初心者による初心者のためのブルグンド王国

本章の登場人物

dietmar3.jpg 神聖ローマ皇帝Dietmar &ref(ermengau.jpg) 元帥Ermengau de Comminges。若き天才。

これまでのあらすじ

ジェノヴァ公Guilhemは臣下だった幼女Elenaにプロヴァンスを譲ったが、それには裏の意図があった。ElenaはGuilhemの息子Amaneusと婚約させられ、将来的なプロヴァンスの回収を目論んでいたのだ。

レコンキスタ (1350年)

ermengau.jpg 皇帝、ただいま戻りました。 dietmar3.jpg ご苦労だったな、元帥。 ermengau.jpg ありがとうございます。

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dietmar3.jpg 突然、ファーティマ朝がジハードを仕掛けてきたからね。 ermengau.jpg はい。どうせ兵を挙げるのだったら、こちらも聖戦を仕掛けるというのは皇帝の指示でしたからね。 dietmar3.jpg ただの防戦では大した戦果が期待できないからね。 ermengau.jpg ちょうど、カスティーリャの女王もアンダルシアのスルタンに聖戦を仕掛けていたところでした。 dietmar3.jpg ふたつの聖戦を受けては奴等もひとたまりもなかっただろう。 ermengau.jpg ええ。慌ててアフリカに逃げ込んで行きましたよ。 dietmar3.jpg いずれにせよ、これで100年を超える我が国の望みが達成されたのだ。

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13世紀の間は神聖ローマ帝国によるアラゴン王国の獲得がメインで西方ではイスラム教側がやや優勢だった。
レオン、ガリシア、ナバーラなどの国家は抗争を繰り広げ、カステーリャとポルトガルの2王国に収束した。
14世紀に入ると、神聖ローマ帝国が海岸線沿いに勢力の拡大を続けるとともに内陸部はカスティーリャ王国が獲得した。

ermengau.jpg これで我々はイベリア半島の過半を支配下に収めました。 dietmar3.jpg ああ。そうだ。 ermengau.jpg ですが、我々の持つ王冠はアラゴンのひとつのみです。 dietmar3.jpg なんだ?不服そうだな。 ermengau.jpg ええ。

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ermengau.jpg カスティーリャ女王はレオン、ガリシアの王位も兼ねているんです。 dietmar3.jpg 不公平だというのか? ermengau.jpg もちろんですよ。我々の方が大きな領域を保持しているのですから。 dietmar3.jpg だが、残す王冠はあとひとつ。 ermengau.jpg ええ。今こそアンダルシア王を名乗りましょうよ!

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ermengau.jpg え?できない? dietmar3.jpg 異教徒から王位を剥ぎ取るためには、敵国を完全に領域から追い出す必要があるのだ。 ermengau.jpg で、でも、確かにイベリア半島からはイスラム教徒を完全に締め出したはずですが……。

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長年の統治によってサハラ以南の一部がアンダルシア王国のde jureと見做されるようになっている。

ermengau.jpg なんなら、遠征してきましょうか? dietmar3.jpg やめておけ、やめておけ。第一あんなところまで攻め込んでいく理由はない。

結局、神聖ローマ帝国がアンダルシア王位を獲得するのは30年の歳月を経てからであった。

切り替えしの宣戦布告

CK2では宣戦布告を行う際に「既に軍隊を編成していてはいけない」という制約があります。したがって、戦力に大きな差がある場合は複数の国に対して同時に宣戦布告を行い、その後に徴兵を行うという方法が有効です。これと同様に、今回のように、ジハードの対象となるなどして防衛戦争を余儀なくされた場合にも、徴兵に先んじて隣国へ宣戦布告をするというテクニックがあります。

防衛戦争は信仰値や威信値は獲得できるものの、領土的なメリットは存在せず、効率の悪い戦争になりがちですが、近隣国への侵攻と抱き合わせることでこの点をカバーできます。また、今回の場合、ジハードの裏で聖戦を仕掛けることで、聖戦に多くのイスラム国が参戦してくる事態を防ぐ効果も期待できます。


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