AAR/ペルシア奮闘記

現状確認

Shervin.jpg 父の死によりこのたび新しく当主になったShervinです。

Sorkhab.jpg 叔父のSorkhabです。では現状の確認といこうか。

Shervin.jpg 現在Bavandid家はTabristan公爵の地位にあり、Saffarid朝に仕えています。

Sorkhab.jpg 突っ込むのも野暮だが我が家はいつのまに公爵になってたんだな

Shervin.jpg Karen家から独立した際に条件を満たしていたのでなっておきました。それを言うなら叔父上もいつのまにか伯爵になっていますね

Sorkhab.jpg 公爵就任の際にお前の親父が任命してくれたんだ。

Shervin.jpg そうでしたね。次に現在のSaffarid朝の勢力図を見てください。

Saffarid朝.jpg

Sorkhab.jpg ………これ、ペルシア帝国じゃね?

Shervin.jpg 皇帝に即位してないから帝国を称していないだけで実質ペルシア帝国ですね

Sorkhab.jpg 何だ、お前の親父の夢はSaffarid家が果たしてくれたんだな。これからは新たなペルシア帝国のもとで平和を満喫していこう

Shervin.jpg 何を言ってるんですか、ペルシア帝国を再興するのはあくまでも我がBavandid家でなくてはならないに決まってるでしょう!、

Sorkhab.jpg お前、いつのまに父親に毒されていたのか…

Shervin.jpg ササン朝の流れを汲むBavandid家こそペルシア皇帝にふさわしいのです

Sorkhab.jpg それは結構だが、これが皇帝にふさわしい人物なのかねぇ…

Shervinステータス.jpg
Shervinの即位時の状況。臆病で不節制で嫉妬深い人物に育ってしまった

Sorkhab.jpg ちょとこれは人としてアカンところが多いなあ。少しは改めようとは思わないのかね?

Shervin.jpg こればかりは仕方ないでしょう!プレイしている人は基本的に後継者の教育は自分ではやらない主義なんですから。教育をしたAIに言ってください!

Sorkhab.jpg 全くこんな不出来に育てた奴の顔を見てみたい

Shervin.jpg (私を教育したのは叔父さん、あなたでしょ!!)

結婚

西暦885年1月某日。Shervinが父の後を継いでからすでに数か月が過ぎていた。この日Shervinは嫁を迎えた。相手はShervinの叔父Sorkhabの娘Mahodokhtであった。

Mahodokht.jpg あなた、これからよろしくね!

Sorkhab.jpg しかし複雑だなぁ。これからお前は私の実の甥であり義理の息子になるのか

Shervin.jpg まあゾロアスター教ではそれが普通ですし

Sorkhab.jpg せやな

Mahodokht.jpg そうよ!たくさん子供をつくりましょうね、あなた。

このように和気藹藹と婚礼は行われたのであった。

転落への道

Saffarid朝の王Yaqubは非常に優れた人物でした。彼は即位するとともに積極的に対外拡張を行い遂にはイラン高原統一という偉業を成し遂げたのです。
ペルシアの唯一の王となった彼はその矛先をインドに向けます。
Yaqubステータス.jpg
Bavandid家の現在の主君であるYaqub。軍事能力が非常に高く、まさに乱世の英雄である。

Sorkhab.jpg またインド遠征か

Shervin.jpg ええ。今回はHabbari朝に攻められているShahi朝を救援するためのものです

Sorkhab.jpg つい数か月前まで我々がShahi朝を攻めていたのに今度は助けに行くのか(困惑)

Shervin.jpg Shahi朝の土地は俺のものだからお前(Habbari朝)には渡さないということではないでしょうか

Sorkhab.jpg インド情勢は複雑怪奇

積極的にインド遠征を行いインド北部での影響力を強めつつあったYaqubですが、そんな彼にも頭痛の種がありました。それは国内でのゾロアスター教徒の反乱です。
ゾロアスター教徒は頻繁に蜂起し、Yaqubを悩ませました。
ゾロアスター反乱.jpg
Yaqub「またお前らかいい加減にしろ」

Sorkhab.jpg またゾロアスター教徒が蜂起したな。これで3度目だぞ。

Shervin.jpg ちょっと蜂起しすぎじゃないですかね 

Sorkhab.jpg 全てあっという間に鎮圧されているがな

Shervin.jpg 勝算の無い反乱は何も結果を残さないでしょうに…

Sorkhab.jpg 我々に対する風当たりが強くなるという成果なら残しているぞ

Shervin.jpg orz

元々Yaqubは他宗教に対して寛容な考えを持っていいました。
能力さえあれば信仰に関わりなく積極的に役人として取り立てました。
しかし相次ぐゾロアスター教徒の反乱はそんな王の考えを改めさせるには十分すぎるぐらいの薬でした。
Yaqubはある決断を下します。

Sorkhab.jpg 何かさっきからナレーションが不吉なのだが…

Shervin.jpg びんびんとフラグがたっていますね

Sorkhab.jpg 他人事じゃないぞ

Shervin.jpg 平気ですよ、何せ王の私に対するopinionは100ですから。当分大丈夫そうなので王のもとに張り付けていた外交官を適当な敵領地の請求権の捏造に向かわせてるくらい余裕です。

Sorkhab.jpg ちょっと油断しすぎじゃないか?

Shervin.jpg 大丈夫ですよ。上のナレーションで言ってた王の決断とはきっと他宗教をさらに優遇して反乱を企む者たちを懐柔していくとかでしょう

Sorkhab.jpg そういうようには全然見えんのだが…

数日後

Shervinその2.jpg 叔父上、やってしまいました

Sorkhab.jpg 何があったんだ?

