この記事は英語版Wikiを参考に書かれていますが、英語版Wikiでも欠けている情報や古い情報が多く、この記事は完全ではありません。 記事の編集は常に歓迎です!! 協力者求む!
Casus Belli(以下CB)は、他の貴族や宗教指導者など、支配者達が認める宣戦布告の大義名分である。 CBは各称号(Title)の保持者に対して外交コマンド「宣戦布告(Declare War)」から選択・行使する事で、戦争が開始される。 宣戦布告した者が攻撃側、された者が防御側である。
他のパラドゲー同様、CK2に於いても開戦には常に適切な「CB」が必要となる。そして行使したCBによって戦勝時に得られるものや、敗戦時に失うものは異なる。 また、戦争に誰が同盟者として参戦する事ができるのかも異なる。
同じ宗教に属し道徳規範を共有する支配者に対して一方的な理由で宣戦する事は、いかなる場合も不正義であり専横と看做される。 しかし、多神教徒などはその様な制限に縛られる事無く望む相手に宣戦する事ができる……尤も、征服行が行き過ぎれば【聖戦】のリスクを負う事になるが。
一つの対象に複数のCBを持つ場合もあり、それぞれに異なる達成目標と報酬がある。 【慣習的領有地の要求】や【聖戦】などは常に行使可能だが、【破門戦争】など、一時的なCBも存在する。 所属する宗教や所有する称号に応じて様々なタイプのCBがあり、あなたの行動や外的要因によっても変化する。一つの対象に一度に行使できるCBは一つまでで、目的に合ったCBの選択が必要となるだろう。
殆どの戦争はその勝敗を問わず攻撃側に、終戦から10年間の一方向的な停戦期間(Truce)を与え(戦争が不確定な終戦を迎えた場合はその限りではない)、それはその戦争の攻撃側リーダーの画面で確認できる。
停戦期間は各勢力の支配者の間に働くもので、攻撃側・防御側のどちらかの支配者が死ぬと残りの期間を待たず解消される。
停戦期間を無視して宣戦をすることは自分の家臣(Vassals)以外で同じ宗教に属する全ての支配者たちの評価を下げ、現在値の半分+200を喪失する事になる。
★以下の解説は、あなたが宣戦布告者(つまり攻撃側)であるものとして表記している ★編集者が日本語版未所持の為、用語の和訳は独自のものとなっています 日本語版に合わせた修正をお待ちしています!
反乱を除いた最も多くの戦争はこの要求権の行使によって行われる。 所有していない称号に対する要求権を有している場合、それを行使する事で開戦する事ができる。
有り得る結果は以下。
キャラクターが複数の「強い要求権(Strong Claims)」を有している場合、それらを一度に行使する事が可能である。 これによって、10年の停戦期間を挟まずとも複数の称号を求める戦争が可能である。
※この大義名分を用いて開戦した戦争を遂行中に、その戦争相手の持つ(当然相手の配下の領土も含む)領土に宰相などを用いて要求権を捏造して、そのまま戦争に勝利した場合、戦争中に捏造された要求権も割譲の対象となっています
自分の家臣や廷臣(Courtiers)たちの有する要求権を行使する事もできる。
注意 このCBによってあなたの家臣でも王朝(Dynasty)でもない者が慣習的領地外の領地を得た場合、彼らはあなたの家臣ではなくなる また、あなたと同ランクの称号を得た場合も同様に独立領主となる
あなたや家臣が公爵級の称号を有している場合、またはあなたが国王や皇帝級の称号)を有している場合、慣習的領有地(De Jure*1)でありながら他勢力が支配している領地を請求する事ができる。 その勢力があなたの慣習的領有地内に複数の領地を有している場合も、一度には一つの伯爵級の称号(County*2)に対してのみ要求可能。
通常の要求権とは異なり、この要求権は公爵級以上の当該称号を喪失しない限り失われない。敗戦は200の喪失と、膨大な金銭的賠償を科すが、停戦期間が終わり次第(または停戦期間を破って)、このCBを再度行使する事が可能である。
少々ややこしいが、このCBによる戦争に勝利した場合、CBの対象となった伯領の支配者がどのような状態であったかで伯領の扱いが変わる。
戦闘の結果、称号以外には以下の変化が起こる。
