建造物と同じように、技術は長期的な展望である。しかしながら建造物と違って、技術を進歩させるには何十年もかかり、その効果は比較的ちっぽけなものである。私は技術がどのようにはたらくか、そしてそこからの利益を最大にするためになにが出来るかを論じようと思う。 もしこのすべてを読むのが面倒であれば、最後にまとめがある。
Crusader Kings IIにおいて技術がどのようにはたらくかということの基本はむしろ単純であるが、一見して明白というわけではない。技術はcountyごとを基盤としてはたらく;ひとつのcountyの技術が直接的にほかのすべてのcountyに利益をもたらすわけではない。 あらゆる技術のレベルごとに、きみはそのcountyにおいて利益を受ける。そこには様々な効果があり、これらはあとのセクションで論じられる。
技術の進歩はパーセンテージ発生率に依拠して生じる。毎月、きみはそれぞれのcountyのそれぞれの技術にかんする進歩を生じさせるパーセンテージ発生率を得る。これは年度基準によって算出される。ダイス・ロールを通じて、きみは次のレベルに進むか、きみが前からいた場所に留まるかが決定される。 ダイス・ロールが成功するごとに、その特定のcountyの特定の技術レベルは0.1上昇する。 技術レベルが整数に達すると、きみはそのレベルの利益を受けるようになる;つまりもしきみが1.5レベルだったら、レベル2の効果の50%を受けるというわけではない。きみが受けるのはレベル1の効果である。 きみの技術のほとんどは、先に述べられたダイス・ロールによって達成される。countyにおけるパーセンテージ発生率はいくつかの状況の影響を受ける:
これらすべての要素が最終的なパーセンテージを決定するために統合される。基本的なパーセンテージは常に年間1.2%であるが、これはさらに高いレベルへと上昇させることが出来る。
合計24の異なった技術が存在し、それぞれの主要分野ごとに8つの技術がある。それは軍事、経済、文化の分野である。その効果は以下の通りである:
さて、文化技術は、きみの首都となるcountyがその技術を持っている場合にのみ効果があるという点で特殊である。きみの首都の外における、低い技術や高い技術は、どちらにせよ直接的にきみを害したり助けたりすることはない。 また文化技術は、ほぼ間違いなく、はるかに最も有益な技術である。とりわけ慣習の技術と法治主義は。両方ともきみが大きな勢力を管理するのをより簡単にしてくれるし、相続をより簡単にしてくれる。適応性の技術も、もしきみがきみ自身のものとは異なった文化や宗教の地域に拡張していき、外国人の家臣と一緒にやっていくのであれば有益である よって文化技術にかんしては、私は法治主義に焦点を当てることを推奨しよう。もしきみが王/皇帝であれば、それはきみに大きな権力の基盤を与え、そして短い治世のペナルティを減少させることによって、相続をはるかに簡単にしてくれるのだから。第二に、私は貴族の慣習に焦点を当てるだろう。これはきみの勢力のなかで、何らかの現実的な力を持ったほとんどの者に効果を与えるのだから。 経済技術にかんして、最も重要な二つのものは、農業と城の設備である。農業はholdingからの収入を直接的に10%上昇させる。一方で城の設備はきみにさらなる建築物の建造を可能にしてくれて、さらなる収入やはるかに多くの軍隊を手に入れることが出来る。 軍事技術にかんして、戦術はきみのユニットすべてに影響を与えるのだから、かなり有益である。その他には、きみはきみの文化に固有の建築物から得ることの出来るユニットに集中するのがおそらく良いだろう。
最初に、分布曲線のはるか先を先行しようと思わないことだ。もしきみがそうしたら、技術成長にたいする大幅な「先行」ペナルティを被ってしまうことになる。かわりに、敵対する勢力の数十年先を保つようにしておくのが良い。 第二に、出来る限り有能な顧問を得るようにしよう。とくにきみの宮廷司祭(Court Chaplain)については。きみの現時点での教養(state learning)(きみ自身 の能力値+きみの顧問の能力値+きみの配偶者の能力値の半分)と、関係する分野の現時点での能力値は、その分野での技術成長をかなりのパーセント上昇させる。これはきみがいかに早く技術成長を達成できるかということに相当の違いをもたらし得る。 第三に、きみが望むものに、きみの技術焦点(tech focus)を使用し、一旦そのレベルに到達したらそれを変更するが良い。これも次のレベルにほど近い技術を促進させる効果がる。これはきみの領地の残りの部分での技術成長も促すのだから。 第四に、きみの首都に焦点を当てるが良い。すべての文化拡張(culture branch)はきみの首都を基準にしているのだから、ほかの場所に文化技術を促進させる理由はまったくない。 第五に、きみの首都に技術建造物を建てるが良い。きみの首都となるcountyの修道院(Monastic School)や大学(University)をアップグレードすることにより、きみはそこにおける50%以上の技術成長を簡単に達成することが出来る。 第六に、可能である限りきみの顧問たちを使用するが良い。彼らにきみの首都の技術成長を促進させよう。彼らはそのcountyの技術成長を、彼らが持つ関係するスキルのレベルごとに5%上昇させる。 全体的にきみの首都に集中することによって、きみはきみの勢力の残りの部分の技術成長も非直接的に上昇させている。より高い技術レベルを持つ隣接するcountyは、countyごとに技術成長を15%上昇させ、同じ領地(demesne)のうちのより高い技術レベルのcountyは、技術成長をcountyごとに25%上昇させる。よって、きみがきみの首都で高度なレベルを達成したならば、きみはきみの領地全体で、その技術にかんして25%技術成長を上昇させ、きみの首都と隣接しているcountyは15%上昇させることになる。
技術を最大にすることによって、きみは予期せぬ出来事に対抗し、劣った相続を取り扱うための切り札を得ることになる。初期に技術を研究することは、キャンペーン全体にわたってきみを益することになるだろうし、大きな利益をもたらすことになるだろう。
ぜんぶを読むのに退屈な人たちに。これだけは覚えておこう: