AAR/アッティラの末裔

769年 かつてアッティラ大王が最後に本拠地を置いたアバール王国 この国にアッティラを崇拝する男がいた。 彼の名はオコス、この王国の元王太子である。 オコスは軍事に長け将来を属望されていたが叔父の陰謀により王位を奪われ廃太子となった。 オコスの一族であるカンザカル王朝はアバール王国を長年支配してきた伝統ある王家である。 一族2.jpg

現在オコスは叔父である王から北部の辺境にわずかな領土を与えられている。 王はオコスを北に追いやる事で厄介払いと北の蛮族への盾を手に入れたのである。 オコスの領土.jpg

アッティラを崇拝するオコスは商人に大金を払い4人の令嬢を紹介してもらう。 その令嬢達は何を隠そうアッティラの子孫である。(との商人のお墨付き) 彼女たちが産む子供がやがてアッティラの子孫としてアッティラ帝国を再建し、再びヨーロッパを恐怖のどん底に叩き落とすことになるとオコスは確信している。

現在我がアバール王国を取り巻く状況は厳しい。 南にビザンツ帝国、西にカロリング王朝、北には宗教の異なる蛮族、東には最強の呼び声高い騎馬民族といずれの方向に進もうともすぐに強敵と相まみえる状況にある。 さてどのようにして、かの強敵どもと戦うか・・・・・・ だがその前に俺(オコス)にはやらなければならない事がある、王位の奪還である 王国.jpg

俺(オコス)は王位を取り戻すため隣接する北の蛮族を討ち勢力を拡大する事にした。 今回の相手は一代で勢力を拡大させた名将、その名はツードラ大族長、しかも彼には優秀な族長に成長した息子が2人ついている 蛮族.jpg

現時点での俺の兵力では本来はとてもかなう相手ではない だが俺には特別な知恵がある! 宣戦布告すれば三人が一度に集結して敗北は必定だ。 だが宣戦布告をせず略奪部隊を送り敵の首都を包囲すれば、援軍に駆けつけるためにのこのこと出陣した息子どもを奇襲し各個撃破することができる。その後は兵の居なくなった各砦を陥落させていき壊滅状態の蛮族に対し宣戦布告しトドメを討つ! かような策はかの諸葛孔明にすらも想像できまい(クックック)。

769年5月 我がクンザカル王家の一員である叔父の一人が王位を狙い挙兵した。 この謀反は俺の弟の一人(先王の三男)が加勢し、 さらにアバール王国を支える2大豪族(西のカズベック家と東のヤンタック家)の一つカズベック家もが参加したため容易に収まる内乱ではなくなった。

出陣.jpg クックック、王が謀反に気を取られている今こそが好機 俺は全軍(471人)を率いて北上を開始した 後に北の奇跡(僥倖)と呼ばれる戦いの始まりである

戦いは俺(オコス)の作戦通りに進んだ 蛮族は集結せず各自で俺と戦うこととなった そしてツードラの兵400と俺の兵471が激突した 「クックック敵は総崩れか、俺の勝利だ!」 「オコス様敵襲です、名将ツードラが近衛隊のみで突撃してきます」 「最後の賭けのつもりか? おろかな、となりの林に兵を伏せてある事も知らずになぁ、クックック」 「その兵は勝手に突撃して功を競っておりますぞ!」 「なんだとぉー!」 その時、名将ツードラ率いる一軍がオコスの本陣に突入した 「オコス覚悟ぉ~」 「おのれツードラ我が覇道を邪魔するかあああ!!」 逆転.jpg 「ぐはっ、ばっ馬鹿な我が野望がこんなところで潰えるわけが・・・・・・」

相続.jpg 軍事の才能に恵まれ、王国を率いて近隣諸国を征服すると先王に期待されたオコスは無残に散った 後を継いだのは先王の次男のクトリガーだった


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