AAR/ペルシア奮闘記

はじめに

Hazarasp.jpg 祖父の死により新たに即位したHazarasp帝である。

Manushihr.jpg (自分で自分に帝をつけて名乗るとは…)AAR相談役のManushihrです。よろしくお願いします。

Hazarasp.jpg Manushihrよ。早速だが俺は皇帝だ。俺のやりたい政治をやらせてもらうぞ!

Manushihr.jpg ちょっとお待ちください!!そのことに関しては先帝よりの遺言がございます。

Hazarasp.jpg じいちゃんの…!?

Manushihr.jpg 先帝は陛下に、独断で事を決めずに必ず重臣たちに諮問するように言い残されました。

Hazarasp.jpg はあ!?

Manushihr.jpg きちんと従ってもらいますよ。

Hazarasp.jpg ちょっと待て!独断で決めて何が悪い!!俺は皇帝だぞ!?

Manushihr.jpg だからなんですか!国は陛下だけのものではありません!!諸侯のものでもあるんです!きちんと話し合って決めてこそ諸侯も納得し、国の調和は保たれていくんです!!

Hazarasp.jpg それでは時間がかかりすぎる!そんなことでは罠にかかった大魚も逃してしまうぞ!

Manushihr.jpg 別に良いではありませんか。大魚を狙うよりも、時間をかけてコツコツと確実に小物をとっていく方が国のためにはベストなのです。

Hazarasp.jpg 実にくだらん!華がない。

Manushihr.jpg 統治者というのはそういうものですよ。

Hazarasp.jpg あーあー。やる気が出ないわ。

Manushihr.jpg そもそも、陛下はどうしてそんなに独断で事を決めたがるのですか?

Hazarasp.jpg 自分の欲に忠実だからだよ。

Manushihr.jpg …は…!?

Hazarasp.jpg あれが欲しい、あれを食べたい、あそこを攻めたい、あいつから領地を没収したい。そういった欲や本能からくる衝動に俺は身を任せるのが好きだ。

Manushihr.jpg ……

Hazarasp.jpg 衝動に突き動かされるからこそさっさと事を起こしたくなるのさ。それが独断だとか専横だとか言うやつもいるが、勝手に言わせておけばいい。

Manushihr.jpg ………

Hazarasp.jpg 俺は人間としての本能に忠実な、最も人間らしい皇帝でありたいと思う!

Manushihr.jpg …………(何言ってんだこいつ)陛下のお考えはよくわかりました。ですが、先帝のご遺言には従っていただきますよ!

Hazarasp.jpg …チッ。わかったよ。

Manushihr.jpg …(とんでもない奴が皇帝になってしまった。早くなんとかしないとまずい気がする)。

 

かくして、自分の本能と欲に忠実な、史上最も「人間らしい皇帝」Hazaraspは即位したのであった。

24話その1.jpg
Trait的には性格は悪くはなさそうなのだが…。

悪帝には悪妻がつきもの

24話その2.jpg

Hazarasp.jpg ぐへへへへ~。恋をするっていいものだなあ。

Manushihr.jpg …陛下

Hazarasp.jpg な、何だよ!まさか恋愛までいちいちお前らに図らないといけないっていうのかよ!?

Manushihr.jpg いえ、違います。私が言いたいのは、陛下には婚約者がいるのになに別な女と懇ろになってんだよ!ということです。

Hazarasp.jpg 何だ…そんなことかよ…。彼女は側室にするから別にいいだろ!

Manushihr.jpg それをこの方の前でも言えるのですかな?どうぞ、お入りください。

Jamileh.jpg 失礼するわ。

Hazarasp.jpg 誰だこの女は?

Jamileh.jpg あら、それが未来の妻に言う言葉なの?

Hazarasp.jpg はぁ…!?まさか…。

Jamileh.jpg そのまさかよ。私は陛下の婚約者Jamilehよ。先帝の娘で、陛下とは叔母と甥の関係にもあたるわ。

Hazarasp.jpg な、何しに来たんだよ!

Jamileh.jpg いや、ご挨拶にと思って。でも、私はお邪魔のようだったみたいだわね。

Hazarasp.jpg ……

Jamileh.jpg じゃあね

Manushihr.jpg 陛下、何か言うことがあるんじゃないですか?

Hazarasp.jpg Jamileh、ちょっと待てよ。

Manushihr.jpg そうです!まずは謝らないとですよね!

