6代目当主のGoshtasbです。兄さんが亡くなったので急きょ後を継ぐことになりました。
Goshtasb、あなたが成人するまでお母さんが代わりを務めるから安心してね。
お前が気にすることじゃないわ。それよりもたくさん勉強して立派な大人になりなさいね。
母の心配も杞憂で終わり、Goshtasbはその後不慮の事故(意味深)に合うこともなくすくすくと育ち、無事に成人を迎える。
まあ、あんな小さかった子がこんなに立派に育って…。本当にうれしいわ。
この若き当主のもとでBavandid家は復権への道を歩んでいくこととなる。
新当主の成人後の能力。優秀に育った。外交能力が特に優れている。
あなたのお父さんもお祖父さんもそんなこと言ってたわね。この家の当主になるとどうしてまたそんな大それた野心を持ってしまうのかしら…。
西暦982年末。成人してすぐにGoshtasbは行動を起こした。分家によって長らく奪われていたTabristan公の地位の奪還のための工作を開始したのだ。
時には金を握らせ、時にはその巧みな話術(外交19)で説き伏せた結果、多くの賛同者を集めることに成功する。
その結果、奪還のための準備は無事、整ったのであった。
下準備完了。
準備は整った。だが、まだ事は起こさない。機が熟するのを待つんだ。
Goshtasbの目にはTabristan公の先、ペルシア皇帝への道筋がはっきりと見えていたのであった。
何か生き急いでいる気がするけど大丈夫かしら…?こういう時ってだいたい事を成す前に死ぬのよねぇ。
西暦988年、遂に時は訪れた。
公爵位だけでなく領地も奪ってやる。
分家の分際で、本家の地位を奪って上に立ってるとか常識的に考えておかしいよね?返してよ。
無知でごめんよ。事実が歪曲されたものが本家では伝わってたみたいだわ
宣戦布告とともに戦の幕は切って落とされた。
資金は潤沢にあるからいつでも傭兵を雇えるし、兵数でも勝っている。この戦、負ける要素が無いな。
戦は終始、Goshtasb側が優勢のまま推移した。
そして西暦990年5月12日、戦はGoshtasbの勝利によって幕を閉じ、GoshtasbはTabristan公に即位した。 元Tabristan公は領内から追放された。
そういえば公爵になったんだから余分な領地は配下に与えたらどう?
あら、あなたたちはBavandid一族の男中で唯一ゾロアスター教を信仰している2人じゃないの!
彼らを伯爵として取り立てるんだ。これからはできるだけゾロアスター教徒を引き立てていこうと思う。これはその1歩さ!
うん。Bavandid家はゾロアスター教を守っていかなければならない。これからは少しずつ信仰の回復を行っていくよ!
アッバース家のカリフの行ってたシチリア島へのジハードが成功したみたいね
多分謎の辺境部族(笑)に敗れたのでしょう、退廃が100まで溜まってたみたいだから。
それで公爵に転落したからあの恰好になったわけか…。たまげたなぁ。
かくしてイスラム世界は群雄割拠の戦国時代へと突入したのであった。
まあ、母さんの言うとおりだな。考えすぎても仕方ない。今はペルシア帝国再興の夢のために頑張るのみ!
よし!アッバース帝国の崩壊でできた弱小伯国の領地を奪ってやるぞ~宣戦布告だ!
テンテレレン
西暦993年9月某日。Goshtasbは突然この世を去った。 彼の代で再びBavandid家は公爵位に返り咲いた。 夢に向けて懸命に頑張り、Bavanndid家飛翔の狼煙をあげたこの人物のことを誰も忘れないことだろう、多分。