さて、初めていこう。 投獄されそのまま為す術がなかった並行世界のエリック公と比べ、今世界のエリック公は少し優秀だ。
「不屈の戦士」かつ「非嫡出子」以外の特性はほぼランダムのようだ。今回は「勤勉」が付いている。ありがたい。
正妻には「貞節」かつ管理18を誇るテングリ教徒のペチェネグ人を選んだ。 が、この1人だけでは男子が産まれてくれるか不安なので、「好色」かつ「ミダスの手」持ちのクメン人女性を側室とする。
側室なら、男子が産まれたらポイできるしね。 なにしろ、宗教改革できるまでは分割相続から逃れられないわけで、跡継ぎ男子は1人いればいい。女子なら10人でも欲しいが。
評議会の面々はこのように。 上の方に、「摂政」と「宮中医師」の顔が小さく表示されるようになっている。
ウプランド公家には異色の家臣が2人いる。 1人は宰相。「天才」持ちのカトリックスウェーデン人。何度リロードしても「天才」が固定なので、恐らく何か史実でエピソードがある人なのだろう。 1人は元帥。何とシーア派を信仰している。こちらも、何度リロードしても武勇20で固定なので、恐らく史実の人物なのだろう。
また、「明敏」持ちのノルド人(スウェーデン人ではない)がいるなど、家臣団は非常に有能だ。 評議会の面々には、前回同様の仕事をこなしてもらう。宰相の外交22が唸り、凄い勢いで王からのオピニオンが上がって行く。
前回同様、開幕でヤムトランド族長にコンクエスト。 ヤムトランドを適当に攻めつつ、評議会派閥を形成していた臣下の伯の暗殺plotを立て、命と領地を共に頂く。
「Known Murder」が付いてしまったが、封臣も少ないこの時期ならば気にしない。
また67年には、神聖ローマ皇帝が対立教皇ゲオルギウス6世を擁立している。 良いぞ皇帝、カトリックの宗教権威をもっともっと下げるのだ!
さて。 いまさら言うまでもないかもしれないが、ゲルマン宗教改革には、宗教権威が50点必要だ。 信仰点750はどうとでも溜められるので問題ない。
ゲルマン信仰の聖地のうち、HRE領内にあるブランデンブルク、フランス領内にあるゼーラントは、奇跡が起きても回収できない。 本当に奇跡が起きて、仮に一瞬だけ回収できても維持できまい。
となれば、確保できる聖地は3ヶ所のみ。 今手元にあるウプサラと、デンマーク・ノルウェーの各1ヵ所ずつを手に入れた上で、スウェーデンから独立し、更に権威20を稼ぐ必要がある。 割としんどいが、そもそもデンマーク・ノルウェーを打ち破って領土を剥げなければ改革なんて夢のまた夢だ。
そして、スタンフォードブリッジのノルウェー王国といえば、ハーラル王のイングランド侵攻に伴い、軽く万を超える初期兵力が与えられている。
万一、ハーラル王が即死するなどして早期停戦、イベントスポーン兵が温存されるような事態になれば、ノルウェー攻めが極めて困難になってしまうが・・・
1070年、ハーラル王がガンで死んだ時点で、ノルウェー軍は6500まで減じていた。 ノルウェーはクソ貧乏なので、イベント兵さえ消耗してくれれば自前の戦力は3000ソコソコ、どうとでもなる範囲に留まる。 もう少し、どこかで減らしてくれればいいのだが。
なお同時期、ノルマンディー公ギヨームは片足になっている。
イングランド王国をめぐる三つ巴の戦いは、イングランド王ハロルドに軍配が上がったようだ。 ノルマンディー公軍はほぼ消耗しきり、イングランド軍は万に迫る兵力を保っている。
ノルマンコンクエストをコンクエストし直す野望は、どうやら不可能のようだ。チッ。
1071年、だいぶ金が溜まってきたので、ひとつ試しに、とウプランドに病院を建ててみる。
が、病院をただ建てるだけでは何の効果ももたらさないようだ。疫病抵抗力が0%から動いていない。 病院に色々な施設を整備していって初めて、疫病に対処する能力が増していくようになっているようだ。 疫病対策のみでなく、技術開発速度を上げたり、君主の権威や信仰にボーナスを与える建物も含まれている。 また、建築技術に応じて、建てられるものの種類が増える。建築技術『1』の現状では、なにも建てることができない。
これは本気で整備するには物凄く金がかかるぞ・・・? 首都と大都市に整備していくだけでもいくらになるやら。
略奪しまくって賄わないとな。
さてこの頃、デンマーク王国は、南西に位置するスラブ教徒の公国と激烈な消耗戦を展開しており、
デンマーク王スヴェン2世は片足を失うわ、総兵力が2000少しに打ち減らされるわと、かなりの打撃を被っている。 我がウプランド公国は、伯領4つを直轄してその兵力は2500にまで向上。傭兵を1500も雇えば充分勝てる。
宣戦布告だ! コンクエスト、シェラン!