Hazarasp.jpg 俺は自分の欲や本能に忠実だ。

Manushihr.jpg は!?

Jamileh.jpg ……

Hazarasp.jpg 自分の本能に従ったからこそ、君というものがありながら別な女と関係も持った。

Manushihr.jpg …

Jamileh.jpg …

Hazarasp.jpg だがな、その俺の本能が告げているんだ。俺の嫁は君だけだとな。

Manushihr.jpg …

Jamileh.jpg …

Hazarasp.jpg こんな俺でよければ、結婚してください!

Jamileh.jpg いいわよ。

Manushihr.jpg いいのかよ!!

Jamileh.jpg 私も常々思っていたの。私たちはBavandidの一族よ。アラビア帝室よ。権力を有する階層の者たちよ。何をしても許される選ばれた人間なのよ。

Hazarasp.jpg おお!気が合うね!!

Jamileh.jpg 一緒に好き勝手に生きましょう!

Hazarasp.jpg ああそうだね!自分の本能を尊重していこう!!諸侯なんて糞くらえだ!!!

Manushihr.jpg …………

 

かくして、アラビア帝国史上最強の悪皇后が誕生したのであった。

24話その3.jpg
悪皇后Jamileh。天才なんだけどね…。

Saffarid家

Manushihr.jpg あのー陛下、よろしいですか?

Hazarasp.jpg 何だね?

Manushihr.jpg 本話が始まってからずっと、グダグダで全く面白くない寸劇しかやってないような気がするのですが…。

Hazarasp.jpg プレイヤーも本能のままにAARを書いたのだろう(適当)

Manushihr.jpg  はあ…。

Hazarasp.jpg まあ、今までの流れで俺がどんな人物かということがよくわかっただろう?

Manushihr.jpg え…ええ、まあ

Hazarasp.jpg ならば俺の独断での戦も、こいつなら仕方ないか、とあきらめてくれるよな?

Manushihr.jpg は!?

Hazarasp.jpg 俺はSaffarid家にとどめをさすための戦を発令した。すでに我が兵は敵領に進軍しつつある。

Manushihr.jpg な、何勝手なことやってるんですか!?先帝の遺言はいかがされた!?

Hazarasp.jpg ペルシア攻略はBavandid家にとって最も優先されなければならない大切なものである。それは祖父の遺言をもはるかに超越するものである。

Manushihr.jpg …

Hazarasp.jpg お前が口うるさく喚こうが、俺はBavandid家当主としての義務を実行したにすぎないのだよ(ニヤリ)。

Manushihr.jpg まあ、いいでしょう。

Hazarasp.jpg お、随分物分かりがいいな

Manushihr.jpg 陛下のおっしゃられる通り、ペルシア獲得は歴代Bavandid家当主の悲願ですし、何より「ペルシア征服帝」と呼ばれた先帝の遺志でもありますしね。

Hazarasp.jpg うむ

Manushihr.jpg それに、現在の国力的に見ても、もうSaffarid家に敗れることなど絶対にありえないでしょうし。

Hazarasp.jpg せやな!

Manushihr.jpg ただし、もう勝手な行動は絶対に許しませんよ?

Hazarasp.jpg ……わかっておる

 

1283年2月。アラビア帝国はSaffarid朝に対し、インドとの境の要衝Baluchistan地域の割譲を求めて宣戦布告した。

24話その4.jpg
もうSaffarid家もお終いだよ。

ペルシア皇帝を名乗ってはいるものの、Saffarid朝は現在ではペルシアの1地域を支配するのみの弱小勢力にまで転落していた。 Bavandid家にとってはかつては主君であり、独立した後は何度も刃を交えた好敵手であったSaffarid家。 そんな彼らに対しても、Hazaraspは一切の情けをかけることはなかった。

24話その5.jpg
たかが1公爵領程度の動員力しかない今のSaffarid家に対し、容赦することなくアラビア全軍を動員。
24話その6.jpg
圧倒的な兵力でSaffarid領を包囲するアラビア軍。
 

もうアラビア帝国の勝利は確実である。HazaraspはBavandid家の悲願を達成するのは自らであると確信し、満足感に浸っていた。 しかし、そんなHazaraspに釘を刺すかのような一大事件が起きる。

 
 
24話その7.jpg
スンニ派による巻き返し。

Manushihr.jpg 大変です!ウマイヤ家のカリフによるジハードが成功し、エルサレムは彼らの手に渡りました!

