[[AAR/ぼくのかんがえたさいきょうのカレン家]]

*二代目当主 Maziar "敬虔なる者" の治世 後編(911~938) [#c262973e]
**1.内政期間 [#w171989f]
カリフとの決戦を制した後、停戦期間明けを待つ意味も兼ねて5年間は休養しています。
インド方面、草原方面には進まない方針を取ったため、不満家臣をいくつか潰すなどしています。
その領地はtrait検索から見つけた、優秀な家臣に与え、子孫繁栄のための場としています。

また側室はかなり頻繁に取り替えており、strongやquick、できればgenius持ちの娘を優先しています。その結果がこの子供数。

#ref(01_家族達.jpg)

&ref(00_二代目アイコン.png); 「長男が無能なんですよね……次男以下に期待しておきましょう」

一族に領地はまだ配らないため、部屋住み&子供ができにくい状態ですが、この男子数ならば断絶はそうそう無いでしょう。
ゾロアスター教の近親結婚システムはブリーダープレイに向いているため、あえて宮殿に一族を囲っておく意味もあるとは思います。

しかしプレイ方針としてローマ帝国の再興も目標であり、そのためにはビザンツ皇帝位を持つことに加えて"正教徒"であることが求められています。
1代か2代は宗教問題を抱えることが確定しているため、初代Vandadのような暴君化は最低もう一度必要になるでしょう。一族にはまだ領地は配りません。

そんな風に時を進めていたら、

#ref(02_テングリ改革.jpg)

テングリが改革され、ハンガリーは改革テングリの盟主的な立場につきました。
カトリック勢力が拡大しないのは良いことです。

916年時点でカレン家の動員兵力は13000程度になりました。

**2.アッバース朝分断戦役 [#gfecbb04]

&ref(00_二代目アイコン.png); 「さて。国力も十分に整っていますが、ここで良い機会が訪れました」

#ref(03_ケルマンシャー聖戦.jpg)

&ref(00_二代目アイコン.png); 「アッバース朝の弱点は、四肢を伸ばした獣の如き領土の形にあります」

&ref(00_二代目アイコン.png); 「このケルマンシャー地域は次の攻撃のターゲットでしたが、都合よく反乱してくれましたね」

&ref(00_二代目アイコン.png); 「後方を気にしなくて良いカレン家と異なり、アッバース朝は戦力の集結には時間がかかります」

&ref(00_二代目アイコン.png); 「ならば彼奴らの領土をこのように分断してしまえば……」

#ref(04_分断戦略.jpg)

&ref(00_二代目アイコン.png); 「分断地域の兵力は容易に討て、また邪魔されずに占領できます」

常備軍もこの時点で徐々に育ってきています。
アッバース朝が未だ脅威であるのはエジプトのトゥーラーン朝と、聖地メッカを抑えるハーシム家が参戦する場合に限られます。
先のMazandaran決戦ではエジプトの援軍5000が鬼門でした。

&ref(00_二代目アイコン.png); 「分断作戦への道を確保するため、まずはターヒル朝からファールスを奪いましょう」

#ref(05_ファールス解放.jpg)

&ref(00_二代目アイコン.png); 「アッバース朝は内乱中。Bahirに限らず外交値の低いカリフが続いているため、付け入る隙がうまい具合にできていますね」

#ref(06_シナイ戦線.jpg)

&ref(00_二代目アイコン.png); 「そして恒例と化したエジプトとの紛争です。主力同士の決戦が終わったところを攻めましょう」

下図のようにアッバース朝を東西から挟撃する図が、今後幾度と無く繰り返されます。
エジプトとカリフは大体シナイ半島の国境で衝突しますが、兵力を摩耗したところをカレン家に衝かれ、慌てて和平するという流れです。
さらに今回の攻撃では、スンニ派異端のイバード派が決起していますが、これもまたカリフの兵力を分散させる囮として利用できました。

#ref(07_バスラ解放.jpg)

この後は停戦期間を利用しつつ、アッバース朝内部の不満公爵への離間工作と、カスピ海沿岸からアルメニアにかけての独立勢力を喰らいました。
この間、アッバース朝はウマイヤ朝を救援し、マリョルカ島を挟んだキリスト諸国との死闘に身を投じています。かと思えばそのウマイヤ朝と争ったりしていました。

アッバース朝領分断から6年後の勢力図がこちらです。

#ref(08_926勢力図.jpg)