稀に、ある伯領をあなたや家臣が支配しているのに、その伯領内の州区(Holding―男爵領 / Barony・教区 / Temple・都市 / City)を他勢力や独立勢力の者が支配している場合がある(各州区に表示されている紋章の右側が所属勢力であるので、それで確認可能である。同じものが並んでいる場合は独立勢力である)。こういう時、その勢力に対してその州区の支配権を請求する事ができる。戦闘結果によるの変化は伯爵領の場合の半分で計算され、戦勝時には称号は必ず剥奪となる(家臣にはならない)。
前王(前帝)の死後五年以内で、王位(帝位)継承権の3位以内であった場合、あなたはPretenderと看做される。もしもあなたが主君(Liege)の王位に対するPretender(係争者)であるか、またはあなたの支配する誰かが何れかの王位のPretenderである場合、このCBが行使可能である。
・勝利した場合、あなた(または後援したPretender)がその王位を簒奪する。この際、Crown Authority(王権)は一段階低下する。
・痛み分けは不可能である。
・敗北した場合、200とその王位(帝位)への要求権を喪失し、投獄される。
誰かの家臣である限り、主君との戦争に勝利する事で独立を勝ち取る事ができる。あなたの元の主君が誰かの家臣である場合(例:自分が伯爵で、王の封臣である公爵から独立を目指している場合)、あなたは独立する代わりにより高い主君の家臣となる。
・勝利した場合、上記の通り元の主君の支配から解放され、独立、またはより上位の主君の家臣となるが、この時に元の主君が国王または皇帝であった場合、その王権が一段階低下する。
・痛み分けの場合、100を失う。
・敗北した場合、
200を失い、投獄される。
Change CB(後述)と同様、このCBはあなたの直接の主君に対してのみ行使可能。
他に誰もあなたの主君にこのCBを行使しておらず、あなたの主君もまた誰にもこのCBを行使していないとき、このCBを行使する事で主君の退位を要求する事ができる
Change CB(後述)と同様、このCBはあなたの直接の主君に対してのみ行使可能
あなたへの投獄が失敗した場合や、称号の剥奪(revoke)を拒否した場合、主君への "War Against Tyranny(専横への反抗)" または "Revolt Against the Rule(支配への反逆)" という反乱戦争になる*4。この戦争に勝利した場合、主君は退位し、王・皇帝の場合、王権が一段階低下する。
あなたが家臣であり、十分な支持者・共謀者を得て条件を満たし、陰謀を実行した場合、多くの場合は戦争が開始される。 (この項目は書き掛けです。情報は完全ではありません)
以下の派閥によって行使可能になる。 ・Lower Crown Authority(王権の低下を求める) ・Change Seniority Succession Law(年長者相続法への変更を求める) ・Change Primogeniture Succession Law(長子相続法への変更を求める) ・Change Feudal Elective Succession Law(封建選挙制相続法への変更を求める) ・Change Gavelkind Succession Law(分割相続法への変更を求める)
あなたの属する宗教が、ある勢力支配者を「異教徒(Infidel)」または「異端者(Heretic)」と看做している場合、その支配下にある公爵領(Duchy)を求める宗教戦争を開始する事ができる。イスラム教徒は他宗派のイスラム教徒に対してもこれが可能である(Sunni【スンニ派】 vs Shia【シーア派】など)。 このCBを行使するには、あなたは標的とする公国領に隣接した領地(または公国内の領地)を支配していなくてはならない。攻撃側か防御側がイスラム教徒であるか、1100年以降ならば、海域2つ分まで対岸にあるDuchyを標的にする事もできる。
・勝利した場合、50と、標的にした公国領のうちで防御側勢力の支配していた全ての領地を(攻撃側が占領したか、または誰にも占領されていない限り)獲得できる*5。また、その領地の中にあなたと同じ宗教の者が支配している領地がある場合、その支配者はあなたの家臣になる。
・痛み分けの場合、
50と
100を喪失する。
・敗北した場合、
150と
200を喪失し、賠償金を支払う事になる。
