1081年夏、公爵死ぬな、王さっさと死ね、とパラド神に祈りを捧げつつ時間を飛ばしていると、見慣れないイベントが起こった。
ウプランドが繁栄しているそうだ。 「ウプランドの平和と抜け目のない管理が良い状態とした」・・・? ということは、一定期間戦争に巻き込まれない&一定の管理能力でイベントにつながるのだろうか。
税収が1割増、兵力の回復速度は2割増と非常においしい。反面、疫病への対抗力が1割落ちている。これは人口が増加している反動の表現だろう。
「戦争や疫病、包囲といった悪い要素が繁栄を妨害する」 「病院を建てると共に、略奪軍から守ることで州の繁栄が続くことが保障される」・・・かな?
今は繁栄レベル1の効果が出ているらしい。良い状態を保てば繁栄レベル2になるんだろうか。
また、これに関連した新しい野望が登場している。
5年間平和を保つことですべての領地で繁栄がブーストされるようだ。 5年間の平和・・・? 無理だよそれは。
1083年、スウェーデン王がノルウェー王にようやく勝利を確定させた。 賠償金が山ほど入ってきたと思ったら、一瞬で全部内政に消費していた。やったね。
で、ノルウェー王軍は相変わらずスコットランドから戻ってこない。イベント兵も消耗し尽くしている。 となればもうやることは1つだ。
聖地返せや! コンクエスト、ナウマダル!
そして2年半。
ノルウェー軍はどこに行ってしまったのか全く帰ってこない。無抵抗のままノルウェー領を順々に占領して回っている。 無駄に広いせいでなかなか戦勝点が溜まらない。この間に公が頓死とか止めてくれよ・・・?
またこの頃、長男が成人している。
うッ、「狂信的」持ちだ・・・異教徒との関係性が極悪化するの痛いんだよなあ。 それ以外はまあ許容範囲か。ストレスを持っているが、1年ほどで快癒した。
そうこうしながら87年、対ノルウェー戦もそろそろ終わるかという頃、突然教皇からメッセージが・・・
キタ――(゚∀゚)――!!
ヨムスヴァイキングキタ━━━';・(゚Д´(〇=(゚∀゚)=〇)`Д゚)・;'━━ッ!!!!
やったぜ。
上の教皇からのメッセージ、アレは恐らく画像表示設定系のバグだと思われる。
本来ならヨムスの長が映るべきところ、カトリックの君主に仕えているウプランド公でイベントが起きてしまったことで、何か表示系が混乱しているのだろう。
ヨムスヴァイキングは、920年以降、ゲルマン信仰の支配者が、 「Stettin, Wolgast, Rügen, Werle」のいずれかを領有し、かつ、州内に空きスロットがある場合、一定確率で登場する。
1066年だと、今回奪い取ったシチェチン以外は、初期状態で4000近い兵力を出せるスラブ教徒のOSOTIRITIA公が所有しているため、 スラブ異教の損耗ペナルティも相まって、ノルウェーやデンマークを攻めるよりも辛い。 そこで、弱体なポメラニア公が保有するシチェチン一点狙いではぎ取ったというわけだ。
他の多神教の宗教騎士団が、宗教改革しないと出てこないのに対し、ヨムスは改革前でも出るという点が非常にズルい。 その代わり特定の領土が必要で、かつ年代が進むと空きスロットが無くなってしまい登場できなくなる、という欠点も併せ持っているが。
しかしまあうまい具合に出てきてくれてよかった。ヨムスがいるいないでは難易度に雲泥の差があるからなぁ。
で、ヨムスが出てきてくれたということで、不要になったシチェチンは適当なキリスト教徒に与え、王にTransferしておく。
こんなところに領土持っていたら、カトリックスウェーデンの庇護から離れ独立国になった瞬間にポーランドやHREから聖戦を貰ってしまう。 ポーランドはともかく帝国にはどうあがいても勝てない。 領土1つのために宗教権威を3点も下げるわけにいかないので、今のうちにリリースしておくのだ。
そして87年春、ノルウェー攻めが無事終了。3つ目の聖地を確保した。 と、ここでふと気になったことがあり、試してみることにした。
聖戦で手に入れた教会。ここに、息子を司祭として任じた場合、後継争いから外せたっけ? どうだっけ? ということだ。 今息子が2人いるので、片方を継承から外せれば、1人が全称号を受け継いでくれるのだが・・・
ああ、そりゃやっぱり無理か、まあそうだよな。 まさかどちらかを投獄→処刑するわけにもいかないし、分割相続についてはもう仕方ないと諦めよう。 ・・・いっそ男子が6人くらいいれば、1人1領ずつになるんでそれはそれでアリかもしれないな。必要な領土だけ暗殺で当主に戻せば良いし。
そして更に1088年。ステンキル王61歳、エリック公56歳。ステンキル王はinfirmってから既に10年経過している。 いったいどうなってんだ。Reaper's Dueの力はそんなもんか、ああん!?