4日後
いや、陛下、勘弁してください。気持ちは良く分かりますが。
・・・宣戦前のデータをロードしてやり直し。
今度は王の横槍も入らず、順調に攻め込めている。 何をしたら、どういう条件で逆鱗に触れるのかがイマイチ分からないので、リセット攻勢以外に手の打ちようがない・・・
姉を王の嫁に差し出して不可侵条約を結んで、 評議会では元帥を勤めて王のイエスマンとなり、 宰相を王宮に張り付けて関係改善に勤め、 もちろん派閥なんてもってのほか。
ここまでやっても、問答無用で牢獄送りにされたり、あるいは捕まらなかったりする。基準が不明なのがホントに悩むところ。
なお戦争は、この後、デンマーク軍は一兵たりとも遠征先から帰って来ることはなく、 我が軍は無抵抗でシェラン・ユラン・スコーネなど王国主要部を占領。 73年6月、ゲルマン信仰の聖地であり、北欧屈指の豊かな領土でもあるシェラン島を割譲せしめることに成功した。
都市3つが初期配置、回復すれば北欧どころか世界有数の税収が入って来る。
これで聖地2ヶ所目を確保し、一歩前進。次にノルウェーに目を向けたいが、例のイベント兵の生き残りが元気なのでまだちょっと手が出せない。
そこで、デンマーク戦で使った傭兵をそのまま雇用し続けた上で、戦中に偽造しておいたシチェチンへの請求権でもって、
バルト南岸、スラブ教徒のポメラニア公国に宣戦する。 コンクエストCBを海の向こうにも使えるというバイキングの特性は、一神教が相手の場合だけで、 多神教が相手の場合は、海越えでは服属CBか属国化CBしか使えない。 服属CBでポメラニア公号を奪い、後にシチェチン伯を剥奪、とするのも考えたのだが、 分割相続である以上複数の公号を持ちたくないことから、請求権捏造でのピンポイント攻撃とした。
ポメラニア公国はこの頃、東隣のロムヴァ教徒のプロシア公国に服属戦争を喰らっており、兵力と資金を良い感じに消耗している。
多神教の消耗補正も、このあたりならまだソコソコ発展しているため、1600~3000人くらいまでなら維持可能となっており、 城の攻囲に必要な最低限の兵力なら、消耗に引っかからずに済む。 3領地を1500ずつくらいで囲めば時間はかかるがいずれ勝てる。
・・・と思ったらどっこい。
先験の傭兵隊を上陸させたその時、デンマークに端を発した流行病がポメラニアにまで到達、 補給限界が夏場で1000、冬には600人という悪夢の様相を呈した。
アカン。
やむなく、同時にポメラニアを攻めているプロシア公国軍にシチェチンを横取りされるのを防ぐため、最低限の兵力をそこに置いておき、 他の部隊は、他国に敗戦→敗走・迷走しているポメラニア軍を追跡。
HRE領内にまで乗り込んで、お互いにジワジワ消耗しつつ、2度、3度と野戦してポメラニア軍を残り200人にまで追い込みつつ、疫病が去るのを待った。
またこの頃、次男が産まれている。長男は70年に側室が産んだが、生母はその直後産褥で死んだ。 次男は正妻が産んだ初の子となる・・・男子は1人でいいのに。
で、その次男はSickly持ちで産まれてきており、
宮廷医師にか弱い息子を何とかしてくれと頼むイベントが発生した。 下の「強いものだけが生き残るのだ」を選んでも良かったが、初のイベントなので上の選択肢で何が起こるのか見てみる。と。
治療は失敗したようで、なにも変わらなかった。 もっとも、この次男は自力でSicklyから立ち直り、スクスクと成長するのだが・・・ これ、治療成功するパターンもあるんだろうか?