また、勝者の宗教は20年間、3%のMoral Authority(倫理的権威)の上昇を獲得し、敗者は逆に20年間、3%のMoral Authorityの低下を被る。この増減は累積する。
注意:このCBを行使した場合、防御側勢力の近隣勢力のうち、防御側勢力と同宗教の勢力が(非常に高い確率で)援護参戦する。その為、「聖戦」を行う場合は、標的にしたい勢力の近隣勢力をチェックし、彼らが他の戦争にかまけているタイミングを見計らうのが良いだろう。また、如何なる宗教戦争に於いても、高い信仰力(piety)を持っている者を標的にする場合、彼らが宗教騎士団を召喚する可能性がある事も忘れてはならない。
一部宗教ではこのCBの扱いが異なる。
・ジャイナ教徒(Jains)は例外的にこのCBを全く行使する事ができない。
・仏教徒(Buddist)は公爵領ではなく伯領を対象とし、De Jure Claimと同様に、その伯領の支配者を家臣にし得る。また、勝敗によってMoral Authorityは変化せず、停戦期間は10年ではなく5年である。そして防御側近隣の同宗教者が参戦する事もない。
・Unreformed Pagan(未改革多神教徒)はこのCBを行使できないが、Reformed(改革済)ならば可能である。PaganがこのCBを行使する場合、100を消費するが、停戦期間は5年で済む。
このCBは最低でも5%以上のMoral Authorityを維持している宗教指導者(Religious Leader)によってのみ行使可能な、特別なCBである。このCBは異教徒・異端者の支配する慣習的王国領一つを指定し、その中の異教徒・異端者の支配下にある全ての領地を目標とする。
・勝利した場合、攻撃側参戦者の内で最も戦争貢献度(War Contribution)の高かった者にその王国と、獲得された全領地の称号が与えられる。王国が既に同宗教者のものであった場合、領地のみが与えられる。加えて、攻撃側宗教のMoral Authorityは20年間、10%の上昇を得て、参戦者たちは500と
1000を戦争貢献度の百分率に応じて分け与えられる。防御側は
100をリーダーが喪失し、20年間、10%のMoral Authorityの低下を被る事になる。
・痛み分けの場合、攻撃側はリーダーが100の喪失と、20年間、5%のMoral Authorityの低下を被る。防御側はリーダーが
200と
100を獲得し、20年間、2.5%のMoral Authorityの上昇を得る。
・敗北した場合、攻撃側は200をリーダーが喪失し、20年間、10%のMoral Authorityの低下を被る。防御側は20年間、5%のMoral Authorityの上昇を獲得し、リーダーは
100を得て、参戦者は
150と
300を戦争貢献度の百分率に応じて分け与えられる。
このCBが行使可能になる条件は宗教によって異なる。条件が満たされ、このCBがアンロックされる時にはそれを示すイベント表示がポップアップして報せてくれる。 ・キリスト教の十字軍とイスラム教のジハードは11~12世紀に可能になるが、特定のHoly Sites(聖地)が異教徒・異端者の支配下にある場合はより早く開始される可能性もある。 ・Reformed Pagan(改革多神教)の大聖戦は、CrusadeとJihadの両方が行われてから10年内にアンロックされる。 ・Jewish(ユダヤ教)やZoroastrian(ゾロアスター教)の大聖戦は宗教指導者の復位が達成され次第行使可能になる。 ・Fraticelli(フラティチェリ派)のCrusadeやIbadi(イバード派)のJihadは、宗教指導者が成立していれば、通常のCrusadeやJihadがアンロックされる条件で行使可能になる。 ・インド系宗教(仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教)と東方キリスト教(正教会、合性論、ネストリウス派)はこの分野のCBを全く持たない。
また、このCBを一度行使した後、再び行使できる様になる為の条件も宗教により異なる。
・キリスト教の場合、教皇は一生に一度のみ行使可能。 ・Reformed Pagan(改革多神教)の場合、大聖戦の終戦後30年経過で再行使可能。途中で代替わりしても30年待たなければならないので注意。 ・(上記二つ以外の宗教については編集者が未プレイなので解りません。情報求む!)
