プロヴァンス女公Bona
夫・神聖ローマ皇子=外務大臣(宰相)Ruprecht
長男=宮廷司祭長Pons
次兄=元帥Gautier
なにか変ね。
どうしたんです?母さん。
ジェノヴァを攻略したというのに、歳入が増えてる感じがしないのよ。
そうですか?国庫はだいぶ潤ってきたように見えるよ。
以前から歳入は+12以上あったけど、いまようやく+13というところよ。
良くない意味で予想外だったわ。
うーん。獲得したのがジェノヴァ公位なのがいけないんじゃないか。
存命であればToumasに確認したかったところだが、現在あそこが直轄領でないのは確かだ。
ええ。惜しい人を亡くしたものね。75歳とかだったから仕方がないとはいえ。
彼もここぞと気合を入れていたから、公位の請求権を捏造したのかも知れないな。
ジェノヴァ公を第1称号にできるのね!プロヴァンス公もいいけど、ジェノヴァ公もイイネ!
あんな事を言って浮かれている場合じゃなかったのね。
Toumasもこんなときばかり気合をいれなくてもよかったのに……。
ジェノヴァ公を第1称号にしておくのは、選挙人が少なくて選挙対策は楽なんだけどね。
まあ、仕方がないでしょう。
Bona、そうだ。昨晩手紙が届いたんだが……一緒に呼んでくれないか?
なによ?突然。
ただならない雰囲気を感じてね。
まあいいわ。なになに……、サヴォイア公とドーフィネ公からね。
差出人を聞いただけで嫌な予感がするな。
親愛なるBona様 ジェノヴァ公位獲得おめでとうございます 同じ帝国に仕える公爵として心よりお歓び申し上げます ところで、話はかわりますが、 Bona様は「出る杭は打たれる」という言葉をご存知でしょうか 東西を見渡しても帝国内で複数の公位を保持されているのはBona様だけでございます つきましては古いプロヴァンス公位は臣下のLaurencに譲られてはいかがでしょう 色よい返事をお待ちしております さもなくば、実力の行使も辞しませんのでよろしく願います ドーフィネ公Beregnar サヴォイア公Poppo 追伸 我々の軍勢だけでは心もとないので、スポレート公にも助力を頼んでいます
これは……最後通牒、だよね。
多分。
諜報からの連絡によると、敵方の軍勢が既に迫っているらしい。
トスカーナもリヨンも近い分厄介よね。仕方が無いわ。
でも、帝国の王権が強化されて、私的な戦いは禁止されたんじゃなかったっけ?
おそらく、plotだろう。普通の宣戦布告でないから、認められるということみたいだ。
なんかめちゃくちゃな話ね。我々の兵力だけでは心もとないわ。傭兵を雇いましょう。
PonsはGautier叔父様に連絡をとって、兵を指揮してもらって。
了解。
あいつら
!!領土を奪われた恨みを晴らす気なのね!*1
目に物をみせてくれるわよ。
Bona、防衛戦というのは骨が折れる割に身入りがなくて困るね。
あら兄さん。もう帰ったの?早かったじゃない。
そうかい?白紙和平でもよかったんだが、
敵の大将を放置したのでは示しがつかないとから、敵地まで乗り込んで占領に時間が掛かったのだが。*2
ほんと、ご苦労様。でもおかげで身代金をせしめられたわ。
ところで、道すがら手紙を受け取ったんだ……。
手紙?
クルンテン公*3とドーフィネ公との連名で……。
嫌な予感しかしないわね。
あけるよ。
親愛なるBona様 ジェノヴァ公位獲得おめでとうございます 同じ帝国に仕える公爵として心よりお歓び申し上げます ところで、話はかわりますが、
あら嫌だ。コピペじゃない。
ふぅ。。。
Gautier、軍隊はまだ解散してないでしょうね。
もちろんさ。
Bona、帰ったよ。
お疲れ様。
戦争はいいけど、行軍は疲れるね。
今日はふかふかのベッドでゆっくりとしていってね。
そうも行かないんだよ。
……。また手紙ね。
ああ。今回はロンバルディア公からだ。
何回やっても無駄なのにね。
ところが、今回は違うのさ。
え?
今度は俺も誘われてね。
まあ、戦場で相見えようと甥っ子たちに伝えておいてくれ。
もーーーー!!一体、どうなってんのよーーーーーー!!
王権がMediumに強化されると、領内の私戦は原則として禁止されます。ところが、すべての戦争が停止するわけではありません。Plotによる最後通牒を介した戦争がその例外です。戦争の結果は領土を直接獲得できる訳ではないので、直接的な利益に繋がる訳ではありませんから、割に合うとも思えないのですが、AIはこれが大好きのようで、盛んに仕掛けてくる訳です。Opinionを100にしておいても陰謀に加担してくるのだから、困ったものです。傭兵さえ雇えば負けるような戦争ではないのですが、ほとんど軍隊を解散する余裕がないような状況で、このような状態が何十年も続くのであれば、ジリ貧になるのは確実でしょう。 よく見ると、Plotは複数の公位を獲得したことをトリガーとしているようで、ジェノヴァを公位ではなく、伯位で獲得していればこのようなことは起こらなかったみたいです。
請求権捏造時に外交能力が高いと稀に伯位ではなく、公位への請求権が得られるようです。 通常であればラッキーなのですが、ジェノヴァは直轄領で欲しかったところもあり、ついていないといえます。
Plotの内容は「同じ領主の封臣で複数の公位を持っている公爵にそのうちのひとつの公位を配下の伯爵に譲るよう求める」といったものです。首謀者は他の公爵の誰かで、加担者は公爵や自らの配下の伯爵なのですが、神聖ローマ帝国などの広大な国家では公位は数限りなく存在するため、戦争が絶えないようになってしまうのです。 これを防ぐためには①王位の獲得、②主要外の公位の破壊、③主要外の公領内はすべて直轄領とする、などの方法があるようですが、プレイしていた時点では①以外の方法は考えなかったので、かなり困っていました。思えば、本プレイで何度もリセットを繰り返した最初のポイントでしたね。 なお、この挙動は製作側の意図したものではないようで、本plotは最新バージョンでは無効になっているようです。