と罵ってみても死なないものは死なない。ギリギリぐぬぬと歯噛みしながら、色々チェックしつつ時間を・・・ちょっと待て。
不可侵条約を破棄できる!?
え、マジ?
こんな機能これまで無かったよな? 2.61での追加だよなこれ? 威信を失う? 全体からオピニオンマイナス10? だからどうした! ここでやらずいつやるのだ!
何ィ? 2年間の非戦協定が強制締結ゥ? 知るか!! 威信は足りてる! キリスト教徒からの不評も知ったことか!
玉座を返してもらおうか! Claim Sweden!
エリック公は既に56歳。可能な限り急がなければならない。戦役中に寿命でクレーム消滅となったら冗談で済まない。 ヨムスヴァイキング2770に加え、リトアニア傭兵2200を雇用。公国軍4000弱と合わせて、スウェーデン王軍の倍近い戦力を確保する。
雇用した両部隊の士気回復・各地からの戦力集結を待つ間に、王軍も首都近郊に集結。 結構、物量差で押しつぶしてくれる!
89年3月、Göksholmの会戦。倍近い優勢でもってスウェーデン王の全軍と衝突。 こちらが攻勢側だが川越えでも無ければ丘でもない、地形の有利不利はない! 指揮官もきちんと付けてる! これで負けるはずが・・・
うそーーーん!?
敗戦した公軍主力はそのままヤムトランドまで敗走。戦勝点はマイナス45点に転落。 敗走した公軍をしり目に、王軍はウプランド近郊に乗り込んで攻城を開始した。
うおのれええええ! 負けるかー!
7月、北欧の山中から大急ぎで取って返してきた公軍主力は再び王軍と決戦。 6500VS3900、兵力比は先ほどより悪いが・・・
勝利!
これで勝てるのになんでさっき負けたんだよ! クソッ!
また、この戦闘でスウェーデン王軍の指揮官の1人、カルマル市長を捕縛したのだが・・・
なんか仮面の男になってた。
やだ。こわい。 これもReaper's Dueのイベントによるものだろうか? 何がどうしてこうなったんだろう・・・
ともあれ戦役自体はこれでほぼ勝負あり。敗走し、ゴトランド島に逃げ込んだ王軍残余を丁寧に叩き潰して残余を数百にまで打ち減らし、 後は部隊を4分割して各地を占領して回った。公が死なないことだけを祈って戦争を続行し・・・
1091年冬、王位奪還。元スウェーデン王、戦中に代替わりしたハルステンを獄に繋いだ。 目標の第一段階達成である。いやあ、一代でここまで来れて良かった。 代替わりして強い請求権が無くなると、スウェーデン王を一撃で崩せなくなり、手間と難易度が跳ね上がるからな。
奪還したスウェーデン王国の法制は下の通り。
称号剥奪法が、異教なら他に影響を与えず可能になっていない。 国内には、多数の元スウェーデン王臣だったカトリック領主が残っているため、これを処理するためにまずは称号剥奪法を改正せねばならない。 その後で、評議会権限をAbolishにしていこう。
さて、それでは楽しい楽しい国内のカトリック領主の始末タイムである。 まず、元スウェーデン王が持つ公爵号を剥奪し、公の直臣をこちらの直轄下に。 複数の領地を持っている領主からは、教会のある伯領1つを残して、他の領地全てを剥奪。 他の公爵級領主からは、配下の伯を全て剥がして公爵号と伯領1つのみに落ちぶれて貰う。
その上で、1領伯と化せしめたカトリック領主を全て独立させ、