さて、ここで少し戦略論的な話ですが、筆者はアッバース朝との勢力逆転の時点から外線戦略を取っています。
これは同時多方面からの侵攻で敵軍の分断をはかる戦略ですが、そのためにあえて飛び地の少アルメニアも制圧しました。
ビザンツ帝国と隣接するリスクはありますが、ペルシア帝国のダジュール領域外の公爵領も取るようにしており、いざとなれば即降伏で10年の停戦を買えます。
それよりも出撃拠点として、また多方面を同時占領することでアッバース朝の反撃を封じる目的があります。

CK2のAIは基本的に兵力を一箇所に集中してそれをぶつけてくる傾向が強いです。
従って外線戦略によって離れた土地を同時に占領し、片方を放棄しつつ時間を稼ぐという戦法も取れるのです。

&ref(00_二代目アイコン.png); 「さらに3年後には、停戦の切れたターヒル朝を完全に併呑しました。また離間工作は成功、内乱に介入して、さらなる領土分断の布石を打ちます」

#ref(09_933勢力図.jpg)

933年には、青枠のようにアッバース朝を四分五裂に追いやります。
これにより4~5公爵領分の兵力が無駄となると同時に、こちらはバグダッド周辺などの豊かなメソポタミア地域を獲得。
アッバース朝は当主の低外交力が災いしてか、近隣勢力と順番に殴りあっており、旧領を恢復する力はもはや無いに等しいです。カレン家の動員力は20000を越えました。

&ref(00_二代目アイコン.png); 「ビザンツ帝国も内乱期に入ったため、介入して国境領土を掠め取りましたね」

***苦し紛れのジハード [#d09f0a1e]
バグダッド失陥がトリガーとなったのか、ジハードが解禁されて即日少アルメニアにジハードを宣言されますが、

#ref(10_ジハード.jpg)

交代したばかりのカリフについてくるものは誰もおらず、難なく撃退します。エジプトとハーシム家とウマイヤ朝が全部かかってきたらキツかったかもしれませんが、
速攻でアッバース朝を占領しまくれば白紙講話に持っていくのは難しくはなかったでしょう。

#ref(11_カリフ兵力.jpg)

このように戦続きでアッバース朝は衰退激しいです。君主の動員兵力が低ければ、それだけ派閥の動きも活発化する。
派閥が激発すれば停戦期間を気にせずにそれを食らうことができる。
かくしてMaziarの残りの仕事は、アッバース朝のカリフを定期的に暗殺しつつ、ペルシア帝国の旧領を恢復していくこととなりました。

**2.後継者選択 [#w8162974]
&ref(00_二代目アイコン.png); 「この辺りで、息子達を紹介しておきましょう。正直悩みました」

左上から順に、長男、次男、三男、四男、五男、七男です。六男はSS撮り忘れたのと、無能だったので割愛。

#ref(12_息子達1.jpg)
#ref(13_息子達2.jpg)

&ref(00_二代目アイコン.png); 「長男は無能です。論外」

&ref(00_二代目アイコン.png); 「次男は武力が良いので国全体の兵力が上がるのは魅力的ですが、外交0が痛すぎます」

宿敵であったカリフBahirの死後、アッバース朝ではカリフが立て続けに3代不審死することになります。
一つには外交力の不足ですが、ゾロアスターの聖戦によって土地を失った者達がカリフの宮廷に押し寄せ、暗殺Plotが組みやすかったこともあります。

&ref(00_二代目アイコン.png); 「三男は比較的マシですね。四男と五男が成人するまでは、彼を暫定的な後継者に指名していました」

&ref(00_二代目アイコン.png); 「四男は管理能力に優れています。五男は管理では劣るものの、外交力があります。この二人で悩みました」

最終的には五男で決め打ちました。
CK2ではCK1と異なり、管理能力が保有領土数に与える影響は小さいです。それよりも多数の部下を束ねる外交力と、オピニオンに良い影響を与えるtraitで決めました。

&ref(00_二代目アイコン.png); 「まぁ、その後に成人した七男が優秀だったので、五男に領土を与えた後に少し後悔したのですがね……」

ただ、万が一五男が若死にしてもスペアがいる、と考えれば鉄人モードでこれほど心強いこともありません。
選挙制+公爵無しなので事実上の指名制で後継者を簡単に切り替えられますし、五男の子供が不出来だった場合にも七男までの繋ぎに位置づけることもできるので。

後継者指名は二転三転しましたが、これがMaziarの最後の仕事となりました。
Maziar王、938年に61歳で崩御。実に57年もの長い治世を異教徒との聖戦に身を投じ、ペルシア帝国復興の流れを確実にした彼の墓標には"敬虔なる者"の尊称が刻まれました。

#ref(14_崩御.jpg)

Maziar王に万歳!!

**続く [#ra67eba1]
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TIME:"2014-07-19 (土) 01:49:11"

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