[[AAR/ペルシア奮闘記]]

**はじめに [#kb77d9d2]

&ref(FarhadⅡ少年.jpg); 13代目当主のManushihrです。

&ref(アルメニア王.jpg); アルメニア王のArdavanです。

&ref(FarhadⅡ少年.jpg); アルメニア王さん、早速ですが我が国は今、危機的な状況にあるみたいですね。

&ref(アルメニア王.jpg); 我が軍の主力がペルシア軍に大敗北してな。かなりやばい状況にある。

&ref(FarhadⅡ少年.jpg); 敵の要求は何ですか?

&ref(アルメニア王.jpg); Tabristan及びTabrizの割譲だ。

&ref(FarhadⅡ少年.jpg); 割譲いたしましょう。

&ref(アルメニア王.jpg); !?。負けを認めるというのか!

&ref(FarhadⅡ少年.jpg); このまま無駄にあがいても勝てる可能性は低いですしね。仕方ないかと。

&ref(アルメニア王.jpg); だが、TabristanはBavandid家にとって本貫ともいえる地だぞ!?ここを明け渡したら先祖に申し訳が立たぬ!

&ref(FarhadⅡ少年.jpg); 一時的に明け渡すだけです。いずれは取り戻します。

&ref(アルメニア王.jpg); Tabrizも明け渡すのか!?

&ref(FarhadⅡ少年.jpg); あそこを治める女公爵はかつて王権低下を目論み、父上に逆らった獅子身中の虫(前話参照)。これ以上我々が犠牲を払い女狐を守る気にはなりません。

&ref(アルメニア王.jpg); だがあそこは…。

&ref(FarhadⅡ少年.jpg); もう決めたことです。これ以上傷口が広がらないうちに和睦しましょう。

&ref(アルメニア王.jpg); おい…。

西暦1129年1月。Bavandid朝は敗北を認め、Saffarid朝に要求する土地を全て明け渡した。
これにより、アラビア帝国はペルシア内に保持していた領地の多くを喪失することとなった。

#ref(ペルシア敗北.jpg)
 今に見ていろ…。

#ref(戦後の領域.jpg)
 今回失った領地(赤枠)。いずれは取り戻してやるから首を洗ってまっていろ。

&ref(アルメニア王.jpg); Tabrizも渡してしまったか…。

&ref(FarhadⅡ少年.jpg); 講和の条件なのだから仕方ないでしょう。どうしてそんなにTabrizにこだわるのですか?

&ref(アルメニア王.jpg); あそこにはゾロアスター教の聖地があったのだ…。

&ref(FarhadⅡ少年.jpg); え!?

&ref(アルメニア王.jpg); 実にもったいないことをしたなあ…。

&ref(FarhadⅡ少年.jpg); い、いずれは取り戻しますから(汗)。


**そういえばアラビア帝国皇帝だった [#be4dd4a5]

&ref(Manushihr帝.jpg); 成人しました。

&ref(アルメニア王.jpg); おめでとう。

&ref(Manushihr帝.jpg); アルメニア王さん、今更ですが、私はアラビア帝国皇帝ですよね?

&ref(アルメニア王.jpg); そうだが、突然にどうした?

&ref(Manushihr帝.jpg); いや、アラビア帝国の領域全体に私の威光は行き届いているのかなあなんて思いまして。

&ref(アルメニア王.jpg); 全然行き届いていないな。独立を貫く諸侯も多く存在している。

&ref(Manushihr帝.jpg); ですよね。我々がSaffarid朝に対して守勢一方なのもそのことが影響しているんじゃないでしょうか?

&ref(アルメニア王.jpg); というと?

&ref(Manushihr帝.jpg); アラビア帝国の本来の領域全てにBavandid家の威が行き届いているのなら、正直ペルシアに優に勝る国力を得ているはずです。ですが、現状ではペルシアに国力で劣っている。それが何故かと考えたときに、我々に従わない勢力がアラビア帝国内に多く存在するからだと気づきました。