雇いっぱなしにしておいたヨムスヴァイキングも含め、王国総出の略奪部隊を編成。 バラバラに独立させたことで無力化したカトリック領主の所領を、容赦なく焼き払っていく。 これでカトリックの教会を燃やせるだけ燃やし、異教の教会炎上による宗教権威プラス1を可能な限り獲得するのだ。
ああ。楽しい。
教会を一通り燃やした後、独立伯をコンクエストCBで改めて潰して回ることで、さらに権威をプラス1できる。 合計で権威40点は確実に超えるので、足りない分はスオメヌスコやロムヴァの教会を燃やすか、自前で教会を建てるかして補えば、50点に届くだろう。
またこうすることで、スウェーデン王国内の公爵号を一旦ほぼすべて消滅させることができるので、将来的な選挙王制の下での選挙結果の管理が容易になる。 単純にカトリック領主を取り潰し、ゲルマン領主に入れ替える場合と比べ、国力の回復は遅れるが、それを補うに足るメリットがあると考える。
そして、未改革の異教の国につきものの、一神教からの宣教師到来イベントもまた発生。 2人、3人と、躊躇なくとっ捕まえ、身代金に変換していく・・・と、
いやあんた何やってんの?
皇帝が立てた対立教皇が自ら宣教に訪れ、牢に投げ込まれていた。 教皇自身が来ることもあるんだなあ・・・
腕の1本くらい落とすか目の1つくらい抉ってから釈放するか・・・と一瞬考えたが、 それでローマ皇帝が激おこ宣戦などしてきた場合目も当てられないため、素直に身代金だけで釈放した。70Gおいしいです。 ・・・70だけってことは伯爵と同格か・・・教皇のクセに安いな。
また同時期、各地で略奪部隊が暴れまわったおかげで、拠点陥落時に虜囚を多数獲得。領主の子弟などは高値がつくので実においしい。 「天才」持ちの6歳女児でも捕まえれば、そのまま軟禁しつつ自分で教育してゲルマンに転向させ、成人後は側室に取り上げ・・・という、 男のロマンを体現したようなプレイを行うところだが、生憎目ぼしい女児はこの先もずっと見つからなかった。残念。
1094年2月、エリック公はストレスを得た。60歳を過ぎてストレスとはいよいよいつ死んでもおかしくない。息子2人への分割相続について考える。 要するに今絶対に保持しておきたい領土は「ウプランド」「シェラン」の北欧の大都市2ヶ所のみで、他は2スロット3スロットの貧乏州ばかり、手放しても惜しくない。 ウプランドは首都だから絶対に長男に引き継がれるので、要はシェランだけうまいこと王に渡せればいいのだ・・・
というわけで、当時58歳のLowbornの宿臣を、42歳の正妻を付けた上でシェラン伯に任命した。 58歳なら跡継ぎに恵まれる可能性は相当低い。子孫を残さず死んでくれれば、家系断絶でシェランは国王の領地になる。
と、ここまで手を打ったところで――
94年7月、エリック王は63歳にしてヴァルハラへと旅立った。継承画面が妙に豪華になっていてまた驚いた。 王号を継ぐのは長男のケティルムンド。王が保持していた公号2つ、伯領5つは息子2人に分割して相続される。
エリック王は一代にしてスウェーデン王位を奪い返し、ゲルマンの古い信仰を保つ王国として復活せしめた。 Munso家の覇業はまさに彼から始まるのだ。
next:スウェーデン王ケティルムンド 前編(1094~ AAR/1066年のヴァイキング/スウェーデン王ケティルムンド 前編