先代Knutの時代に起こったイェルサレムへの十字軍… それは、ムスリムだけでなくゲルマン宗教を奉じるノルウェーにも激震を巻き起こした。 普段はいがみあう国家が、宗教の名の下に一致団結したのである。 今後、世界と渡り合うためにゲルマン宗教の改革は不可欠であった。
さて、ゲルマン宗教の聖地は5つある。 すなわち
・Maere(ノルウェー領) ・Uppsala(スヴィドヨッド領) ・Hleiora(Sjaelland大族長領) ・Tholen(Frisia王領) ・Paderbor(Poland王領)
である。 現状、ノルウェーが抑えている聖地は1つのみ。 宗教改革には3つの聖地の確保が必要である。 部族制を採るノルウェーにおいては、封建制領主への戦いは無謀と思われたが…
聖地Tholenを治めるFrisia王国が反乱によってその動員兵力を大きく損なっていたのである。
この隙を逃すBertilではなかった。
時は910年、宗教改革へ向けたBertilの戦いが始まったのである。
イェルサレムを失陥したカリフはお返しとばかりにジハードを宣言、アキテーヌを奪取せんと進軍を始める。
ヨーロッパ世界に宗教戦争の嵐が吹き荒れていた。
宗教戦争の嵐が吹き荒れる中、Bertilは聖地のあるZeelandの奪取に成功する。
部族が封建領主に勝利するという快挙であった。 勝利の勢いのまま、Bertilは次なる聖地の確保へ向かう。 デンマークの大族長、Sjaellandである。 聖地のみならず、完全服従を求めて宣戦を布告したのであった。
何故か捕縛されているSjaelland大族長
この戦いは2年続き、913年にはSjelland大族長を服従させる事に成功した。 宗教改革に必要な3つの聖地を確保したのである。
同年、アキテーヌへのジハードが成功している。
キリスト教とイスラム教の戦いは泥沼の様相を呈してきたのであった。
914年、聖地確保への野心を燃やすBertilはスヴィドヨッド王Ingjaldへ宣戦を布告する。
狙いはもちろん聖地、Uppsalaである。
Ingjaldはかの'Boneless'Ivalの孫にあたる生粋のヴァイキングである。 しかもUpplandは本拠地、抵抗はかなりのものになり、スカンジナヴィア半島はノルドの血で赤く染まったという…。
さて、残す聖地は1つである。 ここまで来たら取るしかない、という訳で聖地を目指して宣戦、ポーランドの地にヴァイキングが大挙して押し寄せた。 Bertilも最後の大盤振る舞いとばかりに傭兵を大量雇用、総兵力は2万に迫る勢いであったという。
最初の合戦で敗北の憂き目を見た際はさすがに慌てたが、追加の傭兵でどうにかこうにか勝利をもぎ取った。
918年、Bertilは
Fylkir Bertil闘病のすえヴァルハラへ旅立つ。
ゲルマン宗教の全聖地を一代で掌握するという偉業から'The Holy'とあだ名された。
Fylkirの座とノルウェー王位は息子Valdemarが継承することとなった。
聖地奪還もひと段落したところで、世界情勢を見ることとしてみたい。
あいかわらずの千年帝国、揺るぎない
イェルサレム王国も成立している
&ref(): File not found: "13_イベリア.jpg" at page "AAR/征服王に俺はなる!第二部 ~海賊編~/04_Bertil"; ジハードでアキテーヌを失陥した後は総崩れ West Franciaも駆逐されている