[[AAR/ペルシア奮闘記]]

**はじめに [#h7bcfcf1]

西暦1151年。アッバース家討伐を行っていたBavandid朝に対し、突如Saffarid朝が宣戦布告をしてきた。

&ref(Manushihr帝.jpg); ペルシアに対する備えは万全だ!叩き潰してくれるわ!!

アラビア皇帝ManushihrはSaffarid朝に対する勝利を確信していた。
そこへ凶報が届く。

#br

#ref(ビザンツが来た!.jpg)

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ビザンツ帝国が宣戦布告してきました!

これまで不気味な沈黙を保ってきた巨龍がついに、ササン朝の時と同じようにゾロアスターに襲い掛かる。
かくして、後に「アナトリア大戦役」と呼ばれることとなる大戦の火ぶたは切って落とされた。


**アナトリア大戦役前記 [#y1a275cb]

&ref(Manushihr帝.jpg); やべえよやべえよ。どうしよう…。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 落ち着いてください。

&ref(Manushihr帝.jpg); 落ち着いてられるかよ!アッバース家のダマスカスとアラビアの公爵も合わせて4つの勢力と戦争状態になったんだぞ!どうしろっていうんだよ!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 冷静に1つ1つ敵をつぶしていきましょう。

&ref(Manushihr帝.jpg); ビザンツとSaffarid朝とか…。どちらか片方と相手するだけでも勝つか負けるかの戦いなのに両方とか…。涙目すぎる。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ここで陛下のお心をさらに悩ますような知らせが届いております…。

&ref(Manushihr帝.jpg);  な、なんだよ…?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ビザンツ皇帝は西方皇帝に援軍を要請、西方皇帝も敵に回った模様です。

&ref(Manushihr帝.jpg); せ、西方皇帝?何だそれは?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); この地図をご覧ください…。

#ref(神聖ローマ帝国.jpg)
 いつのまにか成立していた…。


&ref(Manushihr帝.jpg); ……

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ……

&ref(Manushihr帝.jpg); こういう時に限ってHREが成立しているのね…。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); しかもビザンツとは婚姻同盟関係にあります…。

&ref(Manushihr帝.jpg); 何そのローマ帝国…?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 東西ローマ帝国+ペルシア、敵軍総兵力13万に及ぶかと…。

&ref(Manushihr帝.jpg); これ、ビザンツとsaffarid朝との間でうちを同時に攻めようという密約でもあったんじゃないの?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 本当に偶然なのでしょうが、それを疑いたくなりますね。

&ref(Manushihr帝.jpg); Ck2ってこんなにマゾゲーだったっけ…?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); まさかここまで攻められるとは…。

&ref(Manushihr帝.jpg); 面白くなってきたな!ハハハハ…orz


**アナトリア大戦役その1 [#f45f0916]

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); まずはどういたしますか?

&ref(Manushihr帝.jpg); とりあえず、アッバース一族の2公爵との戦にさっさとけりをつけよう。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); …白紙和平で講和結びますか?

&ref(Manushihr帝.jpg); ダマスカス公爵との戦はもう少しで戦勝点100になるから続行しよう。アラビア公爵とは白紙和平で戦を終わらせてしまおう。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 承知しました。

#ref(アラビア講和.jpg)
 運が良かったな…。

#br

#ref(ダマスカス勝利.jpg)
 お前は運が悪かったな。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); アラビア公爵との講和が無事に成立しました。また、ダマスカス公爵との戦も戦勝点が100になり、勝利しました!

&ref(Manushihr帝.jpg); よし!全軍をアゼルバイジャンに回せ!まずはSaffarid朝を叩く!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ははっ!

アゼルバイジャンへと大急ぎで向かったBavandid軍は、Saffarid軍の主力と思われる部隊を補足した。

&ref(Manushihr帝.jpg); かかれぇぇ!!

#ref(Dvinの戦い.jpg)

#br

#ref(Dvinの戦い勝利.jpg)

&ref(Manushihr帝.jpg); うおっしゃぁぁぁぁ!!

Dvinの戦いでの敗北はSaffarid朝の戦意を大きく減退させた。
元々Saffarid朝自体、今回の戦にはあまり乗り気ではなかったのかもしれない。
それが証拠に、戦勝点たったの20ぐらいでSaffarid朝は白紙和平での講和に応じた。

#ref(Saffarid白紙和平.jpg)
 負け犬の遠吠え。

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&ref(Manushihr帝.jpg); 何とかペルシアとの戦は終わらせることができたな。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 次が本番です。心してかかりましょう。



**アナトリア大戦役その2 [#d7cd9e19]

アラビア帝国がペルシア帝国との戦を行っている間に、アナトリア半島には続々とビザンツ・HRE連合軍が集まってきていた。

#ref(アナトリアビザンツ軍.jpg)
 やけになってビザンツ皇帝暗殺のPlotを立ててみる。皇帝の妻が参加した模様。

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&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 敵軍が兵の消耗を避けるために、分散し出しました。

&ref(Manushihr帝.jpg); よし!襲い掛かれ!!