Hazarasp.jpg スンニ派だと…!?先々代や先代の時に相当追いつめられたはずだが…。

Manushihr.jpg 近頃どうも勢いを盛り返しつつあるようです。

Hazarasp.jpg 気に入らんな。まあ今はSAffarid攻めに集中しよう。

Manushihr.jpg ははっ

 

Manushihr.jpg 大変です!ジハードの成功に後押しされたのか、領内にてスンニ派信徒の反乱が起きました!

Hazarasp.jpg そんなこといちいち報告しなくて良い。さっさと兵を送って鎮圧しろ。

Manushihr.jpg それが…今回の反乱で中心になって蜂起したのは、Tabaristanの住民だったみたいで…。

Hazarasp.jpg Tabaristan…!?我がBavandid家の本貫の地ではないか!?

24話その8.jpg
Tabaristan地域の住民が中心となって蜂起したスンニ派反乱軍。その数は1万を超えた。

Manushihr.jpg Saffarid家による統治の頃を慕っていた者たちによる反乱のようでして…。

Hazarasp.jpg 理由はどうでもいい!Bavandid家の故郷で反乱が起きるとか、我々の威信に傷がつくぞ!至急鎮圧するのだ!!

Manushihr.jpg ははっ!

Manushihr.jpg ……

Manushihr.jpg (あと、反乱の理由の1つに、現皇帝が嫌いというものもあったがそれは報告しない方がいいな)

 

Bavandid家本貫の地でのスンニ派による大規模な反乱の発生により、アラビア軍はSaffarid戦との2方面戦を余儀なくされた。 しかし、大帝国化しつつあるアラビア帝国にとっては同時に2つの敵を相手取ることなど、最早造作もないことであった。

24話その9.jpg
 
24話その10.jpg

スンニ派反乱軍との戦がSaffarid戦に影響を与えることはなかった。

24話その11.jpg
もうSaffarid朝は我々には勝てない。

戦の開始からたったの1年弱でSaffarid朝は敗北を認め、講和となった。 これにより、Saffarid朝はペルシアにおけるその領土を全て喪失し、わずかに残されたインドにある伯領へと落ち延びていった。 そして、この戦がSaffarid家との数百年にも及ぶ因縁の終焉となったのである。 この戦からしばらくして、Saffarid家はインド諸侯に攻められ、その波乱に満ちた家の歴史に終止符を打つことになる。

ペルシア皇帝への道

Hazarasp.jpg Saffarid朝を倒したことだし、現在の地図を見てみようか。

24話その12.jpg

Hazarasp.jpg こんなにペルシアを勢力下に置いているのに、まだSaffarid家からペルシア皇帝位を簒奪できないか

Manushihr.jpg ペルシア帝国のde jureの8割を未だに支配できてはいませんからね。

Hazarasp.jpg では、Shayan朝を攻めるか。

Manushihr.jpg また勝手に…

24話その13.jpg
というわけでShayan朝に宣戦布告。

Hazarasp.jpg 戦は無事に勝利したぞ。新たにカブールを手に入れた。

Manushihr.jpg これでもまだ、8割には足りません。

Hazarasp.jpg うーむ。

 

1286年

24話その14.jpg

Hazarasp.jpg ペルシア攻略とは全然関係ないが、ハンガリーに対する十字軍が発令されたようだ。

Manushihr.jpg 今のハンガリーの支配者は…あっ(察し)(第23話参照)。

Hazarasp.jpg モンゴルVS十字軍とか胸熱だな。

24話その15.jpg

Manushihr.jpg なお、十字軍はモンゴル軍にけちょんけちょんにされた模様。

 
 

Manushihr.jpg 朗報です!地図をご覧ください!!

Hazarasp.jpg どうした?

24話その16.jpg
赤枠が新たな獲得地域。

Manushihr.jpg 配下諸侯によるShayan朝への独自聖戦が成功し、赤枠の地域を新たに獲得しました!

Hazarasp.jpg おお!やるではないか!!

Manushihr.jpg なお、その直後にShayan朝はSyr Daryaという遊牧民の勢力に攻められ、滅びました。

Hazarasp.jpg oh…

Manushihr.jpg どうしますか?

Hazarasp.jpg 決まっているだろう。Shayan朝の仇をとる!

