Crusader Kings II: The Old Gods

Crusader Kings II: The Old Godsアナウンス

NEW YORK — 2013年2月4日 —ゲーム会社にしてあらゆる宗教の信奉者Paradox Interactiveと、Paradox Development Studioは今日、絶賛を博しているRPG戦略ゲーム、Crusader Kings IIの世界への新たな拡張をアナウンスした。次回の拡張は、Crusader Kings II: The Old Godsというタイトルで、広くリクエストされた数多くの要素をゲームに追加することになる。そこには、異教(Pagan)もしくはゾロアスター教の指導者でプレイする能力や、帝国を戦争、略奪、無慈悲な蛮行によって拡大することなどが含まれるだろう。プレイヤーたちはまた、彼らのゲーム内の治世を867 ADから開始することが出来るだろう。これによってThe Old Godは、Paradoxのタイトルのなかで、公式にもっとも長い歴史上の期間を取り扱うものになる。

867年において、古き神々(The Old God)はいまだ健在であった。イングランドでは、大異教軍(the Great Heathen Army)が土地を横断し、諸王を放逐しデーンロウ(Danelaw)を設立する際に大鴉旗(Raven Banner)がはためいていた。東方では、リューリクがロシアの国家を建設し、中央ヨーロッパの森林や草原では、異教の部族たちが移動していた…

Crusader Kings II: The Old Godsは侵略、冒険そして聖戦を通じて、Crusader Kingsの背信に満ちた世界を提示し、プレイヤーたちを異教の族長のブーツのただなかに踏み込ませることだろう。

特徴:

Crusader Kings II: The Old Godsは、2013年の第二四半期にリリース予定。下記のティーザー・トレイラーやコンセプト・アートを見よ:

View the video at http://youtu.be/V-edUnWQgyM

Crusader Kings II: The Old Gods―開発日記1―別のヨーロッパ

またCrusader Kings IIの開発日記の新たなサイクルの時間になったよ。そしてぼくは、新たな開始年のことについて話して、きみに次の拡張;The Old Godsにかんする大まかな概略を与えることから始めようと思う。そう、ぼくたちは最古の開始年を867 ADにまで押し戻しているんだ。これは拡張と共に来る特別なブックマークだよ(またきみは、Mod化しなかったならば、867から1066年のあいだで開始することは出来ないよ)。

867年のヨーロッパはきわめて異なった場所だ…慣れ親しんだ国の多くはまだ存在していない。ハンガリーも、ポーランドも、ロシア大公国も存在しないし、ブリテン諸島とスカンジナヴィアは小国で満ち溢れていた。カロリング朝はいまだフランク王国を支配していたけれど、シャルルマーニュの大帝国は彼の四人の後継者たちに分割されてしまっている。ビザンツ帝国では、まさに新たな王朝――マケドニア朝――が始まったところであり、その過ぎし日の栄光のいくつかを取り戻すことが運命づけられている。ムスリムたちは長きに亘る危機の只中にいた。かつて強大であったアッバース朝は、カリフの後継者が自らのトルコ人将軍に殺されることにより、分裂していたのだ。

とはいえ、もっとも重要なのは、北方と東方は完全に、白人どものキリストに興味を示さない、懺悔無き異教徒たちの騒々しい部族に支配されていたということである。なぜ肥え太った僧侶どもの富を略奪出来るときに、十字架に磔られた死んだ男にたいし自らを低くしなければならないのか?ノースマンたちの憤怒がヨーロッパの無防備な海岸を下っているころ、同様に、異教徒たちの驚異はタルタリアの平原にも興っている。その先人のアヴァール人と同じく、恐れられたマジャールの騎馬王たちはカルパチアの彼方からヨーロッパに侵入している。なぜこれらはみな、キリスト教徒やムスリムの出来事よりも重要なのか?なぜなら、The Old Godでは、これら異教徒がみな、ついにプレイ可能になるからだ!(でもきみはおそらくすでに知っていたんじゃないかな)

異教の族長をプレイすることは、少なくともムスリムをプレイするのとは違うよ。それだけでなく、さまざまな異教の宗教同士にも明らかな違いが存在するんだ。ノルドやテングリといった信仰は本性的に攻撃的であり、またフィノ=ウゴルの信仰のようなものは、より防御的である。たとえば、戦争好きのノルド人はあまりにも長い間平和の期間があると、威信の失墜を被ってしまうので、戦争を仕掛けるか、略奪をするために出航しなければならないだろうね。フィン人たちはこのような問題を持っていないけれど、他方で、彼らの家臣たちは、軍隊を徴兵されることを嫌うんだ(キリスト教徒たちのように)。ある宗教は防御ボーナスを持っていて、自らの土地ではより大きな守備隊を持つけれど、ほかの宗教はそうでない、とかね。とはいえ、彼らはすべて可能的に、新しい宗教の魅力に抗するために改革することが出来るよ。

これからの週で、ぼくはさまざまな宗教を詳細に説明しようと思う。もちろん、ほかの新たな要素についても話すつもりだよ。たとえば、渡河可能な川や、新たな文化や、ゾロアスター教徒や、放浪者や、ほかにもいろいろね。チャンネルはこのまま、好奇心を刺激するために、スクリーンショットをいくつか載せておいたよ!

