初心者による初心者のためのブルグンド王国

本章の登場人物

bona.jpg プロヴァンス女公Bona ruprecht.jpg 夫・神聖ローマ皇子Ruprecht thommas.jpg 外務大臣(宰相)Thommas

ジェノヴァ攻略 (1137年)

bona.jpg おはようございます、Thommas。 thommas.jpg 何か御用でしょうか? bona.jpg 今のわが国の状況を説明して欲しいのよ。 thommas.jpg しかし、Bona様。Bona様は充分にお詳しいでしょう。 bona.jpg そうだけど、この機会に夫にも聞いて欲しいのよ。 ruprecht.jpg すみません。この土地には疎いもので。 thommas.jpg 本当に私で宜しいのですか? bona.jpg 相続に関して利害関係があったことは承知の上だわ。それとも他に適任者がいる? thommas.jpg それもそうですね。   thommas.jpg Bona様のお祖父様に当たるBetrand様は失意の内にスプレートの牢獄で獄死なさいました。     跡を継いだのがBona様のお母上、Matilda様でしたが、彼女は女性の幼君という危機を乗り越えて、     ブルグンド女王を宣言するまでもう一歩というところまで迫ったのです。 ruprecht.jpg そのお話はかねがねBonaから伺っています。 thommas.jpg ところが、帝位はザーリアー家からノイエンベルク家に移行。     それとともに王権が強化され、帝国内の私戦に関して禁止令が敷かれてしまいました。 bona.jpg それで、新たに方向性を模索する必要があるということなのよね。 thommas.jpg ええ。その通りです。 ruprecht.jpg 今が大事な時期ということなんだね、Bona。 bona.jpg そうよ。だから、周辺の状況を確認しないと。ざっとおさらいしましょう。 thommas.jpg 10年ほど前にフランス王国は南北に分裂しましたが、つい数ヶ月前に再統一されています。 bona.jpg そちらに手を伸ばすのは困難そうね。 thommas.jpg 北イタリアは、ロンバルディアとトスカーナが独立していましたが、     ロンバルディアは帝国に再度併合されています。 ruprecht.jpg そして、トスカーナは? thommas.jpg ホラント公として帝国から独立したDirkが一旦は征服したのですが、次の代になって、     帝国にホラント本国を攻撃され、ホラント公位を喪失しました。     その後、複数の伯爵領が独立し、多くの小国家が乱立する状況となっています。   holland1.jpg holland2.jpg   bona.jpg 兄上たちがイタリア諸侯と婚姻を結んでいるのにはそういう理由があったのね。 thommas.jpg ええ。Rudger様の奥方はアンコナ女伯ですし、Gautier様はボローニャ女伯と結婚されています。 bona.jpg 知ってるわ。母上は『Gautierが外国に行ってしまう!』って大騒ぎしてサヴォイア伯位を譲ったのだもの。     Rudger兄さんは男爵領しか貰えてなかったから、不公平だって愚痴ってたわね。 thommas.jpg ははは。そんなこともありましたね。 bona.jpg しかし、いずれにせよ。我々はイタリアに活路を見出すしかないようね。 thommas.jpg 左様でしょうか?イタリアの領地はブルグンド王国設立には何の役にも立ちませんよ。 bona.jpg そうね。でも、王位は欲しいけど、ブルグンドの王位にこだわることはないわ。 ruprecht.jpg お父上の出身のアラゴン王国や、フランス南部のアキテーヌ王国を狙うんだね。 bona.jpg そういうことになるわ。 thommas.jpg なるほど。 bona.jpg ただ、現状ではまだ兵力が足りないわ。傭兵を雇う資金力が充分でないの。 thommas.jpg 資金であれば、Matilda様はプロヴァンスに新たにタラスコン市を築くなどされていますよ。 bona.jpg 内政もいいけど、外征も必要よ。たとえば、ジェノヴァは我が領国のどこよりも税収が多い豊かな土地よ。 thommas.jpg たしかに、それは事実ですな。 ruprecht.jpg ジェノヴァを攻撃する、ってことだね。 bona.jpg Thommasは請求権を捏造してきて頂戴。 thommas.jpg かしこまりました。   Thommasは辣腕を発揮してわずか数ヶ月でジェノヴァの請求権を獲得。 Bonaは公位の継承から3年とかからずにジェノヴァへ支配を広げた。   ruprecht.jpg ……Bona。 bona.jpg なに? ruprecht.jpg Bonaってなんだか、……格好いいね。 bona.jpg そう?ありがとう。   ruprecht.jpg 私も、あなたを尊敬しているわ。    

運営方針について

帝国内での私戦が禁止されたものの、王権を弱体化させるべく帝国と一戦を交えるほどの戦力は整っていないため、ひとまずは帝国外への拡張を行っていく事にしました。帝国外の勢力との交戦は①帝国の諸侯は(王権がMedium以下の場合)開戦事由に則って事由に宣戦が可能、②帝国外の諸侯はいかなる場合でも帝国内の諸侯には宣戦できない(戦争をする場合は帝国自体と戦火を交える必要がある)という極めて不公平なものなので、中小国相手には一方的に攻め込む事ができます。   なお、アンコナやボローニャは将来の併合も見込んで近親を送り込みましたが、無思慮に時間を進めると、逆にRudgerやGautierに与えた封土を奪われることにも繋がり兼ねないことに後から気がつきました。なお、BonaとRuprechtは運よく恋愛関係となり、なおかつ互いにKindのtraitを持つことで常に相互のOpinionが100を維持するような状況で、次々と子宝に恵まれました。

領主との結婚

領主と結婚した廷臣は領主の領国の移動してしまい、閣僚に起用したり、領地を自由に与えたりできなくなってしまうので注意してください。これを防ぐために、Rudgerにはプロヴァンスに付属する男爵領を、Gautierにはサヴォイア伯領を与えています。今後、「サヴォイア家」という表現が出てくることがあるかも知れませんが、これは「猛牛」Gautierの子孫の家系のことです。


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