&ref(): File not found: "adalbert.jpg" at page "AAR/初心者による初心者のためのブルグンド王国/新たなる拠点"; プロヴァンス王Adalbert 元帥Ruprecht バルセロナ=ボソン家系の一門
ブルグンド王の称号を復活させたAmaneus王は1277年に天寿を全うした。 王位は長男で宰相を務めていたAdalbertに受け継がれた。
殿、お呼びですか?
ああ。
ついに彼奴らを殲滅する時が来たのですね。
そうだ。イベリア半島に巣食うムスリムを攻撃する。
Adalbert様!私がこの時をどれだけ待っていたことか。
待て待て。
とにかく、またと無い好機が到来しているのです!攻撃の命を御下知ください。
そう急ぐな。チャンスというのはどういうことなのだ?
1270年にアッバード朝のスルタンAbdul-Rahmanはレオン王国との戦争で戦死しました。
そうだ。もちろん、知っているよ。
問題は、Abdul-Rahmanがまだ28歳と若い王だったということです。
つまりどういうことだ。
奴らだって我々と同じなのさ。Abdul-Rahmanには男子の後継者がひとりしかいなかったのです。
ふむ。
長男のTifilwitはまだ8歳だっただけでなく、庶出の王だったのです。
左様か。
このスルタンを多くの諸侯は認めなかったのです。
1280年のイベリア半島。コルドバ、アラゴン、セビリアの諸侯がスルタンに反旗を翻している((私生児のため王朝名が交代していますが、イスラム教徒の私生児に王朝の相続権が無いというのは、なんとなく実情を反映していない気がします。))。
Ruprecht殿。確かに敵国内の叛乱はチャンスです。
だけれど、我が軍の力はそもそも奴等のスルタンさえも上回っている。姑息な手段は用いずとも、正面から勝てるだろう。
軍事的な優勢はもちろん存じております。
では一体、なにが好機だというのだ?
殿、先日、ムルシアでスルタンと結んだ和平条約の内容をお教えください。
ムルシア公領の割譲と10年間の停戦だ。
その停戦期間は次の攻撃を加えないおつもりで?
当然だろう。異教徒と交わした約束とはいえ、易々と反故にすることは為政者として失格だ。
殿、ひとつ伺いますが、その条約は誰と締結したものでしょうか?
…………!
Ruprecht!お主も小賢しい奴よ。
そうです。スルタンTifilwitと交わした約束に関しては、叛乱軍に対しては無効です。
さっそく戦の準備をさせよ。ムスリムの叛乱軍を攻め滅ぼす!
こうして、Adalbertはイベリア半島のムスリム叛乱軍を次々と攻略していった。
1279年 ムルシア公領占領 1283年 アラゴン(サラゴサ)公領占領 1290年 グラナダ公領占領
市長はいるか?
はい。いかにも、グラナダ市長のHerbertですが……。
新たに手にした領地について教えて欲しいと財務官が言っておってな。
財務官のUguesです。この地域は随分と栄えているようですな。
ええ。グラナダは豊かな土地ですから。
ほう。
実は、領国中で王として相応しい直轄領はどこだろうかという話をしていてね。
そうなんです。それで、噂に聞くグラナダの栄華のことが話題に上ったのですよ。
だが、どうも思っていたよりも人通りが少ないな。
戦争で多くの者がこの地を追われたのです。
そうか。それは済まないことをしたな。
いいえ。平和が訪れ、人はじきに集まってくるでしょう。
ふむ。
10年もすれば欧州全土でも指折りの都市としてみせましょう。
よし。決めた。グラナダとマラガは私が直轄領として管理することとする。
はい。
Uguesは準備を進めてくれたまえ。
強大な敵に立ち向かうための手法として以前「敵国の内乱時を狙う」方法を紹介しましたが、敵国の内乱を襲うのにはもうひとつのメリットがあります。CK2では通常、和平時に10年間の停戦が合意される仕様となっているので、通常、10年以内に複数回の侵略行動を取ることは大きなリスクを伴います。ところが、これにはいくつかの抜け道があります。そのひとつが、「叛乱軍と正規軍は条約上完全に区別される」ということです。正規軍と停戦が合意されていても、自由に叛乱軍を攻め、領地を獲得することができるのです。今回はこれを利用して約10年間の間に3度の聖戦を行い、版図を拡大させています。 もうひとつの抜け道は、当主の交代です。停戦の合意はあくまでも双方の当主間の個人的な条約とみなされるので、いずれかの当主が死亡ないし退位してしまうことで10年以内の再宣戦が可能となるのです。
直轄領の数には上限があり、これを超えるとペナルティから税収がほとんど得られなくなることもあるため、直轄領を際限なく増やすことはできません*1。領国の数が増えてくると、総てを直轄領にできないぶん、版図の中から豊かな土地を選んで直轄領とすると良いでしょう。
ざっくりいうと、スロット数はプロビンスのポテンシャルを、技術レベルは現時点でのスロットごとの開発の限界をそれぞれ表します。開発度は要するに今までの領主がどれだけその土地を育ててきてくれたか、ということです。これらを総合してその土地の税収や徴兵可能な兵士の数などが決まるのです。
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全プロビンスの一覧は、Ledgerから参照できるが、自勢力が独立している場合のみ利用可能だ。
さて、神聖ローマ帝国の版図内のプロビンスを税収でソートしたところだが、税収上位にはプロヴァンス、ジェノヴァのほか、マラガ、グラナダと聖戦により新たに取得した直轄領が並んでいることがわかります。聖戦により新たに獲得した領地に配下を封じるか、直轄領とするかはその領地の豊かさやポテンシャルを踏まえながら考えるとよいでしょう。