海外サイトPC GAMERによる開発日記レビュー

Crusader Kings II: The Old Godsの最初の開発日記がリリース、詳細な分析 投稿者 T.J. Hafer  10:34pm March 20 2013

Crusader Kings II: The Old Gods拡張への最初の開発日記がリリースされた。2013年第二四半期に発売されるThe Old Godsは、ついにプレイ可能な異教徒をCK2に追加する。867 A. D.という新たな開始年もまた付け加えられる。というのも、異教徒たちは初期設定の1066年シナリオにおいて堅固な足場の上に開始することが出来ないからだ。私は朝一杯を、日記全体や新たなスクリーンショットに費やし、行間を読んだ。以下は私が抽出することの出来たあらゆる情報の断片である。

867 A.D.のヨーロッパ

我々はアナウンスメントの前後からすでに知ることが出来たいくつかのことについての確信を得ることが出来た:つまり、カロリング帝国はシャルルマーニュの孫たちによって、神聖ローマ帝国、イタリア王国、フランク王国、ブルグント王国に分割されている(歴史的には、最後のものはロタリンギアと呼ばれるべきである)。その北方と東方のほぼ全土は、首長国や小王国に分割されている。イングランドはいまだ存在しておらず、ウェセックス、東アングリア、マーシア、ノーザンブリア、そしてヴァイキング支配下のヨールヴィクが、分割された激戦区を形成している。

のちにロシアになる場所では、我々はリューリクよって新たに設立されたノルド人の領域、ホルムガルズル(Holmgarðr)と、コーヌンガルズル(Kónungarðr)を見つけることが出来る。興味深いことに、彼らはこの土地を二人の支配者のあいだに分割することを選んだようだ。我々はすでに、ホルムガルドにリューリクがいることを知っている。しかし、キエフにいる、独立した彼のノルド人の隣人は誰なのだろうか。はっきりしたことは分からない。

スカンジナヴィアもまた、適切に、細切れである。ユッラント(Jylland)、サッラント(Sælland)、ウーストランデット(Ostlandet)、そして(スウェーデンの古名である)スヴィズィヨッド(Sviþjód)といった小王国以外には、だいたいが1プロヴィンスの族長国か首長国に分割されているようである。それらのうちのどれが、自らの王国を設立することが出来るかを見るのは興味深いことだろう。

さて、つぎは私が本当に興奮していることだ…

ホルムガルドを越えて!風がそこに導いてくれる!

渡河可能な川!歴史的に見て、ヴァイキングのロングシップの最大の利点のひとつは、その浅い喫水である――きみはそれに大量の武器や盾、無骨なノースマン、襲撃途中に手に入れた戦利品や奴隷を積み込むことが出来る。そしてそれでも尚、川の浅瀬を右旋回するには十分高く浮かんでいたのである。川を上り下りする能力の追加は、パリのフランク人は、その内陸の首都でヴァイキングの略奪から安全に、枕を高くして眠ることができないということを意味している――なぜならセーヌ川は、略奪ハイウェイ1号線としてはたらくのだから。公式フォーラムのレスポンスで、開発陣は、連水陸路(Portage)の存在を確約している:つまり、その間を船が運ばれ、再配備される、二つの川をつなぐ陸路のことである。ヴァイキングたちは、とりわけ東方の目的地に向かうとき、これらを幅広く活用したことで知られていた。

また艦隊表の一番下には、コインのマークが隣に描かれた垂直のバーがあるようにも思われる。これはおそらく、どれだけ量の戦利品をきみの襲撃者たちが持って帰れるかを表しているのだろう。

しかしこの能力にかんしては、ヴァイキングのロングボートの専売特許である。もちろん彼らは、ほかの船がヨーロッパの川を渡ったりさせないだろうね?

新たな船のタイプ?私はそう考える

私が答えられる限りでは、これはそうではないだろうというのが答えである。このスクリーンショットから分かるように、二つの異なった船があり、両方ともプレイヤーの支配下であり(ユニット・カウンターは緑である)、異なったモデルで、隣り合って並んでいる。これは確実でないが、たしかにOld Godsは、二つ目の船のタイプを追加するように思われる。以前、Crusader Kingsにおいて、船は単に船であった。もしそうであれば、疑問が湧き上がる:川に入れる船を持っているのは誰だ?もちろん答えはノルド人だろう。これは、新たな、我々がずっとつぶやいてきた、より実際的な技術システムと関係しているのではないだろうか?

