![[PukiWiki]](image/ck2_logo.gif "[PukiWiki]"){kind=logo}
神聖ローマ皇帝Dietmar II世 
長男Erich 
宰相＝上ロレーヌ公Werner 
対立教皇Vitalian
神聖ローマ皇帝Dietmar II世は、西欧のほぼ全土を支配下に置いた。これは配下の諸侯の権力の増大をもたらし、帝国成立以来の大叛乱に至ったが、その鎮圧に成功したDietmar大帝はその権力を確固としていた。
と…父さん。
どうしたんだ？
突然……、きょ、教皇から親書が届いて、い……いるようなんです。
教皇からか……。唯一の懸念材料だったが……。
ど…どう致しましょう？
うむ、宰相はいるか。
よ…呼んできます。
お呼びですか？
ああ、上ロレーヌ公。ローマから手紙が届いたようでね。
なるほど……何だか、嫌な予感がしますね。
まぁ、大方、目星はついているのだがね。
やはり……破門ということですか。
三度目ともなれば、慣れたものだよ。
教皇は、父さんが、け…敬虔さに欠けりゅとでも、いうのでしょうか。
ものごとに熱くならないのは性格としか言いようがないでしょう。
まさか。頑なに叙任権を手放さないことと、マイセンとボローニャで異端が蔓延っているのが原因らしい。
そんな！この、こ…広大な領土から異端を全く、ぼ…撲滅することの方が難しい！
まあ、言いがかりだろう。それで、ローマに出向けば良いのです？関係の修復を図るのでしょう？
いや、今回は、別の考えがあってね。
もしや……。
ホルシュタインの司教に連絡を取ってくれ。
対立教皇を擁立するおつもりですか？
ああ、そうだ。
しかし、それは諸刃の剣です。周辺諸侯に格好の宣戦布告の材料を与えてしまいますよ。
領外のカトリック諸侯が総て束になって掛かって来たところで我々の敵ではない。
！！
それに、国内の有力諸侯はイタリア王を除いてまだ獄中に繋いだままだ。動きは取れまい。
Dietmar大帝はホルシュタインの司教であったOttoを対立教皇Vitalian II世として擁立した。
そしてピサ共和国との白紙和平を合意に漕ぎつけると、ローマ教皇の退位を求め兵を挙げたのだった。
聖下。ついにこの時がきました。
そんな呼び方はお止め下さい。
いえ。聖下は教皇となったのですから、他にどうお呼びすればよいのでしょう？
だが、いずれにしても戦争でVictor III世を打ち滅ぼさねばならないのです。
教皇領は小さな国です。
ですが、彼らの資金力は我々をも凌駕しております。
確かに……強力な傭兵を雇っているようですな。
しかし、それでも、彼らは我々の敵では無いでしょう。
左様ですか？
ええ。
神聖ローマ帝国軍はいとも簡単に教皇軍を打ち破り、Vitalian II世は正式にローマ教皇の座に着いた。
こうして、ローマ教皇はカトリックの最高指導者でありながら、神聖ローマ帝国に臣従する臣下でもあるという状況となり、
神聖ローマ皇帝はカトリックの盟主を超越した存在であることが名実ともに確かなものとされた。
Dietmar大帝は即座に破門の解除を申し出て、教皇Vitalian II世によって破門は解かれたのだった。
陛下。破門を受けたお怒りは理解します。ですが、今回は少々やりすぎだったのではないですか？
そうかね？
今までどおり、関係を修復すれば何も問題は無かったのではないでしょうか。
私は心配なのだ。
心配……ですか？
我が息子Erichは臆病な上に吃音症だ。それに加えて正直者で人が良すぎるところがある。
なるほど。
まぁ、言ってしまえば親馬鹿、というものだろう。
対立教皇は簡単に擁立することができます。まず、Religionタブを開くと、配下の司教の一覧が表示されます。
これらの司教のうち、主君へのopinionが教皇へのopinionよりも高い人物を対立教皇に擁立することができるのです。
方法は単純明快で、ボタンを押すだけです。
これにはいくつかのメリットがあります。
このメリットは非常に大きいのですが、逆にデメリットも少なくありません。
CBによって直接的な戦争の原因となるほか、宗教権威の低下により異端が発生しやすくなり、結果として叛乱の原因となります。 対立教皇擁立の成否は、パワーバランス次第だと思われます。
教皇は莫大な資金を抱えていることが多く、本来であれば大量の傭兵を雇うことも可能だと思われますが、現実的には最も高額な傭兵を1編成雇い入れるだけのことが多いようです。数個のプロビンスを保有するだけの小国家であることを考えると、巨大な軍事力であることは確かですが、恐れるほどの軍事力ではないというのも確かでしょう。
教皇Victor III世の資金は247,800と莫大なものである。 資金1あたり約40の傭兵を雇えるので、（実際にはそれほどの傭兵団は存在しないが、）1000万もの大軍に相当する。
教皇を臣従させることは絶大な影響力があります。まず、領外の人物を含め、総てのカトリックの人物を自由に破門に処すことができるようになります。（ただし、免罪符（Indulgence）を購入することで破門を避けることができることは変わらないため、いくらかの例外はあります。）また、逆に、都合の悪い人物が破門された場合、自由にその破門を解除させることができます。 破門された人物にはCBが生じ、退位を迫ることができるため、非常に強力な外交ツールとなります。
Erich, Prince of Holy Roman Empire (Elusive Shadow) 外交8 戦術4 管財2 謀略8 学問4 Stutter Honest Greedy Craven Trusting Content
Dietmar大帝の長男Erichは吃音だったため、父の大帝は、息子が幼いころから非常に心配したようです。 素直で他者を信用しやすく、現状に満足しがちな性格は「良い人」とはいえるでしょうが、国のトップとしての資質には欠けました。 Dietmar大帝が親馬鹿になるのも理解できる気がします。
