ヨーハン盲目王。1296-1346.
ボヘミア王(在1310-46)。ボヘミア名ヤン。
のちの神聖ローマ皇帝ハインリヒ7世の子で、プシェミスル家断絶後ボヘミア王位に就いた。 ボヘミア封建諸侯の反王権的行動に左右されて内政上では指導性を欠いたが、対外問題には積極的に介入。
ドイツ騎士団と対抗関係にあったポーランドの王位獲得には失敗したが、1327-31年にはシュレジエンを勢力化におさめ、転じて30-33年にはロンバルディアの支配権をめぐって戦った。 その後もヨーロッパ各地を転戦し、1346年百年戦争中のクレシーの戦いでフランス側に立って戦死した。
子は神聖ローマ皇帝カルル4世。
(参考:ブリタニカ国際大百科事典)
1337年のボヘミア王国の外交関係図
父は神聖ローマ皇帝
子ものちの神聖ローマ皇帝