1073年6月(Herbert41歳) 深夜遅くHerbertの部屋を訪れた婦人がいた その婦人は次男Eudesの妻(ハンガリー王女)であった 数年前、Herbertはハンガリー王女姉妹にコテンパンに振られていた その王女が自らHerbertの部屋を訪れて来たのである
何も言わず抱いてください
・・・・・・(弟の妻を抱く禁忌、どうする俺!!)
・・・・・・(決まっている禁忌こそ男のロマン!!)
生でいいですか?
はい、あなた様の子種をください
伯爵でよかった・・・・・・
お前たち!何をしているんだ!!
Eudes!! まさか、これが噂の美人局(つつもたせ)か!?
あなたが浮気をするからいけないのよ
浮気は男の甲斐性だろ
ならわたしはあなたよりも甲斐性のある、義兄に抱かれただけよ
ふざけるな、こいつが俺より甲斐性があるだとぉ~
領地も無いくせに!
ぐぅ、お前ら許さんからな!
Herbert様、子供ができたら領主に取り立ててくださいね
う、うんそうだね
数カ月後、王女は懐妊しHerbertとEudesの仲は決定的に壊れる事になった
王女が懐妊して間もなく・・・・・・
あなた私・・・・・・懐妊しました!
俺、覚えないんだけど・・・・・・
なに言ってるの、あなたが酔って帰った日にエッチしたじゃない
前回と一緒じゃねぇ~か、本当かよその話!!
私を疑うの酷い人(シクシク)
す、すまん
確証の無いHerbertはしぶしぶ謝ったのである その光景を影から見守る一人の男がいた
フッ、やられたらやり返すまでよ
1074年2月(Herbert42歳の時) イングランドVSフランスの戦いにカロリング家の領土が巻き込まれてしまった
はるばるイングランドから来てやったぞ、出てこいHerbert
わざわざ俺の領土に来るんじゃねぇ~よ(怒)
正々堂々と正面から戦おうぜ
ふざけるなぁ~、いくらなんでも大軍すぎるだろ
雑魚領主なんだな、お前
これでも公爵に就任間近の有力伯爵だ(怒)
イングランド軍はしばらくカロリング家の城を包囲したが北上して来た フランス軍の本体を追って立ち去っていった、 こうしてカロリング家は辛くも落城を免れたのであった
1074年3月(Herbert42歳の時) ハンガリー王女がHerbertの子供を出産した
Herbert様の男子を産みました
でかしたぞ王女
どうかこの子を嫡出子にしてください
その必要はない、この子にはいずれ領地を与え新王朝の祖とする
まことですか、うれしいです
愛い奴じゃ
王女を抱き寄せるHerbertの胸中は嫡出子などにしたら家族から非難轟轟 だと言う、背に冷や汗を覚えるものであった。
1074年4月(Herbert42歳の時) 疑惑の四男ダンが誕生する
1077年1月(Herbert45歳の時) 世継ぎEudesが成人しビザンツ帝国皇女を娶った
父上、次期当主として進言します
なんだEudes
今こそ新たな領土を獲得し公爵となるのです!
そうですぞ兄上
やろうぜ兄者
ですです義父上(ちちうえ)
分かったやろう、あと元帥、俺はまだ貴様の義父じゃね~ぞ
あと一年でお嬢様は16歳、もう決まったようなものなのです
まだ一年もあるだろうが!
お嬢様の処女を監視して早15年、もうすぐ40年の童貞生活が終わります~
この変態野郎、ストーカーまでやってるのか!? 殺してやる(怒)
まあまあ兄上、前にも言ったでしょ、戦争中に元帥を殺すなと
ちくしょ~
Herbertの叫び声と共にカロリング家による ブルターニュ地方攻略戦が開始された この地方は支配下にできれば公爵位のみならず ブルターニュ王にすらなれる至宝の領地である 運命に誘われるかの如くネオ・カロリング軍はブルターニュ地方に進軍した その数は傭兵を含め4000と言う、かつてない大規模なものであった
次回:第5話