75年春、ポメラニアで本当に泥臭いチマチマした戦いを続けていると、 突然、スウェーデン全域に中立色の軍隊が出現。何事かと思えば、
ノルウェー王が、ノルウェー王dejureに当たるヤムトランド領の割譲を求めて宣戦、スウェーデン王が王国総動員をかけていた。 ヤムトランドといえば、ウチの臣が収めている部族領である。そこを守っていただけるとは、いやいや、ありがとうございます陛下。
スウェーデン王は全軍で4500、うちウプランド公が供出しているのは1000余り。 対してノルウェー軍は6400。優勢なノルウェー軍は全軍をもってヤムトランドへ前進。 スウェーデン軍が先行してヤムトランドに陣取り、敵軍を迎え撃つも、兵力で勝るノルウェー軍が、大損害を出しつつも勝利。 主力を破砕されたスウェーデン王、戦勝点は一気にマイナス50%に。これは負けたか、まあヤムトランドくらい失っても別に痛くも痒くもない・・・と思ってたら、
そこへスコットランド王が、スコットランドdejure内にあるノルウェー王領を請求して宣戦。 ケツを掘られたノルウェー王は全軍を半島からスコットランドへ移送、そのまま両国の鍔迫り合いが延々と続き、 スウェーデン軍は悠々とノルウェー各地を荒らしまわることになる。
一方こちらは77年夏、補給限界に散々苦しめられたものの、疫病が去った後は予定通り地道に攻城、ポメラニア公からシチェチンを割譲させた。
かなり無理して取りに行った領土だ。これが結果を出してくれるかは運次第となる。
これで直轄7領、資金も充分溜まってきている。そろそろスウェーデン王位請求権を行使しても良いころなのだが・・・
スウェーデンVSノルウェーの戦が続く1080年、エリック公は50の坂に乗った。 一方スウェーデンのステンキル王は53歳、infirmが入ってもう3年になるが、なかなか死んでくれない。*1
スウェーデン王妃はエリック公の姉であり、王か王妃のどちらかが死ななければ不可侵条約が解消されない。 エリックが死んで請求権が弱くなってしまうと、成人男子の跡継ぎが4人もいるスウェーデン王家のこと、弱い請求権はまず使えなくなる。 公が死ぬ前に、王か王妃のどちらかが死んでくれないと困るのだが・・・死んでもらいたいのだが・・・早く死ねよ畜生・・・
と、さらに1年待ったがまだ死なないので、しびれを切らし、王妃の暗殺plotを試しに立ててみた。すると、
ステンキル王自ら陰謀に参加。 なんですか若い嫁でも欲しいんですか? が、他に賛同者が少なく、plot powerは100%をギリギリ越えるか越えないか程度。暗殺は一向に成立せず、 エリック公死ぬなー! と祈りながら時間をひたすら進めていく他なくなった。
王と公の冷戦は寿命合戦の様相を呈している。