キリスト教徒、ユダヤ教徒、ゾロアスター教徒の支配者は、自身の宗教指導者に、同じ宗教と宗教指導者を戴く他勢力への侵略を認めて貰う事ができる。この際、あなたはその勢力への要求権を持っているか、侵略対象よりも小さな勢力でなければならない。そして250(自由叙任制【Free Investiture】なら
500)を消費する。また、宗教指導者は侵略対象よりもあなたへの評価が高くなければならない
・勝利した場合、400と、その勢力の王位(または帝位)、そして首都を占領した伯領の全ての州区を獲得する。加えて、"the Conqueror(征服王)"の仇名を得る。戦勝を確定する前に全ての伯領を占領しておけば、全ての州区にあなたの望む家臣を封じる事ができるので、お勧めである。
・痛み分けの場合、
100を喪失する。
・敗北した場合、
200と、その勢力への要求権を喪失し、賠償金を支払う事になる。
このCBはCatholic(カソリック)にとって最も有益である。殆どのOrthodox(正教会)はAutocephalous Patriarach(正教大主教)を戴いているが、ユダヤ教やゾロアスター教は先ず宗教指導者の復位を達成しなければならない。
あなたと同じ宗教指導者を戴き、且つExocommunicated(破門)されている者に対して、このCBを行使する事ができる。
・勝利した場合、対象のランクに応じて10~70と
50~400を獲得し、対象は破門を解かれる代わりに強制的に退位する。
・痛み分けの場合、
50と
100を喪失する。
・敗北した場合、
100と
200を喪失し、賠償金を支払う事になる。
「本物の」Pope(教皇)を戴く者は、それ以外の教皇、つまりAntipope(対立教皇)を擁立する者にこのCBを行使する事ができる。
・勝利した場合、対立教皇は退位する(これはその対立教皇がPapacy【教皇庁】への要求権を喪失する事を意味するが、聖職位は残る)。そしてあなたは500
250を獲得し、教皇からのOpinionが大きく上昇する。
・敗北した場合、
を喪失し、多大な賠償金を支払う事になる。
また、攻防の陣営問わず、敗者のリーダーは多大なと信仰力の喪失を被る。
(痛み分けについて英Wikiに記述がなく、他の要素についても微妙に要領を得ません。詳しい方の修正をお待ちしています)
対立教皇を擁する王、または皇帝の家臣は、両者(主君と対立教皇)の退位と、C要求権を持つ対立王の即位を求めるFaction(派閥)を開始する事ができる。これによって開始された戦争では、その派閥のメンバーは本物の教皇の援護を受ける事ができる。
(この項目も英Wikiの情報が非常に少なかったです。詳しい方の修正をお待ちしています)
(全体的に情報不足です。詳しい方の修正をお待ちしています)
1000を消費する事で、イスラム教徒は異教徒の勢力が支配する王国一つの全ての領地を征服しようと試みる事ができる。
Patch 1.091以降、このCBは隣接、または自身の領地を含んでいる慣習的王国領に対してのみ行使できる。 また、他のInvasion CBと異なり、CBによって指定した範囲(王国内)の州区のみが獲得できる。敗者はその指定外の州区を失う事はない。
イスラム教徒は自身の領地に隣接するあらゆる伯領の征服を試みる事ができる。このCBの行使には50が必要となるが、主君以外のあらゆる者を対象に行使可能である。
・勝利した場合、その伯爵領を獲得するか、または(その支配者が持つ土地がその伯爵領のみで、あなたが公爵級以上のランクである場合)その伯爵領の支配者を自身の家臣とする。加えて、100を得る。
・痛み分けの場合、
100を喪失する。
・敗北した場合、
100を喪失し、賠償金を支払う事になる。
このCBによる停戦期間は10年ではなく、5年で済む。
10年に一回、イスラム教徒のCaliph(カリフ*6)は慣習的領有地内のイスラム教徒の慣習的王国領に対して服属戦争を仕掛ける事ができる。
このCBによる停戦期間は1年で済む。 このCBによる戦争は占領による称号剥奪を行わないにも関わらず、攻撃側となったAIは早期の降伏に応じない。これはバグの可能性がある。
イスラム教徒のCounty Conquest CBに似ているが、このCBは異教徒に対してのみ行使可能で、信仰力の消費を必要としない。全てのPaganは隣接するあらゆる伯領を標的にでき、Germanic Pagan(ゲルマン信仰)の者はそれがPagan以外を信仰する者によって支配されている場合はあらゆる沿岸伯領をも標的にできる。ただし、Germanic Paganによる沿岸征服は790年代に発生する "Start of the Viking Age(ヴァイキング時代の始まり)" イベント以降でなければ実行できない。
