ConclaveDLCを導入した場合、法律が大きく様変わりするので、新しくページを作りました。
先ず、Laws(法律)画面に「Council(評議会)」のタブが増えます。 つまり、「Inheritance(相続法)」「Realm(領域内の法律)」「Obligation(家臣の義務)」「Council(評議会の権限)」という形になります。
「Realm」の内容も大きく変化していますが、最重要なのは「Council」です。 「Council」の法律を把握しているかいないかでConclaveの楽しみは大きく変わります。
とりあえず、基本である封建制カソリック王国を前提にざっくりと解説します。 わかりにくかったらすみません。
これらはその名の通りCouncilの権限の大きさに関する法律の一群です(画像は1066年ブックマークのデンマーク王国の初期状態です)。
ご覧の通り、多くの法律が「Ruler(支配者)」と「Council(評議会)」の二者択一となっています。例外なのは「Council Power」と「Council Authority」の二つですが、この二つは少々特殊なので後に回します。
Conclave最大の特徴は「Ruler+Councilの多数決」で過半数を得られない決定は、実効すると家臣からのOpinion(評価)にTyrany(専横)によるマイナス修正を受ける、ということにあります。基本的にはCouncilの半数の同意を得てから実行したいわけです。 では具体的に、何が「Councilの同意を必要とするのか」を決めるのがこのタブの法律になります。
・War Declaration(宣戦布告) ・Revoke Titles(称号の剥奪) ・Imprisonment(投獄) ・Grant Titles(称号の下賜) ・Banishment(追放) ・Execution(処刑)
これらの行為は、該当の法律が「Council」に指定されている限りは、常にCouncilの同意が求められます。 逆に、「Ruler」に指定されていればいちいちCouncilの承認を得なくてもその行為は(行為に正当性がある限り)専横とみなされないわけですが、これらの法律は「Council」に指定していればVassal Limit(家臣数制限)に+2が得られるのが悩みどころとなっています。
また、これらの内で「War Declaration」だけは、他の5つが全て「Ruler」になっていなければ「Ruler」に変更できません。 以下はちょっと特殊なので後回しにした二つの法律について。
これは前述の6つと異なり、「Abolish(無効)」と「Empower(有効)」の二者択一となっています。 これは、法律の変更にCouncilの同意が必要かどうか、を決める法律です。
これがEmpowerになっている限り、Inheritance Law以外のあらゆる法律の変更にはCouncilの半数の同意が必要になります。当然ですが、家臣の権限を制限する様な法律には、Councilは基本的に同意しません。*1法律の変更は前述の行為の様にCouncilの反対を無視して実行することすらできず、多数決に負ければ法律は暫く変更できなくなります。工夫しましょう。
Abolishの場合は、法律の変更にいちいちCouncilの同意は必要になりません。また、Demesne Size(直轄領の大きさ)に+2が得られますが、Realm Peace(家臣同士の戦いの強制的な停戦)*2を実行できなくなります。 因みに、Empowerの場合は法律は5年毎に、Abolishの場合は10年毎に変更可能になります。 多分家臣が法律の定着に協力してくれないから時間がかかるんでしょうね。
これは、「Limited(限定的)」と「Full(完全)」の二者択一となっています。 効果は幾つかありますが、この法律の最大の特徴は、「Full」の場合は、一度Councilにつけた「Powerful Vassal(強力な家臣)*3」をCouncilから外せなくなる、ということです。 「Limited」にしておけば状況に応じて入れ替えたりもできるのですが、「Full」にしておけばVassal Limit(家臣数制限)に+2が得られます。
また、相続法がElective Monarchy(選挙相続制)で、この法律が「Full」の場合、相続法は変更できません。
Conclave導入によって大きく変化しますが、その最たるものは「Crown Authority(王権)」がなくなることではないでしょうか。
Crown AuthorityはCouncil Lawなどに置き換えられたものと考えて下さい。
封建制カソリック王国では以下の項目で成り立っています。 ・Investiture(叙任権) ・Controlled Realm Inheritance(家臣の称号の王国外への継承) ・Centralization(中央集権) ・Status of Women(女性の権利) ・Revoke Title(称号の剥奪) ・Administration(支配体制)
司祭の叙任権。(編集者が普段クリスチャンで遊ばない為に詳細を把握していません。どなたか書き足しお願いします)
家臣の称号が王国外に継承されるかどうか。 「Free(合法)」と「Illegal(違法)」の二者択一で、「Illegal」なら継承されませんが、それにはLegalismの技術が3以上必要になります。
DLC導入前と変わりません。
Tolerance技術の高さに応じて、女性の権利を拡大することができます。 ・Tradition(古典的):女性はCouncilに席を持てない。 ・Marginal(部分的):女性はSpy Master(密偵頭)の地位を得られる。要Tolerance3。 ・Significant(重要):女性はChancellor(宰相)、Steward(家令)の地位を得られる。要Tolerance4。 ・Notable(特筆して重要):女性はMatial(元帥)の地位を得られる。Gender Preference Laws(性別待遇法?)の変更が可能になる*4。要Tolerance5。 ・Full(完全):Absolute Cognatic(男女同権相続)を選択可能になる。女性Rulerは自らの性別によるOpinionペナルティを受けなくなる。要Tolerance6。
Title(称号)をRevoke(剥奪)の可否、またその条件に関する法律。 ・None(不可):どんな理由でもTitleはRevokeできない。 ・Allowed(可能):TitleのRevokeが可能になる。*5要Legalism1。 ・Religious(宗教的剥奪):異端・異教の家臣からのRevokeは無条件に行える(Tyranyとみなされない)。要Legalism2。
支配体制の近代性。 ・Feudal(封建制):特に効果なし。 ・Late Feudal(後期封建制):選択可能な相続法が増える。要Legalism3。 ・Imperial(帝政):Duchy Viceroyalties(公爵級総督)を任命可能。Duchy ViceroyaltyのRevoke(剥奪)は自由に行える。Vassal Limit(家臣数制限)が+25されるが、Feudal(封建制)の家臣からのOpinionにマイナス10のペナルティを受ける。
この法律をImperialにするには、以下の条件を全て満たすことが必要。 ・Title RankがEmperor(皇帝級)であること。 ・「Council Power(評議会の顕現)」の法律が「Abolish(無効)」であること。 ・以下の6つのCouncil Lawが全て「Ruler」であること。 「War Declaration(宣戦布告)」 「Revoke Titles(称号の剥奪)」 「Imprisonment(投獄)」 「Grant Titles(称号の下賜)」 「Banishment(追放)」 「Execution(処刑)」 ・「Revoke Title(称号の剥奪)」の法律が「Religious(宗教的剥奪)」であること。 ・「Controlled Realm Inheritance(家臣の称号の王国外への継承)」の法律が「Illegal(違法)」であること。 ・Majesty技術が5以上であること(Legalismではないことに注意!)。
因みに、Conclaveを導入した場合、家臣の外征を止める手段は存在しないことに注意!