遥々東の彼方から旅をしていた一匹の狼がいた。 狼が二つの川が交差するミンスクと呼ばれる土地に足を踏み入れた時のことだった。 人の赤ん坊の鳴き声が狼のぴんと尖がった耳に入る。
狼は雌だったので人の赤ん坊に乳をやった。 獣は理屈には従わない。 ただあるがままの本能に突き動かされて赤ん坊が自立するまで世話をした。
赤ん坊が成人してから数百年の時が過ぎ、旅をしていた狼は再びこの地へ帰ってきた。 彼女が世話した赤ん坊は成人した後に群れ(一族)を為し、dregovich(ドレゴヴィッチ家)と名乗っているという。 ドレゴヴィッチ家は狼の紋章を旗印にこのminsk(ミンスク)と呼ばれる土地一帯を支配している。
東からはかつて彼女の番いだった蒼き狼の遠吠えが鳴り響く。 果たしてこの狼の一族は生き残ることができるのか? それとも狼に育てられた双子、ロムルスとレムスの帝国のように無残にも崩壊するのか。
…古き神々は見ている。 獣達もまた、人々を見つめている。
おや、そこにいるのはシバドッグではありませんか。
何百年ぶりだい?
貴方が気まぐれで救った子供の一族が今やこの土地で幅を利かせている……が、非常にピンチのようだよ。
(訳:プレイ国をやり直し無しのランダム選択一発で選びました)
わたしが口出しするのは構いませんかな?
少しばかり冒険をしてみたくってね。
兄は大首長で俺はその部下の首長。
なんで俺がアイツの下につかないといけないんだ!
キェェェェェェアァァァァァァネズミガシャァベッタァァァァァァァ!!!
や
もおりますので珍しくないでしょう。
(プライバシーに配慮して目線を入れております)
細かいことはお気になさらずに。 まずは共に状況確認でもしようじゃありませんか。
俺はヤロポルク。ミンスクの首長をやってるぜ。
妻は地元の司祭。
26歳にして子供が二人いる一般的なダンディガイさ。
<特徴> Chaste(貞節)/ Temperate(節制)/ Cynical(冷笑的) / Content(充足感) Flamboyant Schemer(華麗な策士)
冒頭では文句をいっちまったけど、それなりにこの生活には満足いってるんだぜ。
策略以外は平凡なお人ですな。
そういえば弟はどちらにいるんだい?
馬鹿な弟はノルドからやってきた外国人についていっちまった。
そういえば久しぶりに弟から手紙を貰っていたな。
Dear my お兄ちゃん♪ お兄ちゃんそこどいて。お兄ちゃん殺せない!
なんか開始1ヶ月で宣戦布告食らった挙句に、弟の上司に包囲されているお兄ちゃんです…。
カリスマ系キングdyreさん。
ヤロポルク殿がかませ犬だとしたら、キングDyreは「ガイアが俺に輝けと囁いている」って感じの立派な狼ですな。
呆然と時が過ぎ去るのを待つ日々
オレ オマエ マルカジリ シナイ
オレ ノ テシタ ニ ナッテ ハタラケ
外国語なのでカタコトになっているDyre様
弟は慧眼やったんや!
慈悲深いDyre様の元でオレも賢明に奉公します!!
(即効でゲームオーバーかと思ったぜ!)
兄上の大首長の地位は取り上げられたけれど所領は安堵。
よかったよかった。
とりあえず師弟の教育を上司に任せて媚を売る図。
なんか別世界戦でさぁ、外国人でオピニオンマイナスだと結構すぐ領土ボッシュートされてた記憶があるんだよね。
それに見聞を広めるっていうの?
子供の教育は他人にやらせたほうがいいと思うんだよね。
(訳:君主自らは教育しないプレイ方針だよ)
領土を安堵されたのはいいのだけど、これからはどうするつもりなんだい?
とりあえずDyre様の下でぬくりながら2,3プロビ持ちの領主になりたいんだよね。
でもオレって戦争とか苦手じゃん?
策略高めなんだからplot駆使してみればいいのでは?
