準備中
故郷を出陣して5年後の880年5月
テムイ二世率いるシルクロード軍はインド征服の足がかりを築いていた
さらにこの年、帝国の原動力となるインペリアル法が成立する
月間総収入62.13 最大兵力8000(直属5000家臣3000) (アラビア皇帝の月間総収入59.59 兵力28820) (ビザンツ皇帝の月間総収入48.72 兵力23760)
陛下やったすね、広大な領土を手に入れたっすよ
足りん! 朕はインドの全てを手に入れる!!
さすが陛下っす、スケールがでかいっす!
だがアブドール丞相は試案顔をしていた
丞相いかがした?
陛下、お約束ください
何をじゃ
軍資金が尽きた時は帰国すると!
はっはっは、我らには金の卵(シルクロード)がある、心配無用じゃ
陛下どうかお約束を!
分かった分かった、約束しようぞ
丞相アブドールは将来に不安を覚えていた この5年で大遼の富は1200GOLDも減少し残り4200となっていたのだ
11年後 891年2月
大遼帝国の快進撃は続いていた
月間総収入62.13 最大兵力8000(直属5000家臣3000) ⇩アップ 月間総収入74.59 最大兵力12300(直属6300家臣6000)
(アラビア皇帝の月間総収入59.59 兵力28820)⇒ダウン 月間総収入41.23 兵力16550 (ビザンツ皇帝の月間総収入48.72 兵力23760)⇒ダウン 月間総収入25.25 兵力7460
陛下、インドは広すぎるっすよ! そろそろ帰国したいっす?
まだ故郷を出て16年ではないか! アルス、気合はどうした気合いは!
・・・・・・
アブドール丞相は不吉な予感を感じていた その夜、アルスとの会話で・・・・・・
まずいな、アレキサンダー大王のインド遠征と同じにならねばよいが・・・
同じって何すか?
大王もちょうどこの場所で家臣に同じ事を言われたでござる
へえ、それでどうしたっすか?
不満分子を粛清しながら遠征を続けたでござる
オイラ殺されるっすか!?
・・・・・・
フォローも無しっすか!!
なんのフォローだ?
大王! じゃなかった皇帝陛下、急に現れたらビックリするっす!
ふっ、よからぬ相談でもしていたか?
・・・・・・
・・・・・・おい!
陛下、実はこの11年で予想以上に軍資金が減りました
どういう意味だ? 領土は増え収入は増えておろう?
それ以上に傭兵の雇用費用が大きいのでござる
インドからの略奪を足しても足りなかったっすか?
・・・・・・
陛下なんでオイラを見てるっすか?
お前チョロまかしてないか?
何を言うっすか!?
白状するなら今しかないぞ!
実は・・・・・・
よし白状したな、丞相、処刑の準備を!
まだ何も言ってないっすよ!! それに温情も無しっすか!
くだらん話はたくさんでござる!!
丞相!?
最悪の場合、あと1年で軍資金が底を尽きるでござるよ!!
ま、真か!?
過去の略奪や臨時収入のデータでは、良くてもあと8年前後でござる
あと8年!?
それがし一度故郷のタクラマカン砂漠に戻り資金の工面をするでござる
頼んだぞ丞相!
最後に一言だけ
よかろう、なんでも言うが良い
以前の約束通り資金が尽きたおりは、すみやかに帰国するでござる!
うっ・・・・・・
陛下!!
分かった分かった!!
6年後 896年
大遼帝国は未だインドで戦い続けていた だが・・・・・・
敵本陣、間もなく陥落しそうです
インド軍は弱いっすね、今回も楽勝っす
どりゃあああ
うわあぁぁ
あれはインド南方の覇者、Rashtrakuta王国軍! なぜっす!
・・・・・・
敵軍の勢い激しく第3陣まで突破されました!
なんとしても、ここ第4陣で防ぎきるっす!
兵力が足りません、陛下の本陣(第五陣)にも警告を!
ダメっす! そんな事はダメっすオイラの責任っす!
それでは万一の時、陛下のお命が!
オイラがあんな事を言わなければ・・・・・・
6年前の丞相の帰国後・・・・・・
軍資金の減少が止まらぬ! どうすれば良いのじゃ!!
安全マージンを取りすぎてるっす
どういう意味だ?
もっと傭兵に突撃(城の強襲)させて兵数を減らし、維持費用を減らすっす
それでは兵が足りなくなるだろ!
大丈夫っす、傭兵はいくらでも湧いてくる(回復)っす
しかし・・・・・・
城も早く落ちて一石二鳥っす
さすがは大将軍! 頼もしいぞ!
現在
第四陣が崩壊を始めました! 早く陛下の元へ! ぐはっ
おのれぇ、陛下いま助けに行きますぞ
本陣
わあああ
どうした騒々しいぞ
テムイ、命は貰った
なぜこんな所に敵兵が!
馬鹿か! 本陣以外は既に落ちたわ!
なんだと朕は聞いてないぞ!
死ね~
おりゃああ! 陛下、逃げるっす
どう言う事じゃアルスぅ~
死ねぇぇええええ!!
・・・・・・
896年10月
テムイ2世は数度の決戦に勝利したが最後の決戦で大敗北を喫し、 命からがら落ち延びた 大遼帝国の軍資金は尽き、もはや傭兵の回復を待つ事すらできなくなっていた
朕の野望は尽きたのか・・・・・・
いや朕は引かぬ!!
陛下、もう無理っす。和平を結ぶっすよ
ならん勝利は目前なのだぞ、傭兵の回復を待ち逆襲じゃああ!!
軍資金も底を尽いたっす、丞相との約束を守るっすよ
うぬぬ!
賠償金など払う事になったら滅亡するっすよぉ~!!
おのれぇえええ! I shall return! アイシャルリターーーーン!!
大遼帝国、テムイ2世のインド制覇の野望は
インド南方の覇者、Rashtrakuta王国により砕かれた
だがテムイ2世は誓った、必ずこの地に戻って来ると・・・・・・
7年後 903年8月
月間総収入82.19 最大兵力15000(直属8000家臣7000) (アラビア皇帝の月間総収入53.65兵力19630) (ビザンツ女帝の月間総収入25.58兵力30550)
帰国後、テムイ2世は破綻した財政の回復に努めた、 だが技術進歩により建築できる施設が増加しており それらの建設に追われ、再起の夢を抱きながら崩御した
後継者は長男のテムイ3世(45歳)、 だか彼は業病Leperなどの病を得て健康状態が悪かった
1年4カ月後 905年1月
テムイ3世(46歳)は崩御、後を弟(7男)テムイ4世(36歳)が継ぐ
7年後の912年2月
テムイ4世は後継者である兄が余命いくばくもない事を知りウツとなる、 そして、わずかの間でも兄に皇帝になってもらいたい一心で自決した 帝国で初めえての自殺者である
後は無能力者の兄(テムイ5世)(47歳)が継いだ
半年後の912年8月
テムイ5世は娘を皇太弟の弟に嫁がせたが自身より先に娘が病死してしまった そのショックがきっかけとなり遂に崩御した 後は弟(10男)のテムイ6世(20)が継いだ
若干20歳と言う希望あふれる皇帝の誕生 帝国の未来は明るいハズであった だが・・・・・・即位直後にテムイ6世は狂犬病を発症 すべては御医の手にゆだねられた