ロベルトはノルマン出身の卑しい生まれで、暴君で、性は狡猾、動くに勇あり、王侯の富と宝を奪うことにかけては天性の頭の冴えを見せた。 そしてとても忍耐力があった。 (中略)彼の背丈は天に届くようで、背の高さでは一際目立っていた。 顔は赤く、髪は亜麻色、肩幅は広く、目は火花を散らすように鋭かった。 体つきは壮健で均整がとれ、優雅であり、付け加えることはないほどである。 つまり、多くの人々が言うように、頭からつま先まで、完全に均整がとれていた。 このように財産、身体、精神を完璧に備えたロベルトは、天性、支配しがたい男であり、世界中の誰にも服従しないという男であった。 ロベルトの気質はこのようであり、氏素性のはっきりしない卑しい生まれを微塵も感じさせない風格があった。
アンナ・コムネナ『アレクシアード』より
若き日のロベルト(写真左)と1066年現在のロベルト(写真右) 「shift+@」でコンソールを立ち上げ「age 1128 -30」と入力してみた。 なかなかのイケメン!?
びょょびよ~ん
というわけで、ムスリム勢力にホーリーウォー!!
ノルマンニは、たしかキノコ食べて狂戦士になるはず。 但し、お姫さまみたいな王子が覚醒して傍らで「愛とは・・・」とか言い出したら横腹刺されて効果切れます。
1068.09.22 シラクサ(Siracusa)、パレルモ(Palermo)攻略 1069.08.16 トラパニ(Trapani)攻略 1071.01.17 アグリジェント(Girgenti)攻略 1072.02.23 マルタ島(Malta)攻略
極悪兄弟の猛攻によりシチリア島のムスリム勢力は壊滅した・・・。
ところで弟よ。メッシーナゆずってくれたのむ!!シチリア公爵のde jureなんだ。
兄者・・・そういわれてもなー。この島をてにいれるのにはそうとうくろうもしたし・・・。
しかし、この頃からルッジェーロは気鬱がちになる。
シチリア島を手に入れ、凱旋帰国中のロベルトとルッジェーロの許に本国から早馬が・・・。 なんと、甥っ子二人がプッリャの公爵位を求めて反乱を起こしたのだ!! ロベルトは、現在、プッリャとカラブリアの公爵位を掛け持っていて、仮にこの甥っ子どもの要求を聞き入れなぞすれば、何十年もかけて切りとってきた領地の大半を持っていかれることになる。 当然、却下!!
あのドラ息子どもが!!兄者の苦労も知らずにイイ気になりおって~
所詮はボンボン。歴戦のルッジェーロ率いる精鋭軍にあっさり鎮圧される。
で、でもな・・・アイツらはゴドフロワ兄ぃとハンフリヌス兄ぃの子供なんだぜ!
あ、兄者ぁ~うぅうぐぐ。げふげふ・・・血を分けた兄弟、一族は仲良くしなきゃなんねえんだ。絶対にそうだ・・・絶対に・・・ぶつぶつぶつぶつ。
オ、オレは大丈夫さ。約束しただろ?兄者にあのおっきな王冠被らせてやる!ってさ。
弟の調子が良くない・・・困ったものだ。よし!景気づけに新作キノコを食べさせてやろう!
テテッテテテテテン・・・
1076.04.17 兄ロベルトを影に日に支え続けたルッジェーロ、キノコ中毒で逝く・・・
この後、一か月の間、カンナエ(Cannae)城からは狂った獣のような凄まじい咆哮が聞こえたという・・・
あにじ やへお そらく このて がみを よんで いるこ ろには おれは もうこ のよに はいな いとお もう あにじ やにで つかい おうか んをか ぶせて やるつ てやく そくま もれな くてご めんな いつも おれたち なに するに もいつ しょで さしぬ ときも いっし よだぜ つとか おかし なやく そくも したよ な このや くそく までや ぶつち まうん だから おれは ほんと にわる いやつ だよ まあ でも あにじや ほど わるい やつな んてい ないよ まつた くたい したや つだぜ あにじ や あにじ やぜつ たいに おうこ くをつ くるん だぜ そんで さきよ うだい いちぞ くなか よくく らすん だぜお れはい ないけど そのひ をたの しみに じごく でまつ てるよ じやあ なあに じや
じゅもんが ちがいます
ロベルトは赤子のように泣きに泣いた。 手に持っているルッジェーロの遺書が涙と鼻水でびちゃびちゃになるまで。 そしてロベルトは誓った・・・必ず王国を作ると!!
野望の王国 野望燃ゆ編へ続く!!