ちょっと騎士道にもとる気がしますがね。
久しぶりに帰ってきたのはいいのだが人間の統治方法も大分様変わりしたんだな
やはり心配になってアドバイスしてあげることにしたのですか?偉大なる狼。
ただ技術研究とかも「一分野に焦点当てて研究速度をブースト」から「溜めた技術点を、好きな分野にいっぺんに投資」に変わってないか? 後傭兵の相場も上昇しているようだな。
傭兵というのはこの乱世で最も需要のある職業ですからね。
技術はゲーム的ににわかりやすい方向に変化したのでしょう。
シミュレーターとしてのゲームと、楽しさとしてのゲームとの両立が成されているのか楽しませてもらおうじゃないか。
869年 / 心労が祟ったのか上のお兄ちゃん死んだ。
兄弟の絆はかくあるべきかな。
さすがのヤロポルク殿といえど兄上の死は悲しいものと見受けられる。
まだ成人していない甥っこどもがDyre様の役に立つわけないじゃないか。
ここは一族の長としてオレ様がぼっしゅ……じゃなくて後見人として預かっておかねばなるまい。
そうはいっても直属の上司でもなければ領土を略……じゃなくて預かるなんて真似できませんぞ…?
貴方方はまだややこしい相続法を用いていません。
準親族分割相続制の部族がほとんどのようですな。
英語名 | CF版日本語訳 | 条件 | 継承 |
---|---|---|---|
効果,評価補正 | |||
Gavelkind | 分割相続制 | 無し | 子供が上位称号から年長順に分割相続 |
http://ck2.paradwiki.org/index.php?%E5%90%84%E7%A8%AE%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%2F%E6%B3%95%E5%BE%8B (EU4wiki 各種データ/法律欄より抜粋)
とりあえず領地が一つなら長男が相続。
男子がいなければ女子でも相続権利があるようですな。
貴方の父上は3つの領地を持っていたから死後、均等に兄弟3人で分けたのでしょう。 (つまり男女平等という点を除けば現代日本の相続とほぼ同じ)
……あれ?待てよ……ならこうして……こうすれば……ひらめいたぞ!
偏執狂となったヤロポルク。その目は暗く濁っている。
甥×2と姪には恨みはないが……一族を強く保たなければ将来はないのだ!
飛べ!小鳥ちゃん、飛んでしまえ!
ああ、彼は鳥ではなかったんだな…可哀想なことをしたよ。
あんなに可愛かった甥っこが事故で死んでしまうなんて…メソメソ…(ニヤリ
そら欝にもなりますわ。
とりあえずplotの感覚を思い出すために使ってみたわけだけど。
対象国の密偵頭。賄賂を贈った。
続けて姪っこもハンティング中の不幸な事故で死亡。
対象国の密偵頭をplotに誘い込めればすごいパワー得られるね。
100%以上プラスになったよ。
密偵頭の素養がある人と陰謀スキルが高い人は特性的にウマがあうようですな
君主との仲が悪ければ抱きこめる可能性は大ですぞ。
ただこれ、逆に自分の密偵頭抱き込まれると暗殺されるってことだろ…。
能力高くてもopinionマイナスまでいってる密偵頭任命しないほうがいいよな。
姪っこ暗殺バレタ。
最後のターゲット(ホモ)
叔父に狙われる恐怖からか臆病で欝でホモになってる…。
けどこの世界のホモって普通に子供作るし、ファッションホモだよな。
バイバイ。
偏執的に領土欲を満たしたヤロポルクはここで気付きました。 なんとなくplot試したくて暗(?)殺3連発したものの、相続法を変えないと領地は子供達の間で分散してしまうという事実に…
なんだこの虚しさ……。
おいたんと慕ってくれた可愛い甥と姪をなんでオレは殺してしまったんだ。
狼の長、貴方は取り返しのつかないことをしてしまったのですよ。
この後悔からヤロポルクはドレゴヴィッチの長に対して家訓を残しました。
「長は一族のものを手にかけてはならない」
例え反乱を起こされたとしても、狼のリーダーは守るべきものを見失ってはならなかったのです。
ここで村娘のようにメソメソと泣いて余生を過ごすわけにはいかん。
一族繁栄の為にオレは立ち止まってはならんのだ!