&ref(アルメニア王.jpg); ほう。

&ref(Manushihr帝.jpg); 私はアラビア皇帝です。私に従わないけしからん勢力が領域内にいるなら、討伐するのが責務です。

&ref(アルメニア王.jpg); まあそうだな。

&ref(Manushihr帝.jpg); ですので、私は当面の目標をアラビア帝国の再統合にしたいと思います。

&ref(アルメニア王.jpg); なるほど。アラビア帝国が完全にまとまれば、ペルシア帝国でもかなわないだろう。さすがだな。

&ref(Manushihr帝.jpg); いえいえ。独立を貫く諸侯を併合して国力を高め、いずれはペルシアに侵攻したいと思いますよ。

&ref(アルメニア王.jpg); その時がくることを楽しみにしているぞ。

&ref(Manushihr帝.jpg); 私にお任せください。

#br

&ref(Manushihr帝.jpg); Saffarid朝め絶対許さぬぞ。この手でいずれ滅ぼしてやる。

#br

#ref(Manushihr帝ステータス.jpg)
 能力的にもtrait的にも申し分がない。まさに名君である。


**再統一への道 [#m2623e51]

&ref(Manushihr帝.jpg); まずはGalile地域の割譲を求めて、Galile公爵に宣戦布告します。

&ref(アルメニア王.jpg); Galile公爵はアッバースの一族だな。

&ref(Manushihr帝.jpg); はい。アッバース一族は没落したとはいえ、いまだにアラビア帝国内に多くの領地を持っています。Galile公爵もそんな一族の1人です。

&ref(アルメニア王.jpg); 何代も前の当主の代にも経験したが、アッバース一族の血縁同盟は脅威だぞ(第8話参照)。

&ref(Manushihr帝.jpg); 承知しております。

&ref(アルメニア王.jpg); それでも優先して戦を仕掛けるのは何故だ?

&ref(Manushihr帝.jpg); アルメニア王さん、アラビア帝国の力の源は何だと思いますか?

&ref(アルメニア王.jpg); うーむ、広大な慣習的領土の領域か?

&ref(Manushihr帝.jpg); それも正解ですが、一番の力の源は領土の豊かさにあると思います。

&ref(アルメニア王.jpg); ふむ。

&ref(Manushihr帝.jpg); では、アラビア帝国内で一番豊かな地域はどこですか?

&ref(アルメニア王.jpg); …!メソポタミアか!

&ref(Manushihr帝.jpg); その通りです。メソポタミアは現在アッバース一族に大部分を支配されています。この地域を我々が手にすれば、大幅に国力は増強されるでしょう。ペルシアへの復讐戦も控えている我々にとって、アッバース一族に喧嘩を売るのはなるべく早い方がいいのですよ。

&ref(アルメニア王.jpg); では、どうしてメソポタミアにおるTigris公爵やバグダッド公爵ではなく、地中海に面するGalile公爵なのだ?メソポタミアを手に入れたいのなら戦を仕掛ける相手が違うのではないか?

&ref(Manushihr帝.jpg); まずは確実に勝てる相手から潰していきたいと思っています。Galile公爵はアッバース一族の中でも比較的小粒な領主です。

&ref(アルメニア王.jpg); なるほど、お前はアッバース一族を根こそぎ討伐する腹か。

&ref(Manushihr帝.jpg); 過去の栄光にしがみついて今を認めようとしない彼らに、時代の移り変わりというものを思い知らせてやりましょう。

#br

西暦1133年。Manushihrはその生涯をかけることとなる一大事業「アッバース家討伐」を開始した。

#ref(Galile公爵戦開始.jpg)
 次々と敵方で参戦するアッバース家の面々。

この戦にアッバース家領主の多くが参戦し、敵方はアラビア帝国に匹敵する兵力を有するに至る。
Manushihrは配下の将軍たちに敵の各個撃破を命令、総数では大兵であったものの分散していたアッバース連合軍は、アラビア軍に次々と倒されていった。
そして、アラビア軍がGalile地域の占領に入るに至り、大勢は決した。

#ref(Galile包囲.jpg)

#br

#ref(Galile公爵戦勝利.jpg)


&ref(Manushihr帝.jpg); よし!この調子でいくぞ!!

#br

西暦1140年。Manushihrは第2次アッバース家討伐を宣言し、エジプトのDamietta公爵に宣戦布告した。

#ref(Damietta公爵宣戦.jpg)

この戦には再びアッバース一族の面々が敵方で参戦、またも激戦となる。

#ref(Damietta公爵援軍.jpg)
 懲りない奴らめ…。

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&ref(アルメニア王.jpg); アッバース連合軍の主力と思われる部隊を発見したぞ!

&ref(Manushihr帝.jpg); 叩き潰してやりましょう!

#ref(Damietta決戦その1.jpg)

#br

#ref(Damietta決戦その2.jpg)
 おらおらおらー!

&ref(アルメニア王.jpg); 勝利したぞ!

&ref(Manushihr帝.jpg); これで後は掃討戦ですな!

