ref(ジョンア.jpg,); この調子で次はイングランド王になるぞ~! &ref(リチャードアイコン.jpg,); あ(怒)? &ref(ジョンア.jpg,); いえ、なんでもありません・・・
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[[AAR/JOHN ~KING OF ENGLAND~]] ** [#y9031dc0] 1198年初め。リチャード王は突如反旗を翻したAlencon伯の討伐を行っていました。 #ref(John25.jpg) Alencon伯とその討伐を行う王軍 背いたのは彼1人です。とてもではありませんが勝ち目などありません。 何故彼は反乱を起こしたのか?リチャード王とその評議会の面々は首をかしげていました。 そのような中事件は起こりました。 #ref(John26.jpg) フランス王が突然Alencon伯に対して自らの宗主権を主張して宣戦布告したのです! 伯の討伐を行っていた王軍もフランス軍と戦争状態に入ります。諸将に緊張が走りました。 #br 「降伏いたします。」 Alencon伯がそう言って頭を下げに来たのはフランス王の参戦から間もなくのことでした。 「何故背いたのか?」リチャード王の問いかけに伯は黙して何も語ろうとはしませんでした。 縄で縛られ王都に護送されるときにはじめて一言悔しそうに呟いたそうです。 「畜生。フィリップの野郎に謀られた。」 Aencon伯がイングランド王に降伏したことにより大義名分を失ったフランス軍は撤退を行っていました。 「うまくいかないものだな。」フランス王フィリップ2世は馬上にてそう言いました。 「独立をするのであれば余が支援しよう。そう彼に囁いたらとんとん拍子で事がすすんだのだがなあ。」 「存外、Alencon伯も頭が働く御仁だったようですな。」フィリップ2世の側近がそう答えました。 「まあよい。こんなの序の口だ。南仏諸侯への懐柔を進めておけ。旧領は余が必ず奪還してみせる。」 フランス王フィリップ2世。兄リチャード王やジョンの宿敵となる人物です。 #ref(John27.jpg) ライバル登場。 &ref(ジョンア.jpg,); フィリップ2世・・・。俺にふさわしい敵だ! ** [#s30808c9] さてさて、大変なことになりました。先のAlencon伯の乱がフィリップ2世の差し金であることがリチャード王の耳にも入ったようです。 当然、王は大層怒られ、「フランスを討つ」と息巻いておられるとか・・・。 しかしそれは無謀というもの。フランス王の背後には神聖ローマ皇帝が控えております。一時の感情に突き動かされる王を諌止しなければなりません。 本来であれば王の弟という重要な立場にあるジョンが兄を諫めなければならないのですが、自分が動くことで大事になることを危惧しコンウォールより動こうとしません(決して怒り狂った兄にぶん殴られることを恐れたわけではありませんよ)。 ですが、側近たちの必死の説得が功を奏したのでしょうか。フランス討伐は取りやめとなりました。 ですが・・・ #ref(John28.jpg) フランス王への意趣返しでしょうか。リチャード王はアキテーヌ王国の再興を宣言し自ら王に戴冠しました。 これによって南仏よりフランスの影響力は排除されていくこととなるでしょう。 当然フランス王より抗議がきましたが、リチャード王は意に介しません。 この時よりイングランドとフランスの対立は決定的なものになりました。 &ref(ジョンア.jpg,); 兄貴が怖いから領地から動かん(エヘン)! ** [#y6ab2248] 先の「イングランド大乱」で反乱軍に加担した罪で投獄されていたジョンの妻イザベラがようやく解放されました。 喜ばしいことです。 #ref(John29.jpg) また、カスティリヤ王のバレンシアへの聖戦にリチャード王が参戦を表明したことにより、当面の間はフランスと全面戦争になることは避けられたようです。 本当に良い知らせが続きます。 #ref(John30.jpg) と、思ったら、ああ、なんということでしょうか。ジョンは再びランカスター公の下につけられたようです。 ランカスター公は先の大乱では反乱軍に加担した信用置けない獅子身中の虫。王は信頼する弟に彼の監視を任せたのでしょうか。 #ref(John31.jpg) ですが、ジョンには王弟としてのプライドがあります。早速反旗を翻しました。 #ref(John32.jpg) 嫁からの援軍もあり、ランカスター公の軍との会戦にも勝利、無事に兄の直臣に戻ることができました。 ですが、その直後にまたランカスター公の下に配されてしまいます。 兄王は何を考えているのだ!やはり、父ヘンリー2世のように才知あふれるジョンのことを恐れておいでなのでしょうか。 ジョンは再びランカスター公に戦を仕掛け、兄の下へと戻ります。 &ref(ジョンア.jpg,); 兄上~!私は兄上の忠実な臣ですよ~! &ref(リチャードアイコン.jpg,); うぜぇ・・・ ** [#vb13e9c5] 再びランカスター公より独立を勝ち取ったものの、このままでは兄によりまた公の下に入れられてしまうのではないか? そう危惧したジョンは1つの決断を下します。 #ref(John33.jpg) 新ランカスター伯ヘンリー。 それが、息子であり後継者であるヘンリーにランカスター伯位を譲ることでした。 これによってランカスター公De Jure内に領地のなくなったジョンがランカスター公の下につけられることはなくなりました。 失ったランカスター伯領も次代に戻ってくるし一石二鳥です。 &ref(ジョンア.jpg,); 兄上!これでずーっと一緒ですよ! &ref(リチャードアイコン.jpg,); ・・・・・・ #br &ref(リチャードアイコン.jpg,); 仕方ないか。チッ。 かくして1207年。ジョンは兄王より新たにコンウォール公に封じられ、公爵になりました。 #ref(John34.jpg) ようやくジョンが表舞台へと戻ってきたのです。コンウォール公ジョン、このとき40歳になっていました。 &ref(ジョンア.jpg,); この調子で次はイングランド王になるぞ~! &ref(リチャードアイコン.jpg,); あ(怒)? &ref(ジョンア.jpg,); いえ、なんでもありません・・・
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添付ファイル:
John34.jpg
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John33.jpg
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John25.jpg
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John26.jpg
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John28.jpg
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リチャードアイコン.jpg
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John31.jpg
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John30.jpg
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John32.jpg
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John27.jpg
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ジョンア.jpg
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