とある日のヴェネツィア共和国。
「ときにぬし様よ。ここに店を開いてはや10年、暇で暇でしょうがないのじゃが」
「商売は軌道に乗ってきたし、子供も出来た。俺はこのままでも楽しいけどな」
「……そろそろわっちらも、上役を目指す時がきたのではないかや」
「……さ、さすがぬし様じゃ、実はちとりんごを買いすぎてお金が……の」
「お前のことは何でもわかるからな。それじゃ少しばかり調べてくるから、その間の店番を頼んだぞ」
1か月後
「これをみてほしい。商業共和国は5大ファミリーで運営されていて、プレイヤーはその一つのファミリーの長になれる」
・ファミリー毎に与えられる宮殿(Holdingのようなもの)をアップグレード ・交易所の建設、アップグレード ・選挙のために選挙資金を溜め込める
「宮殿や交易所に関する説明は後に回して、今回は選挙について話しておこう」
「選挙で勝利し総督になると、共和国の全ての権利を掌握することになる」
「それはあれか、金や軍事を好き勝手に利用できる王様、皇帝のようになれるということじゃな」
「概ねそんな感じだ。都市からの収入は全部自分のものになり、兵士を自由に動かすことも可能になる」
「別の長が総督になり、負けたものは次の選挙のためにお金やお金やお金を貯めることになる」
「勝利するには尊敬を集めなくてはいけないが、これには以下の項目が関わってくる」
・年齢 ・名誉 ・選挙資金
「要は雄として魅力的ならいいわけじゃな。選挙資金は多ければ多いほどいいのかや?」
「そうだ。若くて名誉がなくても、資金さえあればどうとでもなる。ただ、資金は選挙ごとに無くなってしまうので、計画的に積み立てる必要がある」
「今回は5大ファミリーと選挙について勉強したが、大事なことなのでよく覚えておけよ」
次回「狼と建造物」(仮)