・勝利した場合、標的にした伯爵領と、・
を50ずつ獲得し、あなたの宗教に20年間、1%のMoral Authority(倫理的権威)の上昇を与える。
・痛み分けの場合、
100を喪失し、あなたの宗教に20年間、1%のMoral Authorityの低下を被る。
・敗北した場合、
200を喪失し、多大な賠償金を支払う事になる。加えて、あなたの宗教に20年間、1%のMoral Authorityの低下を被る。
イスラム教徒のCounty Conquest CB同様、このCBによる停戦期間も10年ではなく5年で済む。
侵略的な文化を持つPagan(Magyar【マジャール人】やAltaic【アルタイ人】)、または非キリスト教徒のHorde(遊牧民)文化(Mongol【モンゴル人】やNahua【ナワ人】)用の特殊な侵略CB。このCBでPaganを標的にする事はできない(Paganに対しては代わりにSubjugation CBを行使可能である)。
このCBは慣習的王国領を標的とするが、国王級の称号を簒奪する事はない。多くの "Invasion(侵略)" CBと同様、占領した伯領の全ての州区を、それが標的とした慣習的王国領外であっても簒奪する。
このCBの行使には500の消費が必要だが、勝利した際には戦争貢献度に応じて
200~400が得られる。
Unreformed Pagan(未改革多神教徒)は他の多神教に支配されている慣習的王国領全てを得るためにこのCBを行使する事ができる。少々複雑だが、非常に強力。
先ず、このCBは基本的に1キャラの一生に一度しか行使できない。しかし、「Be Come King of ○○」の野心(Ambition)をセットしている状態に限り、その野心で指定している慣習的王国領に対してのみ無制限に行使できる(この条件は重複しない為、行使可能回数は「Ambitionによる行使 + 1回」となる)。
・勝利した場合、100と、宣戦時に指定した慣習的王国領の伯爵領のうち、標的が支配しているものを全て獲得する。この際、少々特殊ややこしい処理が行われる。
①所持している伯領が全て該当範囲に収まっているキャラクターはあなたの家臣になる。こうして家臣になったPaganには一時的に評価+75のボーナスが付く。 ②範囲外の伯領も所持しているキャラクターからは、該当範囲内の伯領だけを簒奪する。当然、家臣にもならないし、評価ボーナスも付かない。
基本的には上記のルールを覚えておけば大丈夫なのだが、この時に家臣になるキャラクターが公爵以上で自分と同ランクの称号を持っていた場合、それを全て簒奪し、その際にその称号の支配下にあった家臣も全て家臣になる、という特徴があり、これに慣習的王国領の制限はない。 この為、標的にした勢力の最高君主の伯領さえ全て当該の慣習的王国領内に収まっていれば、範囲に関係なくその勢力を丸ごと飲み込む事ができる*7。
また、防御側は敗北時に100と
100を喪失する。
・痛み分けの場合、100点を喪失する。防御側は
50を獲得する。
・敗北した場合、200を喪失し、賠償金を支払う事になる。防御側は
100を得る。
Reformation(宗教改革)後のPaganはこのCBが行使できなくなる。
Germanic Paganが特殊なDeplomatic Comand(外交コマンド)で行使できる、非常に特殊なCB。非常に複雑だが、ヴァイキングのロマンが溢れるCBである。 宣戦布告の前に侵略の予告を行い、2年の準備期間で兵員を集めて、改めて宣戦布告する、という手順を踏む。詳しくは以下。
このCBの標的はRealm Size*8(勢力サイズ)が9~40で、海に面した領地を持つ、一定距離内の勢力でなければならない(例えばデンマークからだと、ビザンツくらいまでが限界)。そしてあなたは1000以上で、また、Realm Sizeが9~40でなければならない。
標的にする勢力を決めたなら、外交コマンドから「Prepared Invasion」を選択する(この段階では Declare War ではないので注意)。すると、2年の準備期間が始まり、無料で使えるイベント兵員とイベント船舶が自勢力の首都周辺にどこからともなく集まってくる。
この時に集まってくる兵員と船舶の数は、以下の条件でより多くなる。
・Martial(軍事)が7、10、15、20を超えている。
・Diplomacy(外交)が7、10、15、20を超えている。
・100もしくは
1000を超えている。
・ランクが高い程(伯爵級より公爵級、公爵級より国王級の方が増える)。
そして準備が整ったなら、改めて標的勢力に、慣習的王国領を指定して宣戦布告する(この時は「Declare War」から宣戦する)。