#ref(ビザンツ軍決戦.jpg)
 挟み撃ちだぁあ!!

#ref(ビザンツ軍決戦その2.jpg)
 1万9000の敵軍が援軍に向かおうとするものの、間に合わない模様。

#ref(ビザンツ軍決戦その3.jpg)
 さらにその1万9000のビザンツ軍に襲い掛かる。

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&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ビザンツ軍の主力部隊の撃破に成功しました!

&ref(Manushihr帝.jpg); 何とかなるものだな…。後は敵の残兵を狩ろう。

#ref(ビザンツ軍決戦その4.jpg)
 逃がさねぇぞ!

&ref(Manushihr帝.jpg); ハハハハ!ギリシア人め、我々を攻めたことを後悔せよ!

#br
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&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg);  ついにHRE軍が現れました!

#ref(ビザンツ軍決戦その5.jpg)

&ref(Manushihr帝.jpg); およそ1万か。先遣隊かな?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); おそらくそうでしょうな。遠いところまでわざわざご苦労なことです。

&ref(Manushihr帝.jpg); もう大勢は決しつつあるのにな…。

その後、ビザンツ軍の残兵を叩き続け戦勝点を溜めた結果、ついにビザンツ皇帝は講和に応じた。

#ref(ビザンツ戦講和.jpg)
 このくらいで勘弁してやろう(だからもう来ないでください!お願いします!!)。

この一連の戦に勝利したManushihrの名声は大きく上昇し、アラビア軍の精強さは天下に鳴り響いた。

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かくして「第1次」アナトリア大戦役はアラビア帝国の勝利に終わったのであった。

&ref(Manushihr帝.jpg); ん?第1次!?


**戦間期 [#hd7d9341]

アナトリア大戦役に勝利したこともあり、ゾロアスター教の権威は徐々に回復していった。

#ref(ゾロアスター改宗土地.jpg)

支配地の州では、スンニ派からゾロアスター教に改宗するプロブィンスも現れてきた。

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ゾロアスター教の拡大は、スンニ派を警戒させるには十分すぎるほどであった。
カリフの地位にあったウマイヤ家は大きな決断を下す。

#ref(エルサレムジハード.jpg)

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ウマイヤ家のカリフがエルサレムに対するジハードを発令しました!

&ref(Manushihr帝.jpg); ほう。随分と思い切ったな。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 現在、中東の地ではゾロアスター教ブームが起きていますからね。中東はムスリムにとって本貫ともいえる地です。中東をスンニ派のもとにつなぎとめておくためには、スンニ派の権威を示さねばならなかったのでしょう。

&ref(Manushihr帝.jpg); だが、勝てるのか?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); さあ…?

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#ref(エルサレムジハード成功.jpg)

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 勝っちゃいましたね。

&ref(Manushihr帝.jpg); およそ100年ぶりにカトリックどもからエルサレムを取り戻したわけか(第9話参照)。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 聖地を取り戻したことでスンニ派の権威は大きく上昇するでしょうな。

&ref(Manushihr帝.jpg); ぐぬぬ…。

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&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 大変です!Saffarid朝がアッバース一族に戦を仕掛けました!!

#ref(Saffaridとアッバース戦.jpg)

&ref(Manushihr帝.jpg); ほう…!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); いかがされますか?

&ref(Manushihr帝.jpg); 我々もこれに乗じてアッバースに宣戦布告だ!

#ref(バグダッド聖戦.jpg)

西暦1155年。アナトリアでの大戦より数年。Manushihrは第4次アッバース家討伐を宣言し、バグダッド公爵領を求めてアッバース家に宣戦布告した。
静寂は破られ、今度はメソポタミアの地を戦火が襲うこととなった。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 大変です!アッバースはSaffarid朝よりも先に我々と決着をつける腹のようで、アッバース連合軍の大兵が突如我々の都に現れ、都は包囲されました!

&ref(Manushihr帝.jpg); 何だと!?すぐに集結させた兵を向かわせよ!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 間に合いません!敵の猛攻により、都が陥落しました…。

&ref(Manushihr帝.jpg); おのれ!我らに喧嘩を売るとどうなるか敵に思い知らせてやれ!!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ……喧嘩を売ったのは我々ですが…。

まさかの首都の陥落。この事実はアラビア帝国首脳に大きな動揺を与えた。
しかし、すぐに首都を取り戻すというManushihrの強い決意のもと、アラビア軍は士気を高め、首都に居座る敵軍に襲い掛かった。

#ref(首都決戦.jpg)
 都が敵国と隣接しているのは本当にリスクが高い…。

都を占領さえすれば、敵の戦意は大きく低下するであろう。そう考えていたアッバース一族の前に現れたのは復讐に萌えるアラビア帝国の大軍であった。
予想していたのとは全く異なる展開に、アッバース連合軍は散々に敗れ、潰走した。
そして…