また、プロヴィンス画面を見てみよう。我々は「要塞レベルによって守られる戦利品(Loot Protected by Fort Level)」、「最大戦利品(Max Loot)」、「可能な戦利品(Possible Loot)」のステータスを見ることが出来る。というこおてゃ、きみは、きみのプロヴィンスに防御施設を建てることによって、襲撃者たちからより多くのお金を守ることが出来るということだろう。興味深い点は:この金はどこからやってくるのか?ということである。これは君主の宝物庫にある大量の金の一部なのだろうか?つまりそれは、きみは防御的に有り金を使い果たすことによって、襲撃者を先回りして防御することが出来るということを示唆しているのではないだろうか。襲撃者がなんであろうと一定のものを取っていってしまい、可能的にきみを借金させる、というのも技術的に可能である。三つ目の可能性は、略奪が生じても、防御している君主は実質なにも失わないというものである――それを阻止するインセンティブは、襲撃者たちに金や名誉を発生させるのを阻止するということだけである。

私はまた、襲撃が通常の戦勝点システムを使用するのか、単にきみは襲撃を宣言して、金を奪って、去っていくのかどうかということにも興味がある。いくつかの軍隊や艦隊には、松明と斧が交差した小さなアイコンがあるように思われる。これらは新たな「襲撃者」のユニットタイプで、通常の軍隊や艦隊から区別されている、ということはあり得る。これは異なった船のタイプの説明でもあるだろう:ひとつは渡河可能な襲撃艦隊、もうひとつは伝統的な輸送手段で、単に海を渡ることが出来るだけというものである。

ムーア人のひげが必要である 開発日記が詳説していたところによると、「異教の族長をプレイすることは、少なくともムスリムをプレイするのとは違うよ。それだけでなく、さまざまな異教の宗教同士にも明らかな違いが存在するんだ」とのことである。我々がすでに聞いたところによると、ノルド人の指導者たちは、余りにも長い平和が続くと威信を失い始める――つまりもしきみがいつの日か襲撃と征服に焦点を当てた戦略をやめたいのであれば、きみは改宗するか、これを相殺するに十分な、肯定的な威信修正要素を持っていなければならないということである。我々が知らないことは、コインの裏側である:現状のCK2におけるすべての支配者と違って、ノルド人は軍隊を徴兵することによる家臣からのペナルティを被らないのではないだろうか。

開発陣はすでにバルト海のロムーヴァ(Romuva)のような宗教に防御ボーナスがあることもチラッと教えてくれている。ロムーヴァは歴史的に、ヨーロッパの非アブラハム系宗教のなかでキリスト教にもっとも長く抵抗した。開発日記が述べるところによると、彼らは自らの土地ではより大きな守備兵を得ることが出来、改宗により抵抗することが出来るように「改革」されることも出来るという。この改革が、単にプレイヤーによる賢いゲームプレイのことを指しているのか、まったく別の新たなシステムのことを指しているのかは、まだ分からない。きみの異教の信仰の宗教指導者を中心に据え、それを任命するメカニズムというのは、すごく面白いのではないだろうか。これはまったくもって歴史的ではないが、ヴェニスがエチオピア生まれの将軍のもとアラビアを征服することも歴史的ではないだろう。CK2では、奇妙なことが起こるものだ。

サトラップだ! 最後に、このキャラクター画面とインターフェイスを見てみよう。それがないことで却って目立っているひとつの点は、ムスリムの退廃のような、特別なプレイ要素である。信仰心はいまだ要素として残っているが、噂されいた「ヴァイキング点」は本選に選出ならなかったようだ。ノルド人とゾロアスター教徒のキャラクター両方とも、第二夫人のスペースがある。これらの第二夫人たちが、現行の私生児システムとどのように関係するのかは、まだ待ってみないといけない。というのもほとんどの異教徒は、キリスト教徒がそうであったほどには、この種の問題に神経質でなかったのだから。これはまた、もし異教のキャラクターが強力に一夫一妻制の宗教に改宗したら、これらの女主人たちはどうなるのかという問題も提示するだろう。

また、配偶者ポートレイトの下に、小さなアステリスクボタンもある。フォーラムによると、これは特別な注意を払うキャラクターを示すものであり、いちいちメッセージログの内容を見なくても、きみのメッセージログにおいて注意すべき人物をきみの目に留まりやすくするためのものだという。これはきわめて歓迎すべき追加である。というのも私はどうやってそうすればそうすればいいのか分からないまま200時間もプレイしたのだから。

アイスランド(アイスランドは植民地化されているのだ。867年、そこには実質誰も人間が住んでいなかったのに――エンジンは現状、後に居住可能になる非居住プロヴィンスをサポートしていないのだ)、マジャール人、ロシアにおけるスラブ=ノルド人抗争にかんする暴露を含め、公式フォーラムのスレッドをさらにチェックしよう。Paradoxの開発日記はだいたい一週間ごとに発表される傾向にあるので、一週間のあいだに、PC GamerのViking Analysis Deskからより多くのことをチェックし直そう。

元記事:http://www.pcgamer.com/2013/03/20/crusader-kings-ii-the-old-gods-first-developer-diary-analyzed/

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