祖母のFareedehよ。それにしても父親と同じ名前とか紛らわしいわね。
言われてみればそうですね。これは非常に非合理的だ。父と私を区別するための尊号のようなものを考えねば…。
兄が急死したため、急きょ父の後継者になってしまいましたね。兄はとてもお優しい方で誰からも好かれていました。ですが、統治者としては些か情に流されやすいのでは、といつも私は不安を感じておりました。
性格に難がありすぎるわ…。4王の1人、アラビア王はあんたのこと大嫌いらしいわよ(rival関係)。
私は特に彼に対して何とも思ってはいないのですがねえ。まあ、人には好き嫌いが必ずあるものですし仕方ないでしょう。
よくないわよ!国内最大勢力のアラビア王に嫌われてるとか、最大の危機よ!
……アラビア王はあなたのことが嫌いだから軍役を拒否したり、国を乱すために陰謀を企んだりするわよ。そんなことも理解できないの!?
いいですか、私情で国を乱しても誰の利にもつながりませんよ?そんなこと賢明なアラビア王ならわかっていることと思いますが。もし、本当にわかっていないのであればアラビア王は統治者にふさわしくない。
人の心?そんなものが割って入ればきちんとした国の統治はできませんよ。
かくしていささか変わった新帝の時代は始まった。 後に生涯の大部分を異教徒との戦に費やし、後世で「聖帝」と讃えられることとなる男の時代は、周囲の不安の中静かに幕を開けた。
先帝の代より続いていたスンニ派のシリアジハードに無事に勝利したわ!
喜びなさい!異教徒からの大攻撃を防いだあなたに、神官たちは「聖帝」の尊称を贈るそうよ!
そうですか。戦ったのは私ではなく兵士たちですがねえ。それに父の頃にほぼ決着はついていましたし。
最初はどうなるんかと思ったけど、あなたの頑張りで国はどんどん豊かになっていってるわ。あんたって根は勤勉だから。
ゾロアスター教の聖地の多くが異教徒によって支配されている現状はとても非効率的だ。取り戻さなければ…!
はい。Manushihr帝の代に奪われたTabrizを奪還しようと考えています(第14話参照)。
西暦1211年4月。先帝の時にFars地方を得てから久しく行われていなかったペルシア遠征が再開された。
宣戦が告げられるやいなやアラビア帝国の大軍は一斉にペルシア領内に侵攻した。
Saffarid軍は国境付近に兵を集結させて待ち構えていた。 アラビア軍はそのSaffarid軍と会戦を行い、大勝する。
さらにはTabriz近郊においてSaffaridの皇帝自ら率いる敵主力と激突、これに勝利を収めた。
これにより、ペルシア軍はほぼ壊滅し、敵の増援が来る可能性も下がった。 アラビア軍は後はおまけだとばかりに、優々と敵城の包囲を行い戦勝点を蓄えた。
そして…
Saffarid朝には我々を苦しめていたころのような勢いはありませんし、国力的に見ても勝って当然の戦でしたね。
ビザンツ帝国ではない!ローマ帝国だ!!この世に数多くある国の中で最も優れた偉大な国だ!!!
物分かりが良さそうで感心だな。そんな君にいいことを教えてやろう。
地中海沿岸は昔からローマ帝国の正当な領土なのだ!わかったかね?
なら話が早い!君らが不当に支配する地中海沿岸の地域をローマ帝国に返してもらおうか!!
よろしい!ならば戦争だ!!断ったことを後悔させてくれるわ!!!じゃあ戦場で会おう!!!!。
何をおっしゃるんですかお祖母様!地中海はローマのものだとか、あんな現実を見ない理想主義の誇大妄想狂なんかと一緒にしないでください!
気持ち悪いくらい現実主義で合理主義者のあんたと正反対の性格ね。でも、そっくりだわ。
Ascalonに聖戦してきた。ペルシア遠征で兵が消耗したのに反応したのか?
そして…
いやあ序盤に敵軍にこちらの主力が大敗を喫するという危機もありましたが、豊富な資金で傭兵を大量に雇って何とか撃退に成功しましたね。際どい戦でしたねえ。
はしょりすぎだろ!もう少しビザンツとの戦について詳しく語れよ!
それが…ビザンツ戦のスクショが撮れてなかったんですよね…。それに正直勝っても負けてもたいして重要な戦ではないので、尺の都合上はしょるべきだと合理的に判断しました。
全然良くない!!前半の我がローマ重装歩兵の雄姿は!?ローマ軍の活躍は!?はしょるなよぉぉぉx!!!!
正直こういう力とか技能自慢の大会はくだらないと今まで思ってました。ですが、中々悪いものでもないですね。
お祖母様、この私がトーナメント試合を開催したことにそんなに驚きました?無理もありませんね。一見くだらなく思える大会ですものね。
ついにやって来たか…。
ほーう。ですが、Saffarid朝は我々に追いつめられているとはいえ大国ですよ。たかが遊牧民ごとき撃退可能なのではないですか?
すでにSaffarid朝はボコボコに敗れてKhiva地方を失ったわ。
聞けば、遊牧民たちの親玉は大ハーンと呼ばれる人物で、ここよりも遥かに東にいるらしいわ。
こちらにも攻めてくるかもしれないから注意したほうがいいわよ。
しかし、大国Saffarid朝を簡単に撃破したとなるとかなりの戦力を有していると思われるのですが、彼らの力はいかほどなのでしょう?
…Saffaid朝がいともあっさり敗れたのも納得しました…。
そもそもこの遊牧民は何者なのでしょう?かつてササン朝を苦しめたというエフタルの末裔なのでしょうか?
それは私にもわからないわ。でも、何だかそんな気がしてきたわ。
西暦1216年。東方の大ハーンの命を受けたIlkhanate軍がSaffarid朝を襲った。 アラビア帝国やインドへの対応で手いっぱいのSaffarid朝は、この新手の敵の出現に何もできなかった。 彼らはまたたくまにkhiva地方を占領し、この地に新たな国の樹立を宣言した。 ck2の世界についにモンゴル勢が現れたのであった。
神聖ローマ帝国君!君がローマ帝国を名乗ることを絶対許さない!!
Ilkhanateの皇帝Huleguだ。本日はお前たちに伝えることがあって来た!
か、かかってこい。相手になってやる(震え声)。
西暦1220年末。Bavandid家を大きな試練が襲った。