2年の準備期間の内に宣戦布告しなかった場合、全てのイベント兵員・船舶は消滅し、それに加えて非常に大きなの喪失を被るが、期限が迫っても何の注意喚起もしてくれないので、ちゃんと自分で覚えておかないと泣きを見る事になる。
因みに【聖戦】と同じ様に、防御側勢力の近隣勢力のうち、防御側勢力と同宗教の勢力が(非常に高い確率で)援護参戦する。
・勝利した場合、首都を占領した伯爵領の州区を全て簒奪し、指定した慣習的王国領内で占領していない州区や称号を持つキャラクターをあなたの家臣にする(宗教が異なっていても家臣になるので注意)。それに加えて500と、
250を獲得し、あなたの宗教に20年間、+5%のMoral Authorityの上昇を与える。防御側は
500を喪失する。
・痛み分けの場合、
300と
100を喪失し、あなたの宗教に20年間、-5%のMoral Authorityの低下を被る。防御側は
200を獲得する。
・敗北した場合、
500と
250を喪失し、賠償金を支払う事になり、あなたの宗教に20年間、-5%のMoral Authorityの低下を被る。防御側は
300を獲得する。
このCBによる停戦期間は10年ではなく、1年で済む。
また、このCBは790年代に発生する"Start of the Viking Age(ヴァイキング時代の始まり)" イベント以降でなければ実行できない。
インド系宗教(ヒンドゥー教【Hinduism】、仏教【Buddhism】、ジャイナ教【Jainism】)の支配者によって行使できるSubjugation CB。基本的にはPaganのSubjugation CBと同じ効果だが、インド系宗教且つ同じCulture Group(文化グループ)に属する支配者の支配している慣習的王国領を指定して、500を消費して行使する。
キリスト教によって復興されたRoman Empire(ローマ帝国)によってのみ行使可能な、非常に強力なCB。 ローマ帝国の版図であった歴史のある領域のDuchy(公爵領)を指定して行使し、勝利すればそれを服属する。対象となる領域は概ね、全南欧・Danubeの西・Rhine・England全域・近東ペルシア西部。
ムスリムに対してこのCBは行使できないが、ムスリムに対しては【聖戦CB】が行使可能なので問題にはならないだろう。
このCBはティムール朝か、1200年以前のセルジューク朝によってのみ行使できる。ペルシア・ビザンツ・アラビアの各慣習的帝国領に含まれる慣習的王国領を指定して行使する。 対象となる勢力は指定する慣習的王国領内の3つ以上のプロヴィンスを支配していなければならない。
Republics(共和国)のPatricians(共和国貴族)の間で、標的の支配するTrade Postを指定して行使するCB。自分が4つ以上、または標的よりも多くのTrade Postsを支配している場合は行使できない。
・勝利した場合、指定したTrade Postの支配権を得る。 ・敗北した場合、賠償金を支払う事になる。
このCBによる停戦期間は10年ではなく5年で済む。
共和国(Republics)の都市貴族(Patricians)、または総督*9Doges)が行使できるCB。あなたまたは自身の家臣である都市貴族がプロヴィンス内のTrade Postを支配している場合に、そのプロヴィンスの都市一つを指定して行使する。 勝利した場合、その都市を獲得する(家臣を使った行使の場合、家臣が獲得する)。
共和国によって行使可能な伯領征服戦争。行使条件が2つあり、両方を満たしている伯領に対してのみ行使可能。
自勢力の領土内にあるTrade Postを支配する共和国、またはその主君に対して行使可能なCB。 勝利した場合、防御側の支配していたTrade Postを全て破壊し、破壊したTrade Postの数に応じた金額を得る。
特定の条件で誘発されるタイプの戦争で、このCBはプレイヤーによって行使される事はない。これらの戦争が起こると、土地を持たないリーダーに率いられた軍団がマップ上に現れて攻撃を開始する。 こうして出現した軍団が勝利した場合、彼らは占領した全てのプロヴィンスと、可能であればよりランクの高い称号を奪う。
The Old Gods DLCを導入していない状態なら、Revolts(暴動勢力)は他の全ての勢力に敵対するが、誰とも戦争状態としては扱われない。プロヴィンスを占領する事もあるが、蹴散らされて消えるだけの事が多い。 しかし、The Old Gods DLCを導入している場合、暴動のリーダーとしてのTitular Title(名義上の称号*10)を持ったキャラクターが特別なCBを使って宣戦布告する様になる。そのCBには4タイプがある。
これらのCBによる停戦期間は10年ではなく、1年で終わる。また、Peasant Revolt以外は、Tribal Invasion(部族の侵略戦争)の様に、占領した伯領の全ての州区を簒奪する。
