初心者による初心者のためのブルグンド王国

本章の登場人物

matilda3.jpg プロヴァンス女公Matilda felipe2.jpg 夫・アラゴン王子Felipe rudger.jpg 長男Rudger gautier.jpg 次男Gautier 

プロヴァンスの猛牛 (1118年)

gautier.jpg 母さん、帰ったよ。 matilda3.jpg お帰りなさい。すごいじゃない。初陣とは思えない働きだったそうね。 gautier.jpg ぬるいよ、母さん。サヴォイア公なんかうちの敵じゃないって。 matilda3.jpg そんなことないわ。初陣は誰でも戸惑うもだから。 gautier.jpg そうかな。今回は進軍して、包囲戦をしただけだから誰でもできたと思うけど。 matilda3.jpg 何をいってるの。初陣で総大将を務めただなんてそれだけでボソン家始まって以来の猛将だって持ちきりなのよ。     まあ、元帥のOttoとあなたを除くと全員が戦術スキル一桁といううちの陣容にも問題はあるのだけど。。。 &ref(): File not found: "rudgar.jpg" at page "初心者による初心者のためのブルグンド王国/プロヴァンスの猛牛"; 母さん、弟ばかり褒めてずるいよ。。。 matilda3.jpg もう。妬いてるの?お兄ちゃんらしくしなさいな。少なくとも戦場はあなたの生きる道じゃないわね。 Rudger:それは分かっているよ。だけど……。 gautier.jpg そうだ、母さん。ドーフィネ公の紋章って知ってる?   &ref(dauphine.jpg)   matilda3.jpg 当然よ。前皇帝があれを着てきた時には笑ってしまったわ。イルカの紋章だなんてね。 gautier.jpg そうかなぁ。俺は、あれ、格好いいと思うんだけどな。 matilda3.jpg 格好いい?あいつらは仮想敵国なのよ。 gautier.jpg 格好いいに敵も味方もないんだって。母さんは分かってないなぁ。     それはそうと、今回のサヴォイアの包囲戦のあいだ暇だったから考えたんだ。   &ref(pig.jpg)    gautier.jpg どう、これ?我が家の紋章にと思ってね。 matilda3.jpg ……。要するに、動物つながり、ってことよね。 gautier.jpg そう。ラテン語でウシをBosっていうよね。それをウチの家名とかけてみたのだけど……。 matilda3.jpg ……。 gautier.jpg プロヴァンスの猛牛!格好いいと思うんだ。 rudger.jpg ……。Gautier、いいけど、その絵はブタだと思うよ。 gautier.jpg え?そうなの? matilda3.jpg うん。。。 gautier.jpg うっそーーー!!     ……。ま、いっか。 matilda3.jpg あなたは軍事能力は申し分ないのだけど、オツムが弱いところが玉に瑕ね。 gautier.jpg 分かってるって。だから、次の戦争が待ち遠しいな♪     また攻めるんでしょ?あとふたつ国を落としたら、母さんも晴れてブルグンド女王さ。 rudger.jpg あせるなよ。戦争には大義名分が必要だからね。それを捏造する工作に時間がかかるのさ。 matilda3.jpg そうね。外交13の外務大臣では戦争は10年に1度くらいしかできないのよ。

felipe2.jpg は、は、はくしゅん。     風邪かな。。。

matilda3.jpg だけど、今の問題はそこじゃないの。 rudger.jpg え?と、いうと……。 matilda3.jpg 皇帝ruprecht.jpg が王朝交代のごたごたに紛れて、王冠の権威を上昇させたのよ。     これで帝国の陪臣同士が領土を求めて戦争することができなくなったわ。 gautier.jpg それじゃあ、戦争はなしなの? matilda3.jpg 大丈夫よ。帝国外との戦争は自由だから。 gautier.jpg そうか!よかった!またこの紋章が活躍できる機会があるんだね! matilda3.jpg それ、本当に使うつもりなのね。 gautier.jpg 当然!


戦争と婚姻

CK2で自勢力を拡大するための方法には大きくわけて「戦争」と「結婚」があります。まず、戦争ですが、戦争で領土を獲得するためにはその領土の領有が正当であることを主張する必要があります。たとえば「異なる宗教の為政者から開放する」、「前王の死去に伴って間違った相続がなされた事を修正する」などの大義名分を掲げて戦うのです。以前紹介したde jureによる宣戦もその一種で、さしずめ「古来この土地は王国の一部である」というようなことを主張しています。(de jureを主張して戦争を仕掛けながら、別の土地では他王国のde jure内の領土を領有しているのだからダブルスタンダードですが、外交などというものは古来そういうものです。)

もっとも簡単に大義名分を得る方法は、外交官を派遣して領有の正当性を「捏造」することです。聞こえは悪いですが、中世はコンスタンティヌス帝の寄進状やら、ルドルフ4世がオーストリア大公を自称するにあたって根拠として示した大特許状などの偽造文書が製作された時代ですから、伯爵領ひとつ程度の領有権を捏造することくらい、かわいいものとも言えると思います。捏造は1プロビンスごとに行う必要があります。これに時間がかかるので、捏造による拡張はどうしてもテンポが遅くなります。所要時間は外交官の能力次第ですが、平均的には10~15程度だと10年程度、20~と優秀な外交官であれば5年程度です。

戦争は帝国外の独立勢力か同じ帝国内の陪臣同士で行うことができます。(自分が王国に所属している場合は帝国を王国に読み替えてください。)このなかで、独立勢力を相手とした宣戦布告は自由にできますが、陪臣同士の戦争が可能であるかは、帝国の法律次第です。具体的には、王冠の権威が「低」以下であれば陪臣同士の私戦が自由なのですが、「中」以上になると原則禁止となります。(「原則」というのは例外があるからでPlotを利用して開戦したり、他者の戦争に介入することは可能ですが、直接的に領土は獲得できません。)

ブルグンド王国の現状

&ref(burgundy.jpg)   1118年のブルグンド王国のde jureを示しています。ブルグンド王を名乗っている人物は存在しないため、この領域にある17のプロビンスのうち9つ以上を獲得することができれば、晴れてブルグンド王を名乗ることができます。Matildaは現在7つのプロビンスを領有しているので、あと2つ増やせれば女王を名乗れますが、王冠の権威の上昇により、通常の戦争でそれを実現することは困難になってしまいました。


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