ジェノヴァ公太子Amaneus
妻・プロヴァンス女公Elena
Elenaの臣下、タラスコン市長Guichard
ジェノヴァ公Guilhemは臣下だった幼女Elenaにプロヴァンスを譲ったが、それには裏の意図があった。ElenaはGuilhemの息子Amaneusと婚約させられ、将来的なプロヴァンスの回収を目論んでいたのだ。
プロヴァンス宮廷
ひぃ、ひぃ、ふぅ。
Elena、頑張るんだ!
ひぃ、ひぃ、ふぅ。
その子には国の将来が掛かっているんだぞ。
ひぃ、ひぃ、ふぅ。
あと一息だ、Elena!
ふぅ、ふぅ。ふぅ、ふぅ。
おぎゃぁ、おぎゃぁ。
生まれたのね。
ああ、Elena。男の子だぞ。
男の子……よかった。
そうだ、大切な我が子だ。大事に育てていこうな。
そう……ね。
Amaneus様。Elena様は出産でお疲れです。しばらくはゆっくりと休ませて下さい。
それもそうだな。
初産ということもあって、少々出血も多かったようです。快復には暫く時間を要すかと。
容態は芳しくないのか?
まぁ、少々お疲れということですよ。ご心配には及びません。
そうか。わかった。
Elenaの体調は一時快復の兆しを見せたが、肺炎を併発し半年後に18歳の若さでこの世を去った。
さて、困ったことになったな。
心中お察し致します。Elena様のことは本当に残念でした。
あぁ。もういくらか時は経ったが未だに心が痛むよ。
幸い、お子はすくすくとお育ちです。きっと素晴らしい為政者となるでしょう。
そうだと良いが……。私は心配なんだよ。
と、言われますと?
オランジュ家の系図だ。
はい。
Elenaの父は四兄弟だったがそのうちの3人までが戦争に散っているんだ。
勇猛さと戦死とは表裏一体でございますから。
全員がプロヴァンスの割譲要求を巡る一連の戦いの犠牲者だよ。
そうでしたね。
そして四兄弟で唯一生き残った現在のプロヴァンスの摂政にして密偵長でもあるLeonという訳だ。
はい。
Ruprechtにもしものことがあれば彼がプロヴァンスを相続することになる。
もしや、Leon殿を疑っておいでなのです?
いや、だが、彼がその気になればいつでもRuprechtを亡き者にできるだろう。
そう思っただけで身震いがするね。
考えすぎですよ。
私はこの国では肩書きのない居候に過ぎないからね。本当に自分の無力を恨むよ。
我が子ひとり守ることができないなんてね。
Amaneus様、ジェノヴァから急使が来ています。
用件を伝えてくれ。
お父上のGuilhem様が、アキテーヌでの戦争の傷を悪くされ、具合が良くないそうです。
そうか。ジェノヴァに出向かねばなるまいな。
2歳になったばかりの子をひとり残していくのは忍びないが……。私がいても何もできないしな。
留守中はお任せ下さい。Ruprecht様の安全は何に換えても守ってみせます。
ああ。頼んだぞ。
Amaneus, Duke of Genoa(Charismatic Negotiator) 外交18 戦術0 管財3 謀略1 学問5 Craven Temperate Slothful Kind Charitable
初代以来ひさしぶりにSlothfulがつきました。Kindを受け継いでいるので、臣下のオピニオンにボーナスがつくはずなのですが、Cravenもふくめて合計では-5となってしまいます。baseの外交値が8とかなり高いため、外交スキルが高く、当主としては及第点だと思います。
CK2の寿命は現実と同程度に女性の方が長く設定されているようで、高齢者では女性が未亡人となるケースが多いですが、出産年齢の女性は周産期に死亡するリスクが高く、若年での死亡を無視することはできません。若年男性の死因の多くは戦争に起因するものであるため、ある程度は(戦場にいかせないなどで)コントロール可能なのに対して出産時の死亡は、完全には避けられません(メインキャラに近い女性では血族をつないでいく必要があるので、結婚せずに出産させないという選択肢は考えづらいのです)。
すでに後継者のいる女性当主を生き延びさせたい場合、夫のOpinionを低下させることで妊娠確率を下げるなどの手段があります。(Opinionを下げるのに最も有効は方法は愛人を作ることですが、愛人との子を妊娠する可能性があります。簡便な方法としては閣僚に採用しておいて更迭する、名誉称号を渡して取り上げるなどの方法があります。)