例:「Persian Liberation Revolt(ペルシャ人解放暴動)」など。 このRevoltは、伯領の支配者とプロヴィンスの文化が異なっている場合に発生する可能性があり、それなりに規模が大きい傾向がある。 このRevoltが成功した場合、このRevoltのリーダーはそのCultureの新たな独立勢力となり、公爵級以上の称号を得た場合は"The Liberator(解放者)"のNickname(仇名)を得る。
例:「Persian Zoroastrian Uprising(ペルシャのゾロアスター教の暴動)」、「Persian Manichean Uprising(ペルシャのマニ教の暴動)」など。 この二つのRevoltは、異なるものだが、非常に似ている。伯領の支配者とプロヴィンスの宗教が異教か異端の関係にある場合に発生する可能性があり、中程度の規模である傾向がある。このRevoltのリーダーはHeresiarch(異端の指導者)のTraitを持つ。 このRevoltが成功した場合、このRevoltのリーダーはそのReligionの新たなCount Level(伯爵級)の独立勢力となる。
例:「Shirazian Peasant Revolt(シーラーズの農民の暴動)」など。 このRevoltは上記の何れの条件も当て嵌まらないプロヴィンスで発生する可能性があり、小規模である傾向がある。このRevoltのリーダーはPeasant Leader(農民リーダー)のTraitを持つ。 このRevoltが成功した場合、このRevoltのリーダーは新たなCount Level(伯爵級)の独立勢力となる。
土地を持たないClaimants(要求権所持者)は、要求権を持つ称号を求めて兵を集め、このCBを行使する可能性がある。また、ノルド人(Norse)、フランク人(Frankish)、ノルマン人(Norman)の貴族は、要求権を持っていない沿岸の公爵領を求めてこのCBを行使する可能性がある。
このCBを行使したキャラクターは2年の準備期間で兵を集め始める。その間にそのキャラクターをAssassinate(暗殺)する事ができれば、戦争は未然に防ぐ事ができる。 戦争が始まった場合、このCBを行使したキャラクターは公爵級のTitular Titleを得る。
この軍勢は非常に大規模(概ね、標的にした勢力のLeviesと同規模程度である携行がある)で、標的となった勢力にとって危険な敵対者になる。 また、このCBを行使したキャラクターは自動的に500点の資金を得ており、これを打ち倒す事ができればBanish(追放)によってその資金を奪う事ができる。
Decadence(頽廃)が75%を超えていてDuchy(公爵級)以上のランクを持つムスリムの勢力は、その頽廃に怒れる者達の軍勢によって侵略を受ける。その軍勢は勢力内のランダムなプロヴィンスに発生し、非常に大規模な傾向がある。
この侵略が成功した場合、その勢力の持つ最高位の称号と、占領したプロヴィンスの全ての州区を簒奪する。そして侵略者のリーダーは"the Conqueror(征服者)"のNicknameを得る。 こうして打ち立てられた新たな王国の王権(Crown Authority)はAutonomous Vassals(家臣達の自治)、つまり最小(Min)に設定される。
また、公爵級以上の家臣は、新たな主君から独立する事を宣言できる様になる(そしてパッチ2.3以降、新たな主君はこうして独立した封臣の称号に対して要求権を得る事はできなくなった)。
痛み分けや降伏によって侵略が失敗した場合、侵略者は投獄される。
Shia Caliph(シーア派カリフ)が存在しない時、10%以上のDecadenceがあるSunni(スンニ派)の王国・帝国は、突如出現したシーア派カリフを名乗る者の率いる軍勢による侵略を受ける場合がある。
Quick(明敏)とSayyid(サイイド)のTrait(特徴)と、「Pretender Shia Caliph(シーア派カリフの僭称者)」のTitular Title(名義上の称号)を持つ子供のリーダーと、それに率いられた軍勢が、勢力内のランダムなプロヴィンスに出現し、その地を含む慣習的王国領を求めて侵略を開始する。
この侵略者が勝利した場合、その王級称号を簒奪し、Shia Caliph(シーア派カリフ)となる。加えて、「Tribal Invasion」の様に、De Jure内のRuler(支配者)達を全て自分の家臣とし、占領した伯領の全ての州区を簒奪する。
このCBによる戦争の停戦期間は10年ではなく1年で済む為、非常に短期間で再び攻撃してくる可能性が高い。
(この記事は書きかけです。求む、協力者……!)