24話その17.jpg
というわけで、遊牧民勢力に宣戦布告。

Manushihr.jpg 我々は勝利し、遊牧民どもよりペルシア帝国の領域地域を割譲させました。

Hazarasp.jpg うむ。そして、遂に可能になったわけだな…

24話その18.jpg
ペルシア皇帝を名乗ることが…。

Bavandid朝ペルシア

西暦1306年6月。HazaraspはSaffarid家に代わり、自らがペルシア皇帝に新たに即位したことを宣言した。

24話その19.jpg
遂にこの時が来た…。Saffarid家は1伯爵からやり直せ。

ゾロアスター教によるペルシア帝国の再興に、ペルシア中がお祭り騒ぎとなった。 ペルシア帝国が再興されたのなら、ゾロアスター教も組織としての体系を取り戻さねばなるまい。 Hazaraspは全ゾロアスター信徒を統括する宗教指導者として、新たに大神官を設けた。

24話その20.jpg
正直、皇帝が宗教指導者を兼任できた方がいい気がする…。

また、皇帝直属の騎士団が新たに組織された。 この騎士団は、皇帝の命に従い、ゾロアスターの信仰に服さない異教徒を討伐することを目的としてつくられた。

24話その21.jpg
ゾロアスター教にも 宗教騎士団がついに来た!
 

人々は伝承されてきた古き良きペルシアの復活に歓喜した。 このままこのゾロアスターの大帝国は、世界を征服してしまうのではないか。このような妄想に心躍らされた。 しかし、しょせんそれは幻にしか過ぎなかったのであった。

「もっとも偉大な悪行」

Manushihr.jpg 失礼します。

Javeed.jpg よう

Manushihr.jpg これはこれはシリア王。陛下にお祝いのご挨拶ですかな?

Javeed.jpg まあそんなところだ。では陛下、私はこれにて失礼します。

Hazarasp.jpg うむ。

Javeed.jpg シリア王か…。そう呼ばれるのもこれで最後なんだろうな(ニヤニヤ)

 

Manushihr.jpg 陛下、シリア王はどのようなご用件で参られたのですか?

Hazarasp.jpg うむ。実は彼から素晴らしい提案をもらったのだ。俺はそれを実行しようと思う。

Manushihr.jpg 素晴らしい…提案…?

Hazarasp.jpg こういうことだ。地図を見よ。

24話その22.jpg

Manushihr.jpg ( ゚Д゚)

Hazarasp.jpg 我が帝国は広大化しすぎた。

Hazarasp.jpg このような広大な領域を円滑に統治するなど、不可能だ。

Hazarasp.jpg 俺はシリア王のこのような提案に賛同し、彼を新たにアラビア大総督(皇帝)に任命した。

Hazarasp.jpg 以後Bavandid帝国は、俺(ペルシア皇帝)とアラビア大総督による「連邦」制となる。

Hazarasp.jpg 安心しろ。アラビア大総督はあくまでも俺の部下としての立場にある。「連邦」制は素晴らしい。これでどんどん勢力拡大しても完璧な統治が行えるな!

Manushihr.jpg あのー

Hazarasp.jpg 何だ?独断で勝手に決めたことに対する文句か?

Manushihr.jpg まあ言いたいことは色々とあるんですが…まず…

Hazarasp.jpg 何だ?

Manushihr.jpg まだSaoshyantになってはいないのですが…

Hazarasp.jpg ……あっ

 
 

かくしてゾロアスターペルシア帝国再興という偉大なる出来事が起きると同時に、「最も偉大な悪行」も行われたのであった。 事実上2つに分裂したBavandid帝国は果たして、今後どうなっていくのだろうか

プレイヤーより

・ペルシア帝国を再興したなら、ペルシア皇帝1本でやっていきたい ・元々、アラビア帝国は一時的にスンニ派に改宗するというプレイヤーチートを行わなければ手には入らなかったことを気にしていた ・なので、ゾロアスターの信仰を守るという目標を達成できなかったことへのペナルティ ・正直、大勢力になってどこからも攻められなくなったので飽きてきた

以上より、アラビア帝国を一時的に手放すことにしました。 この後、再びアラビア帝国を吸収するかは、ゲームの展開に任せます(もう完走していますが、ネタバレになるのでどうしたかは言えません)。 新生Bavandid帝国の今後にご期待(?)ください。


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