傭兵を雇う金は貯めた。
背後はDyre様のヌクモリティで万全。
敵はリトアニア大首長 / 他所と戦争中
弟もいるがもう一族暗殺はやらん!
子供に分け与える領土は他所から奪ってくれるわ。
弟も自領にclaimつけてた兄の偏執が外に向いて一安心。
やはり冒険は外に向かっていかなければ!
私も弟君同様加勢しますぞ!
一族の力を結集して無事勝利。
さあ元リトアニア大首長。
オマエの領土は全部子供にわけてくれるわガハハ!
886年 / あれ…?
Dyre様の温もりから解放されて独立しちゃったよ。
しかも領土増えてないんだけど。
SubjugationCBで宣戦布告すると対象国の領土は奪えませんぞ。
貴方の兄上もDyre殿に同じCBで宣戦布告されたから従属して領土を安堵されたのです。
それでDyre様と同じ大首長の地位を得たから独立してしまったと…?
こうしてドレゴヴィッチ家はリトアニア大族長になってしまいました。
Dyre様の保護の下で成長、ゆくゆくは乗っ取ってロシア王になるつもりがなんでこんなことになったんだろう。
父から大首長の地位を譲り受けた兄が羨ましくて仕方が無かった。
なのに、いざその立場になってみるとなんとも心細く辛いのだろうか。
…かつてドレゴヴィッチ家の犬は群れを率いる狼に憧れていた。
犬は成長し、自らの力で群れを率いる狼となった。
しかしリーダーが背負う重さは犬が憧れていた名誉や誇りと引き換えにしても重すぎるものだった。
そのことにかつて犬だった愚かな狼は群れを率いる立場になって初めて気付いたとさ…。
オレ……いや俺はもう後悔はしない。
手にかけてしまったものを背負っていくことが一族の長の役目。
それが例え苦しみに満ちていようとも、投げ出すことはもはや許されないのだ。
鼠の友よ。 こんな俺でもついてきてくれるか?
何を今更。
友は素晴らしい人生と冒険に必要不可欠。
この二つを捨てるなど、我が名誉に疑いのかかるところ間違いなし。
ヤロポルク達の戦いはこれからだ! アイソーポス先生の次回作にご期待ください。
アイソーポス物語 第一話 「馬に憧れたロバ / 狼に憧れた犬」完
だって想像以上に覚えてなかったんだもん
英語も読めないからSubjugationの意味もわかってなかったし。
Dyre殿に攻め入られた時は普通にゲームオーバーと勘違いしていたようだね。
とりあえず追加ルール(家訓)で暗殺&Plotはドレゴヴィッチ家の一員には使わないよ。 そもそも陰謀家っぽいRPの為だけにお試しでやったようなもんだしな。
それに2.1以前から変化もいろいろあったが昔よりもwikiのデータが充実しているしなんとかなるさ。
特にスーパープレイもなく、行き当たりばったりで進めていくつもりなのでよろしく頼むぞ。
<今回思い出した&新たに覚えたこと一覧> ・技術の仕組みが焦点型から投資型に変わった。 ・陰謀は密偵頭を抱きこむとベリーグッド! ・SubjugationCBでは直轄領は増えない。(別宗教相手なら増えるのか?) ・会戦で手に入る戦勝点がかなり多くなった。 ・プレイ国選択時の効果音をテンポよく鳴らすとタイトル画面のBGMイントロになる。
見える人には見えるが見えない人には見えない。 世界を旅するトーテムなのか精霊なのか古き神々の一員なのかよくわからない存在。 お鼻ツヤツヤなのが自慢。
カピトリヌスの雌狼ごっこができるので雌らしい。
喋る鼠。 一般的に物語における鼠はトム&ジェリーのトム同様に頭が良い。 そしてファンタジー界におけるサブポジション(ex:ロードオブザリングのサム等)は非常に心がイケメンである。