Shervinその2.jpg まだ大丈夫だと思ってたのに急に王のopinionがマイナスまで下がり、こちらが対応するよりも早く王から公爵位を剥奪するという通達が来ました

Sorkhab.jpg だから言っただろ

Shervinその2.jpg おまけにその後伯領を1つ没収されました

Sorkhab.jpg まさに泣きっ面に蜂だな

Shervinその2.jpg たった一瞬で領地1つの何の力もない弱小伯爵に転落してしまった

Sorkhab.jpg それで恰好が急に貧相になったのだな

Shervinその2.jpg 叔父上。これから同挌の伯爵として、改めてよろしくお願いします

Sorkhab.jpg フラグはきちんと回収されたわけだな。それと同時にペルシア帝国再興の夢も遠のいたと…。

復権への道

ゾロアスター教徒の相次ぐ反乱はペルシア王Yaqubにある決断をさせた。 それが国内唯一のゾロアスター教の信仰者であるBavandid家の勢力を削ぐことであった。 これによりBavandid家当主Shervinは1伯爵にまで転落したのであった。時に西暦にして895年の出来事であった。

Shervinその2.jpg 我々は新たに王の息子の配下となりました

王の息子.jpg
Shervinたちの新たな直属の上司Farhad。王の次男にして後に王位を継ぐこととなる。

Sorkhab.jpg 王の息子といえどもその直轄地は1伯領のみ。その権力基盤は極めて脆弱だな。

Shervinその2.jpg 我々が団結すれば余裕で倒せる相手ではありますね。あ、何か通達が来ました。

家令任命.jpg
「(意訳)家令に任命してあげるから反乱起こさないでね」

Shervinその2.jpg 懐柔を図ってきましたね。ま時期王の機嫌を損ねたくないのでここは喜んで引き受けておくことにしましょう

 
 
 

Shervinその2.jpg ところで叔父上。私は地道に勢力の回復に努めていきたいと思います

Sorkhab.jpg どうするんだ?

Shervinその2.jpg 現在王権が中規模のため国内での勢力拡大は無理なので、隣のSamanid朝を攻めようと思います

Sorkhab.jpg 成程。しかしたかが1伯爵ごときがとてもではないが勝てる相手とは思えないのだが

Shervinその2.jpg 現在Samanid朝はクマン族に攻められ軍が壊滅状態です。攻めるなら正に今しかありません。

Sorkhab.jpg 火事場泥棒をするわけか

Shervinその2.jpg 叔父上にもぜひ援軍を出していただきたいのですが…

Sorkhab.jpg 承知した

王の過酷な処置により牙を完全に抜かれたと思われたBavandid家は早くも復活のために行動を開始した。 西暦895年10月。ShervinはSamanid領Herat州の領有権を主張し、Samanid朝に宣戦を布告した。

Samanid朝戦.jpg

クマン族の大規模な侵攻によりほぼ壊滅状態であったSamanid朝にこれに抗する術はなく、Herat州はBavandid家に無事に割譲された。

Shervinその2.jpg この調子でいくぞぉぉぉ!!

 
 

西暦898年。王Yaqubが死去した。これにより、Bavandid家の上司であるFarhadが王に即位した。

Farhadの即位により、Shervinの上司も変わることになる。

Sorkhab.jpg これがお前の新しい上司だ。

新しい上司.jpg
Shervinの叔父Sorkhabの息子Karen.。いつのまにかスンニ派に改宗していた。

Shervinその2.jpg …………

Sorkhab.jpg 喜べ。Tabristan公爵の地位がBavndid家に戻ってきたぞ

Shervinその2.jpg 叔父上、いつの間に亡くなられていたのですね。安らかにお眠りください。

Sorkhab.jpg 私の死などどうでもいい。それよりもBavandid家が復権したんだぞ!

Shervinその2.jpg 糞がぁぁぁ

 

その後Shervinは悶々としたまま残りの人生を過ごした。嫁に暗殺されそうになったり、浮気をしてその旦那から報復を受け重傷を負ったりと色々なことがあったがここでは紹介程度に留めておく。 西暦910年12月。Shervinは戦場で受けた傷が元で世を去った。享年45。 末子相続制によりその地位は3男Fazadに引き継がれた。

交代.jpg

今回のまとめ

Sorkhab.jpg 何か…どんどんペルシア帝国から遠ざかってないか?

Shervinその2.jpg そ、そんなことはないですよ

Sorkhab.jpg 今回のBavandid家の勢力の変遷を見るとこうだろ?

 
Tabristan公爵としてTabristan,Gurgan,Mazandaran(封臣)の3州を支配

              ↓

Tbristan公爵位とGurgan州を剥奪されTabristan伯爵に降格

              ↓

Samanid朝との戦に勝利しHerat州を獲得。Tabristan,Heratの2州を治める伯爵になる
 

Shervinその2.jpg あ、新たに領土を獲得しているじゃないですか

Sorkhab.jpg 失ったものが大きすぎる

Shervinその2.jpg す、全ては戦略とか方針とかを深く考えずに行き当たりばったりなプレイをしたプレイヤーの責任ですよ!

Sorkhab.jpg 責任転換はよしなさい。お前の責任だ。

Shervinその2.jpg ここから挽回して見せますよ!このゲームは今回のようなままならない状況に陥ってから地道に立て直していく過程こそが真骨頂ですから! 

Sorkhab.jpg 本当に立て直すことはできるのかねぇ…

Shervinその2.jpg 諦めたらそこで試合は終了ですよ、最後まであきらめずに闘った者にのみ神は微笑むのですから。大丈夫です必ず機会は訪れます!

Sorkhab.jpg そうか。お前がそこまで言うなら期待せずに待つとしようか。

 

かくしてBavandid家のペルシア帝国再興への挑戦は続くのであった…。

 

 


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