あ、あの。えっと、国王やらせてもらってます。Garci'a II世です。よろしくお願いしま
す。
- あなたの子孫を繁栄させるのが目的なんだから。もっと覇気をもってほしい。史実みたい に監禁されて死んでいくのは嫌だろう。
- まずは、Garci'a II世の現状を確認からだ。これがステータス。
- 陰謀0が泣ける。史実通り、ころっと人に騙されて殺されそうだ。
・特徴 ばか正直な融和主義者 短気 正直者 気まぐれ 熱狂的
- あんまりいい特徴はない。子孫を繁栄させたいのに、残したい特徴がゼロというのも悲し い。
- 次は法律。
- 王権は最低。聖職叙任権は教皇。封臣への課税権なし。うーん、救いようがない。兄弟の レオン、カスティーリャ王国と比べても王権が目立って低い。公爵のNunoが国王の座を狙 って反乱を起こしたくらいだから、ある意味当然か。
- 最後に領土。
- 直轄領は二つ。このPortucal公爵が反乱を起こした張本人だ。史実では、反乱は鎮圧した けど、援軍を送ってくれた兄弟に国を盗まれたみたいだ。
- 嫁さん選んでやるから元気出せ。お相手はイタリアTuscany公爵のMatildaさん(20)。土 地と爵位をしこたま持ってるお嬢様だ。どうだ、嬉しいだろ。
- まだ、ため息か?
- やる気ないだろ。
- よし、一族の歴史をはじめよう。 まずは法律の改正。Feudal Taxation(封臣への課税)をNoneからLargeに引き上げる。巨 大帝国をつくるわけだから、封臣からの収入は死活問題だ。Noneのままだと、イスラムを 倒して属国を増やしても収入は増えないという、悲惨なことになる。反対しそうな封臣は 、Chancellorをつかって関係を改善してもいい。次に王権をMinからLowに強化する。ここ で大切なのは、順序を間違えないことだ。王権を先に強化すると、臣下の忠誠心が下がる 。そのせいで、税制改正が通らない可能性がある。
あ、あの。臣下にとって嫌なことばかりですけど。反乱とか。大丈夫ですか。
- 国が小さいうちは、懐柔すればどうにかなる。大帝国だと、数が多すぎて臣下の反乱を完 全に防ぐのは不可能だ。税金の多寡は関係がない。だったら、税金をどかっと上げて、 その金で反乱を防いだほうが効果的だ。あなたの子孫のためなんだから、最初が肝心だ。 封臣が増えたら、反対派が多すぎて税制改正が難しい。 次は戦争の予定だ。
- 斜線はイスラム領土だけど住民はカトリックの地域。ここを狙っていこう。占領してすぐ に税収が期待できる。
あの、まってください。戦争とか、いけませんよね。人、死にますよね。平和が一番では
ありませんか。ともに主への祈りを捧げましょう。
- (このAARどうなるんだろう……)
- お姉さんのZamora伯UrracaがLeon王国に反乱をおこしている。ある意味風物詩だ。案の定 、負けた。
負けて行き場がないなんて、お姉さんが気の毒です。元は同じ根の兄弟姉妹ではありませ
んか。うちに呼んであげましょう。
- それはやめたほうがいい。陰謀好きの女を手元に置いたら、あとで必ず祟る。
豆がらは釜のしたで燃え、豆は釜の中で煮られて泣いている……。
- 長女に続き、待望の長男誕生! と思った瞬間、母親と一緒に長男が牢獄行きに。未就学 児童は母親と一緒にいるということなのだろうか。これは困った。唯一の男児が牢獄いき だ。
- (なんでワイフだけ英語なんだ) 息子を助けるのに74G。国庫が空になる金額だ。イス ラムに攻められたときに傭兵を雇うための、なけなしの金だけど唯一の男児には代えられ ない。腸が千切れるくらい辛いけど、払おう。
- (主じゃなくて金のおかげだ)ワイフはお金がないからあきらめてもらおう。とおもった 瞬間に、長男が謀殺された。
- これ、首謀者はレオン王妃で、手引きしたのは姉のUrracaじゃないか! だっかっら 、あんな女をうちに置くなっていったんだ。
人を疑うのはよくありません。息子の安らかな眠りのために祈りましょう……
- 残った子供は長女が一人。ワイフが牢獄で子作りできない。現時点では離婚も無理。 これ、長女が死んだら詰むよ。とりあえず、フランス王子との婚約を取り消そう。フラン スとの関係が悪くなるけど仕方がない。結婚したあとだったら、本当に詰んでた。 婿をとらないといけない。跡取り娘の婿取りは、難しい。相手国も継承順位の高い息子は 婿に出さない。能力が高い男性は、役職に就いているのでやっぱり婿に出さない。結局 、無能な平民を婿にすることになる。男の跡継ぎとくらべて、女はずいぶん損だ。 天才持ちにダメ元で打診したが、片っ端から断られた。弱小伯爵領のスパイマスターをや るくらいなら、女王の婿になったほうがいい暮らしができるんだから、断るなよといいた い。散々断られ続けたあとの、何十件目かの打診で、スコットランドの天才元帥が女系結 婚を承諾してくれた。よくよく見ると、スコットランド国王の四男だ。王位継承権がない ので厄介払いしたいのだろう。ありがたく頂戴。
- 姉Urracaの長女に残酷の特徴がついてる。弟の長男を謀殺するからだ。親の因果が子 に報いたか。
-(呆然)。信心深いのも度が過ぎると罪だ。でも教育で本当に残酷が消えた。しかし 、天理王法一毫も漏らさずと、かの高僧孤峯長老もおっしゃっている。悲劇を繰り返さな いためホモと結婚させよう。
- アフタス朝がレオン王国を挽き潰した。チャンスだ。さすがに兄弟の国のイスラム化は許 さないだろう。
- (Zealous熱狂ってこういう性格なのか?) 空位になったレオン国王を名乗るぞ。
- はあ??
- (レオンの残党に国王位をとられた。やる気あるのかこの国王) カスティリャ王国がズ ンヌーン朝に占領された。レコンキスタ第二弾だ。
- (これはどうしようもない)
- ワイフがついに獄死した。子供が長女一人だと不安だ。フランス女公爵と再婚をしよう。
- 再婚をしたとたん、長女夫妻が暗殺を仕掛けてくる。陰謀をやめるよう頼んでも拒否され た。陰謀協力者は、陰謀に参加しないよう警告すれば従うようだ。一人一人説得するぞ。
あの娘がそんな酷いことをするはずがありません。何かの間違いでしょう。let it be……
- 殺された。陰謀0が最後まで祟った。国王Garci'a II世は、優柔不断で戦争の機会をずい ぶん逃した。正直、昏君に近い。だが、臣下との関係は良好だった。イスラムの集中侵攻 があまりなく、幸運な国王だったといえる。
AAR/ガリシア王国の繁栄と衰退 << >>