初心者による初心者のためのブルグンド王国

本章の登場人物

matilda2.jpg プロヴァンス女公Matilda cecilia.jpg 姉Cecilia mathilde2.jpg 母Mathilde felipe.jpg アラゴン王子Felipe

これまでのあらすじ

幼くしてプロヴァンス公位を継承したMatilda。摂政の抑圧に耐えながらもすくすくと成長し、逞しさを兼ね備えた美女となった。

Matildaの結婚 (1094年)

matilda2.jpg ついに私も成人ね! mathilde2.jpg おめでとう! cecilia.jpg おめでと♪ matilda2.jpg だから結婚相手を探さなきゃ! mathilde2.jpg ……。 cecilia.jpg Matilda、きれいだし、焦らなくていいと思うけど。 matilda2.jpg 何いってんのよ。政略結婚の時代に美しいもなにもないわ。 cecilia.jpg そうかなあ……。 matilda2.jpg そうよ。私は家を存続させるために婿を取らないといけないのよ。     それだけで結婚してくれる男の人は激減だわ。 cecilia.jpg 確かにねぇ。 matilda2.jpg だいたい、このゲームなによ。16歳まで結婚できないだなんて、この時代の世相を反映していないわ。 mathilde2.jpg それは、そうだけど……。 cecilia.jpg ポリティカルコレクトネスに配慮すると致し方ない所でしょうよ。 matilda2.jpg いいわ。だから、私は焦ってる訳。早くいい男を探さなくちゃ。 mathilde2.jpg Matildaももう大人なのね。 matilda2.jpg お母さんは、誰かいい相手を知らない? mathilde2.jpg うーん。そういえば、イスパニアはアラゴンの王子を紹介されたけど……。 matilda2.jpg アラゴンの? mathilde2.jpg 王子といっても、昨年、Sancho国王が亡くなったから王弟にあたる方ね。 matilda2.jpg だめよ。そんな方が婿に来てくれる訳ないわ。私が嫁に行く縁談は全部断ってよ。 mathilde2.jpg 私も最初はそう思ったわよ。でも、違うらしいの。 cecilia.jpg 母さん、それFelipe王子のこと? mathilde2.jpg そうよ。Cecilia、どこで聞いたの? cecilia.jpg たまたまお見かけしたことがあるのよ。     ずいぶん毛むくじゃらでとても16歳には見えない。felipe.jpgこんな感じの人よ。やめといた方がいいわ。 matilda-h.jpg え?すばらしい方じゃない。 cecilia.jpg Matilda……。目がハートになって……。 matilda2.jpg ♪♪これで私も王家の縁者ね♪ cecilia.jpg 貴族の結婚って、やっぱり家柄がすべてなのね。 matilda-h.jpg 子供ができたら、わが子は王位継承権も持っているのよ♪うふふ。

aragon1.jpg アラゴン王国はバルセロナ公領(史実では伯領)との合同以前のもので、2大王国時代の勢いはないものの、「王国」の格を持っている。比較的有名な都市はサラゴサ。 Felipe王子は王子であるだけでなくデニア伯として最近戦争で獲得した所領を自身の領国として持っている。      


  バタバタバタ。   felipe.jpg 大変だー!!助けてくれぇぃ!! matilda2.jpg !!こんな夜中に誰かとおもったら……。 cecilia.jpg 旦那様は普段は伯爵領にお住まいだったはずでは? felipe.jpg はぁはぁ。急に兄に襲われたんだ。 matilda2.jpg 兄?アラゴン王のこと? felipe.jpg そうだ。 cecilia.jpg 暗殺はイスパニアの伝統、っていうからね。 matilda2.jpg でもすでに国王であるお兄様が襲撃してくる理由はないわ。 felipe.jpg アラゴン本国がイスラムの急襲を受けたらしい。 matilda2.jpg え? felipe.jpg サラゴサは陥落。兄は命からがら逃げ延びて、軍勢を私の館に差し向けた訳だよ。 matilda2.jpg どうして……。 felipe.jpg 伯爵領がアラゴン王国最後の領土だからね。それを私が治めていたのでは、都合が悪いらしい。 matilda2.jpg なるほど。 felipe.jpg でも、まあ、良いではないか。これからは僕たち、一緒に住める訳だよ。 matilda2.jpg ……。 felipe.jpg 結婚して1年3ヶ月。ようやく、本当の新婚生活が始まるみたいだね。 matilda2.jpg ……。ちょうど、外務大臣の職が空いているから、ちょっとイタリアにいって請求権の捏造をしてきてくれない? felipe.jpg え……?でも……。 matilda2.jpg この城に住むからには、あなたも私の臣下なの。そんなこともわからないの? felipe.jpg そんな!Matilda、愛してるよーー。 matilda2.jpg 本当は、密偵長を任せたい所だけど、死んでもらっても困るからね。       cecilia.jpg やっぱり、こうなるのね。  

キャラクターのステータス

Matilda Duchess of Province(midas touched)
外交8 戦術9 財務20 謀略8 学問8
Just Charitable Ambitious
Felipe Prince of Aragon(grey eminence)
外交12 戦術4 財務7 謀略14 学問7
Patient Brave Envious Cruel Deceitful

財務能力ゼロの親父から20の娘が生まれるとは思っていませんでした。 小国の切り盛りには助かる能力値です。 Felipeはgrey eminence(外交+9)のくせに、Ambitious、Cruel、Enviousのtraitsでマイナス補正されて結局は12止まりになってます。

国外の当主と結婚している場合、夫を入閣させることはできませんが、格上の王子などでも領国が無い場合は内閣のメンバーとして起用することができます。(妻は密偵にしか起用できないことを考えると、この点だけは女性当主のメリットと言えます。)ただし、密偵長は比較的死亡リスクが高いので注意しましょう。

結婚相手を選ぶ

このゲームで最大の重要事は結婚相手の選択です。重視するのは、相手の血筋、保有する請求権や相続権、能力値、traitなど様々ですが膨大なリスト形式から自由に選択できる訳ですから、現実の中世の貴族の苦労を思ったら、大いに楽をしているといえるでしょう。

Matildaの結婚相手に王弟(婚約時には王子だった)を選択した理由は、王家の縁者となることでその後の結婚相手の幅が広がる(身分の高い候補が結婚を受けてくれる確率が高まる)のではないかと考えたからです。(実際にそんな効果があるのかはいまだに分かっていませんが……)

ちなみにFelipeは前王Sanchoの三男ですが、次男はすでに死去しています。とはいえ、長男のアラゴン国王にはすでに1男2女がいるため、Felipeの王位継承順位は4位でした。アラゴン王国の相続はあまり現実的ではありませんでしたが、注意しないといけない点があります。生まれた息子がプロヴァンス(神聖ローマ帝国内)に領地を持たない状態でアラゴン国王になってしまうと、プロヴァンスを相続した時点でプロヴァンスが神聖ローマ帝国から抜けてしまうという点です。これを避けるためにはアラゴン王位が転がり込んでくる以前に相続人(息子)に領地を与えておく必要があります。

なお、血族の女系結婚は王朝のメンバーを増やすためには非常に有効なので本プレイでは当主以外の女系結婚も盛んに行っています。王朝内に請求権がある間は請求による戦争でゲームオーバーとなる可能性も防げます。

イベリア半島情勢

イベリア半島のカトリック勢力は、全般に互いに抗争を繰り広げることが多いようで、イスラム教勢力も分裂と抗争を繰り返しますが、レコンキスタは進行せず、むしろ、イスラムが伸張する場合も多いようです。

aragon2.jpg

本プレイでもアラゴン王国は一瞬のうちに潰された。

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