#ref(バグダッド聖戦勝利.jpg)

アラビア帝国は戦争に勝利し、アッバース一族は、家の誇りともいえる都バグダッドを失ったのであった。

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#ref(宗教分布.jpg)
 現在のアラビア帝国周辺の宗教分布。ぽつぽつとゾロアスター教を信仰する土地が出てきている。

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#ref(ゾロアスター権威.jpg)
 現在のゾロアスター教の宗教権威。聖地を1つも保持してない割には高い。




**第2次アナトリア大戦役 [#w05712c0]

それは西暦1162年末のことであった。

&ref(Manushihr帝.jpg); 帝国の継承法を長子相続に変更するのに成功したぞ!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); おめでとうございます。

&ref(Manushihr帝.jpg); 今まで自重していたが、これで側室を持ち放題だ!ヤッター!!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ……。

などとくだらないやり取りをやっていたら、再び奴はやって来た…!

#ref(ビザンツが来た!.jpg)

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); た、大変です!またビザンツ帝国が宣戦布告してきました!!

&ref(Manushihr帝.jpg); 何ぃ!?まだ和平期間のはずだが…?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ビザンツで皇帝の代替わりがあったようで、和平期間は帳消しとなったみたいです。

&ref(Manushihr帝.jpg); すぐに戦の支度をせよっ!

#br
#br

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ビザンツ軍は前線に我らとほぼ同じ兵数である、約3万2000の兵を展開しております。ですが、分散している模様!

&ref(Manushihr帝.jpg); これは好機!かかれ!!

#ref(アナトリア戦その1.jpg)

#br

#ref(アナトリア戦その2.jpg)

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 敵軍を1部隊破りました!後続の16000の敵は間に合いませんでした!

&ref(Manushihr帝.jpg); よし!まずは逃げた敵を壊滅に追い込むぞ!!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 先に16000の敵を叩いた方がいいのでは…?

&ref(Manushihr帝.jpg); いや!まずは敗残兵を確実に叩くのだ!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); はあ…。

#ref(アナトリア戦その3.jpg) 
 おらおらおらー!

#br

&ref(Manushihr帝.jpg); 敗残兵の生き残りは、あの16000のところに逃げ込んだか。よし、攻撃するぞ!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 攻撃しても大丈夫なんでしょうか?

&ref(Manushihr帝.jpg); 数ではこちらの方が倍近くおる。大丈夫、勝てる!!

#ref(アナトリア戦その4.jpg)

#br

&ref(Manushihr帝.jpg); おらおら!かかれー!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 山岳地帯のため、敵がかたいですね…。

&ref(Manushihr帝.jpg); 敵に勝る兵力で山岳地帯…。あれ、何か嫌な予感がするぞ…?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 大変です!敵の増援部隊約12000が向かってきているとの知らせが…!

&ref(Manushihr帝.jpg); な、なに!?

#ref(アナトリア戦その5.jpg)
 非常にまずい…。


**志半ば [#q708c708]


西暦1163年末。Mazakaで行われた大会戦は、数で劣るビザンツ軍の奮戦と増援の到着により、ビザンツ軍の大勝に終わった。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 陛下!ここは我々に任せ、お逃げください!!

&ref(Manushihr帝.jpg); 嫌だ!!私も皆とともに戦う!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 陛下を死なすわけにはいきません!ええい!陛下を取り押さえよ!

&ref(Manushihr帝.jpg); な、何をする!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 陛下が強情をはられるからです。さあ、陛下をお連れして逃げよ!

&ref(Manushihr帝.jpg); 私の意に背くのか!?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 後でどのような責めでも受けます。私が死ななかったらの話ですが。

&ref(Manushihr帝.jpg); アルメニア王…。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); さあ、早く陛下をお連れするのだ!

#br
#br

&ref(Manushihr帝.jpg); はあはあはあ。グボエッ!

&ref(Manushihr帝.jpg); これは…血!?

&ref(Manushihr帝.jpg); グボエエエエッ!!

&ref(Manushihr帝.jpg); はあはあはあ。

&ref(Manushihr帝.jpg); 神よ、ここで私の天命は尽きるというのか…!?

&ref(Manushihr帝.jpg); 私には、まだペルシア討伐という大切な使命が残っておるというのに。

&ref(Manushihr帝.jpg); 神よ、あの世で恨んでやるぞ。

西暦1163年末。Manushihrは戦に敗れ、逃げている最中、突如血を吐いて倒れた。
従者によって必死に看護されたものの、意識が戻ることは無く、そのまま世を去った。
彼には大望があった。しかし、それを成せぬまま、志半ばの死となった。
享年50。史書には「憤死」と記されている。

#ref(13代目交代.jpg)



[[AAR/ペルシア奮闘記/第16話 Mehrzad]] に続く
[[AAR/ペルシア奮闘記/第16話 Mehrzad ]] に続く

TIME:"2015-05-15 (金) 19:15:06"

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