&ref(): File not found: "gerlach.jpg" at page "AAR/初心者による初心者のためのブルグンド王国/ローマの後継者"; 神聖ローマ皇帝Erich II世 宰相・ロタリンギア王Giselbert
シチリア王William
神聖ローマの帝位はAmadeus帝からその息子のErich II世に移った。Erich II世は真正ローマ皇帝とビザンティン帝国の女帝の間にできた子であるという血統背景のみならず、若き日から高い能力を示し、名君の器であると期待されていた。
1450年7月、ビザンティン帝国の女帝Pulcheriaは長年患った肺病の悪化のため、死去した。
跡を継いだのは女帝の長男であり、既に神聖ローマ帝国の帝位を受け継いでいたErich II世だった。
ここに神聖ローマ帝国、ビザンティン帝国の両帝国の帝位は統合されることとなった。
ビザンティン皇帝も兼ねることとなったErich II世。ローマカトリックの皇帝はキリスト教会の東西分裂以後、史上初だ。 なお、神聖ローマ、ビザンティンの帝位のほかにブリタニア、ヒスパニアの帝位にも就いている。
これで、我ら帝国は欧州の全土を支配下に納めました。
まぁ、そうだな。
陛下、口振りから察するに、何か不満でもあるのですか?
そうだ。私は帝政ローマの正統な後継者なのだからね。
もちろんです。
テオドシウス大帝以来、1000年以上の時を経てついに東西のローマは統合されたのだ。
ビザンティン帝国は、東ローマ帝国の別称である。 神聖ローマ帝国はシャルルマーニュがローマ教皇から西ローマの後継国家として認められたことに始まり、 この帝位の相続は「東西ローマの再統一」ともいわれる。
ビザンティン帝国領を受け継いだErich II世は小アジアへ派兵し、アナトリアの支配を磐石なものとした。
その通りです。しかし、一体、何が不満なのですか?
ローマの「本拠」ともいえるのはイタリア半島だ。そのイタリアは未だ我が手に入っていないのだ。
つまり……ピサを攻め落とすつもりなのですね。
ああそうだ。だが、請求権の入手が困難でね……。
陛下、それでしたら、良い手があります。
なんだ?
ピサ王国では内乱が起こっているのです。
駄目だ、駄目だ。内乱に乗じるにしても継承権が無ければどうにもならん。
陛下、話は最後まで聞いてください。叛乱軍はAdrianoの王位継承を主張しています。
それがどうしたというのだ?
Adriano殿はピサ王国の宰相ですが、我が帝国への服従を約束されるとの内約を得ているのです。
なんと!それは素晴らしい。
ピサ王国では、宰相Adrianoの即位を求める叛乱が起こっている。 ところが、そのAdrianoは帝国からの臣従の要請に従い、シュトゥットガルト宮廷に招かれてしまった。
Adrianoが帝国の封臣として臣従したことを受け、皇帝Erich II世はピサ王国の内乱に介入した。 神聖ローマ帝国の大軍の前にピサ王Filippoは降伏し、ピサ王国は帝国の版図に加えられた。
陛下。どうやら、上手くいったようですね。
ああ。だが、道はまだ半ばだな。
半ば……、ですか。
そうだ。イタリア半島で独立を維持していたのは、ピサだけではない。
シチリア王国にまで手を出すおつもりですか?
もちろんだよ。そうしない理由はあるまい。
彼らは同じ王朝の、最も古くからの同盟国です。そんなシチリアを攻めるのですか?
いやいや、だから、征服するつもりは全くないのだよ。
しかし、でしたら、なぜ軍隊を準備しているのでしょう?
叛乱の鎮圧を助けるのさ。
シチリア王国はシチリア島の領地を喪ったが、南伊にその勢力を維持している。 同国内では長い間、内乱が絶えない。
――1451年11月、プーリア。
これは、これは、皇帝陛下。このの度は、内乱鎮圧への協力、本当にありがとうございました。
我々は良き同盟国ではないか。気にしないでくれ。
陛下自らこちらまでいらして頂けるとは。
大切な話だからね。
シチリアの王位の事でしょう。察しはついています。
であれば話は早い。
ええ。
同盟国として、忍びない思いもあるがが……。
諸国の安定のため、仕方のないことです。
そうか。シチリアの王位は没収することとしたのだ。許してくれ。
シチリア王国のde jureである14州のうち、過半の8州はピサ王国やビザンティン帝国から受け継ぎ、 既に神聖ローマ帝国領に編入されている。
王位の簒奪により、シチリア王国の支配下にあった地域の諸侯は形式的に独立することとなった。
前シチリア王Williamを含め、諸侯たちは次々にErich II世への忠誠を誓った。
Williamは改めてErich II世からシチリア王位を授けられ、封臣としてシチリア王を名乗る事になるのだった。
ついに、イタリア半島は統一された。
同じ宗教の指導者を頂く他国での内乱へは、一定の条件のもとで参戦することができます。 参戦の可否は、同盟の有無、戦争で争われているCBなどによって決まります。 今プレイでは、ピサ王国の内乱に叛乱軍側に立って介入し、封臣とした王位請求者を王位に据えました。 ピサ王国を臣従させ、シチリア王国のde jureの過半を支配下に収めたことで、次の狙いシチリア王位の簒奪の準備が整います。 ところが、そのシチリアでも内乱が起こっていたのです。戦時下の国の称号は簒奪できません。 そこで、シチリア王側に立ってシチリアの内乱にも介入し、叛乱を鎮圧したうえで王位の簒奪を行いました。 このように、他国の内乱に対する介入は多くの利益をもたらしてくれる場合があります。 参戦可能な条件は複雑で分かりづらいため、注意が必要です。
Erich II, Emperor of Holy Roman Empire(Charismatic Negotiator) 外交14 戦術4 管財7 謀略10 学問10 Scholar Decietful Brave Kind Just Zealous Proud
本プレイ最後の当主、Erich II世です。勇敢(Brave)で親切(Kind)で公正(Just)と、traitだけで封臣のおopinionに+30もの大きなボーナスが得られ、外交値も比較的高く、名君と言える能力を持っています。
Giselbert, King of Lotharingia, Chancellor of Holy Roman Empire(Grey Eminence) 外交27 戦術7 管財11 謀略8 学問11 Genius Diligent Kind Gregarious Proud Craven
その才能をErich II世に愛されたというGiselbertです。シャンパーニュ公家の世継ぎとして生まれました。シャンパーニュ公家はRuprechtの治世(13世紀半ば)に活躍した「天才」バルセロナ伯Philip de Vienneの直系の子孫で、Giselbertは9世の孫に当たります。宰相に起用されるなど重用され、新たに設けられた*1ロタリンギアの王位を授けられました。