前ページ AAR/歴史資料集 図説 ローマ帝国の再興と拡大/13世紀前半
13世紀後半はステファノス帝に次いでエウストライオス帝・ザカリアス帝・アルテミオス帝が統治し, これ以上モンゴルに本国からの増援が来ることを妨害するため、積極的に東進を行い、 ヴォルガ河川交易ルートを手中にし、長く帝国を悩ませたブルガリア国の故地を制圧するばかりか アラル海にまで到達することとなりました。 また、300年にわたり帝国に反旗を翻してきたフランク帝国が北方勢力に攻められ滅亡しました。
この時代は、古代よりずっと戦争状態にあった帝国にとって2つの重要な区切りがあった時代です。
1つにはイスラム。
マケドニア朝が政権の座に就いてよりイスラム勢力と戦ってきており、 この時代のイスラムは苦肉の策として「大聖戦」を発動させるなどしましたがことごとく失敗。
1268年、全ての紐帯を失ったイスラムは 内乱の結果としてついに宗教指導者「カリフ」を継ぐものが存在しなくなりました。 アラル海の向こうから、ヒスパニアに至るまでの巨大帝国を築き上げたイスラムという宗教組織はついに滅んだのです。
2つには海賊。
1293年、ついに北の神々を崇める勢力はすべての海を失い、山中に逼塞することとなりました。 北伐を開始してから200年以上の年月が経っていましたが、ついに全ての海路は 絶対の安全を手に入れたのです。 ここに至ってようやく帝国は「ローマの平和」を取り戻したといえます。
この間、フランク・フリージア・ロタリンギアの地域が慣習領土に回復し いよいよトライアヌス帝の頃の慣習領土の回復までブリタニアを残すのみとなりました。
&ref(): File not found: "13後半慣習.jpg" at page "AAR/歴史資料集 図説 ローマ帝国の再興と拡大/13世紀後半";