#ref(ダマスカス公爵捕縛.jpg)

&ref(アルメニア王.jpg); ついでに敵軍の指揮官であったダマスカス公爵を捕虜にした。

&ref(Manushihr帝.jpg); まさに大戦果ですな。後は文明の源であるエジプトをまったり見物しながら戦勝点をためるとしますか。

この後アラビア軍は敵領土の占領を進めた。

#ref(Damietta占領.jpg)

そして戦の開始からわずか3年で勝利し、Damietta一帯を獲得したのであった。

#ref(Damietta戦勝利.jpg)

#br

&ref(アルメニア王.jpg); おめでとう。

&ref(Manushihr帝.jpg); これでエジプトの大部分を手に入れました。なので私はエジプト王を名乗ろうと思います。

&ref(アルメニア王.jpg); 由緒あるエジプト王に就くことでBavandid家の名声はさらに高まるな!

#ref(エジプト王即位.jpg)

#br
#br

#ref(現在の領域.jpg)
 現在のアラビア帝国。まだまだ完全体には程遠い。


**安らかな日々 [#c08fd5c7]

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 陛下、こんにちは。

&ref(Manushihr帝.jpg); だれだね、君は?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); アルメニア王の息子のRuhollahといいます。

&ref(Manushihr帝.jpg); アルメニア王さんのご子息であったか。いかがされた?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 実は今朝方父が亡くなりました。

&ref(Manushihr帝.jpg); 何だと…!?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 安らかな死に顔でした。

&ref(Manushihr帝.jpg); アルメニア王さんは祖父、父、私と3代にわたって良き相談役を務めてくれた。人には寿命があるゆえ仕方ないことだが、とても悲しい。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 陛下にそう言っていただけて、父もあの世で喜んでいることでしょう。

&ref(Manushihr帝.jpg); これからはあなたが相談役を務めてはもらえぬか?

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ははっ!若輩の身ではありますがよろしくお願いします。

#br

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 早速ですが、現在はどのような状況なのですか?

&ref(Manushihr帝.jpg); 戦が続いたゆえ、今は外征は控え、国内の安定に努めている。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 久しぶりに安らかな日々を過ごされているわけですな。

&ref(Manushihr帝.jpg); うむ。愛人をつくったり、その愛人に子をはらませたり、平凡な日常を過ごしておるぞ!

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); いたって普通なCk2の日常ですなあ…。

#br

数日後。

&ref(Manushihr帝.jpg); ただいま。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); どちらにお出かけになられていたのですか?

&ref(Manushihr帝.jpg); 愛人とメッカに旅行に出かけてた。メッカでは白い虎が出るとのことで狩ってやろうとしたが、できなかった。非常に残念だ。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); ……たまげたなあ。

#ref(愛人と虎狩その1.jpg)

#br

#ref(愛人と虎狩その2.jpg)

かくして次の戦に向けて、Bavandid家は休息?をとったのであった。


**新たなる戦いへ [#a6d3b3ee]

&ref(Manushihr帝.jpg); 十分休めた。そろそろアッバース討伐の続きに取り掛かるぞ。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); はっ!

西暦1149年。Manushihrは第3次アッバース家討伐を宣言、ダマスカス公爵とアラビア公爵に同時に宣戦した。

#ref(ダマスカス宣戦.jpg)

#ref(アラビア宣戦.jpg)

事前準備を入念に行っていたアラビア帝国軍は有利に戦を展開する。
ところが…

#ref(アッバース討伐有利.jpg)

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&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 大変です!Saffarid朝がアゼルバイジャンを求めて宣戦布告してきました!

#ref(アゼルバイジャン防衛.jpg)
 またお前らか…。

&ref(Manushihr帝.jpg); ほう。ペルシア皇帝め、我々が戦をしている今が有利と判断したか。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg);  いかがなされますか?

&ref(Manushihr帝.jpg); ペルシアに対する備えは万全だ。目にものを見せてくれるわ!!

#br
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&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); この時、我々はSaffarid朝に対する勝利を確信していました。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 陛下はペルシアに対する備えに絶対的な自信をもっていたのです。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg);  思えば、この時期の我々はSaffarid朝に目を向けすぎるばかり、''真の敵国''に気付くことができていませんでした。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 「彼の国」はササン朝の時代から、常に好敵手であり、そして最も憎むべき宿敵でありました。

&ref(アルメニア王跡継ぎ.jpg); 「彼の国」はついに我々に牙を向けてきたのです。


#br
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#ref(ビザンツが来た!.jpg)
 真打ち登場…orz。


[[AAR/ペルシア奮闘記/第14話 Manushihr 後篇]] に続く
[[AAR/ペルシア奮闘記/第15話 Manushihr 後篇]] に続く

TIME:"2015-05-04 (月) 21:18:03"

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