徴税は、Crusader Kings IIにおいてきみがいかに上手に金を手に入れられるかということであり、そのため、理解するべき重要な要素である。私はど徴税が計算される方法と、最大の経済的利益を得る方法を論じよう。いつものように、最後にはまとめを載せてある。
税金がどの程度払われるかというのは、三つの要素に依拠している:
これら三つの要素は支払われる税金を決定するために、相互に組み合わされる・
Holdingの収入はかなり単純である。それはそのHoldingの基礎収入に、あらゆる建造物の収入を追加することによって計算されるのである。城(castle)の基礎収入は3で、寺院(temple)は8、都市(city)は12である。 それからこの収入は追加要素によって増減する。これらは第一に農業(Farming)/取引慣行(Trade Practices)/教会税(Church Taxes)の技術と、家令(Steward)の税金を徴収するミッションである。さらに、Holdingの収入に影響を与えるいくつかのイベントが存在するが、これらはむしろ一目瞭然である。
それぞれのタイプのHoldingは、それ自体の租税法を持っている。しかしながら、家臣が支払う税金は実際のところ、そのHoldingのタイプに依拠しているのではなく、その貴族たち自身のタイプに依拠しているのだということを注記しておくのは無駄ではなかろう。たとえば、もし誰かが都市と城を支配しており、伯爵(count)の身分であったなら、彼は都市の徴税(City Taxation)ではなく、封土の徴税(Feudal Taxation)によって決定されたレベルの税金を支払うのである。 修正倍率は0から1まであるが、きみの家臣について言えば、最大税率は0.55である。完全なリストは下の通りである:
貴族(Nobles):
市民(Burghers):
聖職者(Clergy):
しかしながらきみの領地(demesne)の修正倍率は常に1なので、きみが誰かきみよりも上の人物に支払うのでなければ、きみはそれをすべて懐に入れることが出来る。
もし税金支払者の、税金受容者への評価が0以下であれば、支払われる税金はそれと同じパーセントだけ低下する。よって評価が0かそれ以上であれば、彼らは税金を完全に支払い、-50では彼らは半分の税金を支払い、-100では彼らは税金をまったく払わない。 きみのきみ自身にたいする評価は、つねに修正倍率1として数えられる。
きみはまた、きみの家臣に支払われる税金の一部を得るだろう。これはきみが彼らの領地収入からきみが得るのと同じ(パーセントの)額である。といっても、これは一般的にきみがたくさんの家臣を抱えているのでなければ、微々たる額である。
というわけで、税収の完全な計算式はこのようになる:
(彼らの税収入+(基礎収入+建造物))*Holding収入要素*租税法*評価修正要素
きみ自身のHoldingについては、租税法と評価修正要素が1になるので、このように単純化される。 (基礎収入+建造物)*Holding収入要素
さて我々は、税金の仕組みとその効果を知ったので、いまや我々はそれを最大化させることが出来るだろう。 第一に我々は、holdingの収入を直接的に上昇させ、それを税金として滴らせる単純な建造物を持っている。私がこのポストで詳細に述べたように、きみの家臣のholdingに建造物を建てても、きみ自身の領地に建てるより、きみの投資にたいする見返りは少ない。そのため、収入を最大化させようとするとき、きみはきみの領地に可能な限り多くの収入建造物を建てるべきである。 第二に、きみはきみの家臣たちがもっと支払うようにするため、租税法を上げることが出来る。しかしながら、もし彼らの評価が既に十分低ければ、これは利益を生み出さないだろう。完全なリストは下の通りである:
10%よりも20%の方が多く得られる。評価が元々-80以上であれば (0.1 * 0.2 = 0.2 * 0.1) 15%よりも25%の方が多く得られる。評価が元々-75以上であれば (0.15 * 0.25 = 0.25 * 0.15) 20%よりも30%の方が多く得られる。評価が元々-70以上であれば (0.2 * 0.3 = 0.3 * 0.2) 25%よりも35%の方が多く得られる。評価が元々-65以上であれば (0.25 * 0.35 = 0.35 * 0.25) 30%よりも40%の方が多く得られる。評価が元々-60以上であれば (0.3 * 0.4 = 0.4 * 0.3) 35%よりも45%の方が多く得られる。評価が元々-55以上であれば (0.35 * 0.45 = 0.45 * 0.35) 45%よりも55%の方が多く得られる。評価が元々-45以上であれば (0.45 * 0.55 = 0.55 * 0.45)
以上のように、高い税金はほとんど常により多くの収入となる。しかしこれは徴兵(levy)や叛乱の可能性は考慮に入れていない。 第三に、きみはすべての家臣の評価を0以上に保つために、出来るだけのことをすることが出来る。彼らに称号を与えたり、馬上試合(tournament)を開催したり、彼らの望みをかなえたり、彼らを顧問にしたり、などなど。 最後に、一つだけ例外がある。それは聖職者である。聖職者たちがきみに税金を払うのは、彼らが教皇よりもきみの方を好いている場合のみである。彼らの教皇にたいする評価は普通40から60の範囲なので、彼らにきみの方を教皇より好きにさせるのは、かなり大変なことだろう。きわめて効果的な次善策として、対立教皇(anti-pope)の任命というのがある。きみは対立教皇に支払われた教会税をすべて得ることになるだろう。なのできみか対立教皇の方を、本当の教皇よりも好きな司教たちはみな、きみに教会税を支払うだろう。さらに、その勢力にいるすべての司教は、もし彼らが本当の教皇や彼らの君主よりも、対立教皇の方を好きであれば、きみに税金を支払うだろう。そのため、きみが大きな勢力を支配しているのであれば、教会税はきみの最大の収入源となることだろう。 たとえば、私のスコットランドのキャンペーンで、私は中央イングランドの小さな地域を除く、すべてのブリテン諸島を支配していたが、毎年教会税でだいたい400ゴールドを得ていた。残りの私の収入は合計でだいたい100から150ゴールドであったにもかかわらず。
収入を最大化するのはかなり単純であるにも関わらず、これはきみの勢力のほかの領域にも劇的な影響を及ぼし得る。税金を上げればきみの貴族たちはきみのことを好きではなくなるし、そのため彼らはより叛乱を起こしやすくなるし、きみに余り徴兵を送ってくれなくなる。よって余りにも高い税金はきみの勢力を相当弱体化させるし、内的な騒乱を大幅に上昇させる。そのためきみは、きみの家臣たちをなだめて叛徒たちを鎮圧するために、上昇した収入で得るよりも多くの時間とお金を費やすという状況にたやすく陥ってしまうだろう。 なのできみはより多くの金を稼ぐことが出来るかもしれないが、もしきみが注意深くなければ、きみはその余分の金を、ユニットの維持費と賄賂よりも有意義に使うことは決して出来ないだろう。
いくつかの異なった手法によって、きみはきみの収入を上昇させることが出来る。しかしもしきみが注意深くなければ、きみはそれを利用することが出来ないだろう。